ま・・ で始まるメディカルハーブのご紹介です。
このページは、ハイビスカスが、2011年6月から現在(2014年8月4日)に至るまでの間、 「ハイビスカスのブログ・メディカルハーブのよもやま話」と題して、
http://hildesroom.cocolog-nifty.com/blog/ ページに投稿したブログの記事です。 新ブログページの開始に当たり、過去にお披露目したメディカルハーブの名称(英名)、一般名称・・を、「あ」~「わ」に分類し、掲載したものです。
マイタケ
(第7話 2011/06/12 )
マイタケ(●^o^●)・・ルンルンと題して
そう、これこれ、このマイタケね、
煮たり・焼いたり、大抵の料理で供される、あのマイタケね
りっぱなメディカルハーブとして、辞典にのっているのですよね~
語源は、鳥が舞うような姿から「舞う茸」と言われた事に発すると聞いてはおりますが、野生の大きく育った子実体の姿がまるで人々が集まって踊っているようだったから・・という説と、生えているビラビラのキノコを発見した人々が喜んで舞いあがったからという説など、色々聞いてます。
「今昔物語」にも記述がありまして、マイタケを食べて精神異常を来して舞い踊った人々が出た事からそのキノコを舞茸と呼んだと書かれているらしく、でもその物語の茸は今日の様なマイタケではなく、幻覚キノコだったらしいけどね。
マイタケは、中医学でも、上・中・下で言ったら上の部類に位置する薬として珍重されてきたそうな・・・
< マイタケ >
学名:Grifola frondosa、英名:Maitake、
科名:サルノコシカケ科
英名:マイタケ
使用部位:子実体と菌糸体
ちなみに、マイタケは傘を持っていないけど、あの色のついたビラビラの部分が、子実体の部分かと思われまぁ~す。それにしても、英名が“マイタケ”って知ってた・・・とすると、昔っから、爺さんも婆さんも子供もみんなアレを「マイタケ」➡英語読みしてるってわけよね、すごい
マイタケは、サルノコシカケ科で、傘を持たないキノコ・・・・ビラビラのひだを重ねた様子は、見てくれの姿だけじゃなくその分子構造もビラビラしているんですよね~(見たくないけど一応、ご紹介しておかなくては・・・)
テキストの図を入れてみたけど・・どよっみえますかね?
糖が延々連なってて・・・「舞う茸」どころか「舞う糖」って感じですけどね。
成分に多糖類(β-グルカン)を含み、なんとこれが、免疫賦活作用とか、抗ガン作用を持つと言われ、マイタケエキスと抗がん剤を併用する事によって、投薬量を減らしたり、副作用の軽減とかに利用されているんですってよ
すごいですね~それに、なんとなぁ~く、学名がフロンドーサッ・・って、結構な学名だとも思いまっせ❢❢
他の成分としてはタンパク質・食物繊維・菌類コレステロール(エルゴコレステロール)・ビタミン(D、ナイアシン)・ミネラル(カルシウム・リン)などが成分として解かっており、脂質・糖質代謝の調整作用を持つことから高脂血症、糖尿病などの生活習慣病予防に適応があるんですけどね、もちろん食物繊維も含むから、腸内環境(ダンディなライオンの時に勉強しましたよね?)を整える作用も有るってわけね
人間[動物]にはコレステロールがあるけど、植物にもフィトステロール(前にβ-シトステロールとか出てきましたよね?ソウパルメット、ネトルの項参照)が、キノコなどの菌類にも菌類コレステロールがあるって不思議に思いませんか?
4億5千万年前でしたっけ?生物が地上に現れたのは・・・・種の起源っていうヤツね。ちなみにフィトステロール(植物ステロール)は、動物ステロールの代表であるコレステロールの腸管からの吸収を抑制する働きがあるので、人間の脂質代謝も調整してくれるって事なの。それに、コレステロールは止どまってはいれないのです(時の流れと同じ・・・涙・・)常に組織と肝臓を行き来している(落ち着きが無い)血管の中をうろうろしているわけね。
サラ~サラ~~と、血管の中を流れてくれれば文句ないんだけど、時として血液の粘性が高くなると血液はドロドロになってしまい、そうすると血管壁にコレステロール等が付着して、血管内腔が狭くなって、挙句・・・血流が悪くなったりして血圧がしてしまうわけ(血圧がする原因は他にもいっぱいあるのですが、今はこれだけで・・・)生活習慣病への道に至るって事に・・・だから、マイタケに含まれる成分は生活習慣病の予防効果があるっていうのは、ここら辺の調整機能が働くからって事なんですよね。
メディカルハーブの服用法としては、生マイタケまたは乾燥マイタケを食材として摂取するとか、必要に応じて、マイタケ製剤をサプリメントとして摂取します。生を料理でいただくのが、手軽で良いかもね
それと、高血圧の事なのですが・・ってマダマダ語りたいのだけどね・・・ハイビスカスのブログ“長い”って(せま~い)世間で、か~な~り不評なのねなので、マイタケの紹介は終わった事だし、今日はこの辺でおわりとすっかな❤
じゃまったね~ん
マカ
(第16話 2011/06/22 )
マカってホンマかぁ~ナンチャッテ本間でぇ~す。
まじめに行こっと・・
学名: Lepidium meyenii・・読み方は、レピデゥウム メヤニル
英名: Peruvian ginseng)
和名: まか マカ
科名: アブラナ科
使用部位:塊茎
別名:ペルー人参
学名の、Lepidiumとは、ギリシャ語のLepidion(小さな麟片)からきており、マカが卵型で小さい事から名づけられたそうなのね。
約2000年前には既に、アンです高地で栽培されてて(高地と言っても、標高4000から5000mの高地が適するらしいけどね)人々の貴重な食べ物として、また重要な薬用植物として栽培されてきた歴史があるそうですよ。
アンデス高地といえば、インカ帝国なんかが思い起こされるけど、このマカは、なんとインカ帝国時代から栽培されていた記録があり、特権階級の食べ物として珍重され、「アンデスの人参」といわれ、滋養食として用いられていたとの事。
強烈な紫外線のあたる場所とか、酸性質土壌とか、物凄く過酷な自然環境で育ち、しかも一回マカを植えた土地は、その後は数年にわたって不毛になるとか・・・・それ程大地の栄養分を根こそぎ吸収して育っている植物なんですってよぉ~栄養満点う~~ん納得いたすところ
さらに・・さらに・・・マカは、それだけでは終わらない
乾燥したマカの根は7年間くらいは保存可能なので、保存食としても用いられる代物なんですっていつからか原産国ペルーにちなんでか、別名「ペルー人参」と言われておりまして、朝鮮人参でしょ・・アメリカ人参でしょ・・・・・そしてペルー人参
アメリカ人参、朝鮮人参は、根とか根茎とかが使用部位ですが、このペルー人参は塊茎が使用部位なんですよね。塊ってつくぐらいですからムシャムシャした根は伸びていないのか?と思いきや・・・・かぶの様な塊の下に、太いのと、ムシャムシャと根っこが出ているではありませんか なんか・・・・気持ちワリ~って感じ他に例えるならブルマーから足がニョキニョキって・・・そうですね~ブルマーの下から毛むくじゃらの足が2本でてるっていうんですか~~(マカさんごめんなさい) 足とすね毛を無視すれば、姿は“かぶ”そのものって感じなんですがねハイビの美的感覚は、こんなもんかなぁ~
乾燥後に何年も保存可能とは、実に有益で不思議な植物です。
で、今事情を申せば、ペルー国政府の貴重な外貨獲得資源で、マカそのものを国外に持ち出すことは法律で禁止しているそうで、煮日本に紹介されたのは、1997年に健康食品として紹介されて、歴史的には新しいものなのね(2000年・・・3000年の歴史に比べたらって事よ)こんな事ばっかり話していては大事な事を言えなくなってしまう・・・・
アッ@もう一つ!知ってる
NASA(アメリカ航空宇宙局)が、宇宙飛行士の宇宙食に使ってるって事、持久力向上・抗疲労作用などが、飛行士の体調管理に適応されているんですってさ。マカが日本上陸してから5年後の2002年、今から9年前ですよね~「更年期障害やストレスからくる若年性更年期障害に対して行われるホルモン補充療法のひとつとして、マカの効果が十分期待できるといった発表があったり、2005年には、マウスの実験ではありましたがマカ抽出物には持久力向上・抗疲労作用を有するということが示唆されたり、マウスに高脂肪食とマカ抽出物を並行して与えたら、マカ抽出物には抗肥満作用を有することが見出されたり・・・・当時は随分と騒がれたんだろうな~。
効果効能は?と言えば、必須アミノ酸リジンは、女性の生殖能力を活発にし、受胎能力を調整するとか、アルギニンは、脳下垂体から成長ホルモンの分泌を促進することから女性ホルモンとか男性ホルモンの分泌が促進される・云々・・・・・・・・男女に共通して作用する為、生殖能力の向上にも効果があるのでは?と考えられてもおりますそうな・・・女性の場合は、排卵障害や月経不順が改善されホルモンの分泌を促進してPMS〔生理前症候群〕と更年期障害、ほてりや寝汗の症状を緩和するなど、内分泌系への関与が期待されているんですって。最も、生殖能力向上のメカニズムは明確ではないにしても(動物においては認められている)最近の研究によると、マカエンやマカミド(多価不飽和脂肪酸)などの成分との関係が報告されているとの事ですよ。
いつも、強気に飲んで~飲んで~(飲み物がチガウッ・・)と言ってるハイビスカスも、以前、2~3回しか飲んだ事なくって・・・在庫もありませんそれに、あんまし必要な分野のメディカルハーブではなかったので・・・・経験薄のものを人には積極的におススメはできないなぁ~
・・・おススメ上手になれないもどかしさが、ちょこっと残念
でも、街で「マカ」見かけ時に、思い出していただけたら・・いいかもぉ~(*´з`)ちなみに、必須栄養素を沢山含んでいて、油脂(リノール酸、パルミチン酸、オレイン酸、等の脂肪酸)フイトステロール、アミノ酸(アルギニンなど)、ビタミン(B、C,ナイアシンなど)、ミネラル(鉄・カルシウム・亜鉛など)、グルコシレート類、アルカロイド等も含有してる・・・
何がなんだか・・・カタカナばっかの成分と覚えておいて頂ければ・・・多分、お目見えした当時は、ドラッグストア~のマカ製品の売り切れ続発だった事やろね。
じゃまたね
マシュマロウ(アルテア)
(第86話 2011/09/11 )
<マシュマロウ>
学名: Althaeae officinalis
英名: Marchmallow
別名: アルテア
和名: ウスベニタチアオイ
科名: アオイ科
使用部位: 根部
含有成分:粘液質(デンプンやアラビノガラクタン等の多糖類)、フラボノイド、フェノール類
ペクチン、タンニン
<作用>粘膜保護、局所の創傷治癒
<適応>口腔の炎症に対して(含漱剤・マウスウオッシュで使用する)
空咳や口腔・咽頭・胃腸の粘膜の炎症に効果が期待できたり、皮膚炎や火傷にパップ剤とか軟膏・クリーム剤として使用するなどの方法があるんですって。パップ剤って言うのは、医薬品と水を含む混合物を泥状にしたもので、語源はオランダ語の「粥状の・・」という意味がこめられている・・外用薬の事なんですよね、メディカルハーブハーブを使いこなす方は、トカク容易にトローチ剤とか軟膏剤とかこのパップ剤とかを作って、うま~く暮らしに役立てていらっしゃるから・・・・羨ましいな~~って思うんですけどね。
マシュマロウは昔は、浣腸剤としても、使われてもいたそうなんですよ。ヌルヌル感がよかったのかな??
原産は、カスピ海諸国、黒海と地中海東部沿岸で、6月~8月頃に短い柄束の葉の葉腋に大きな白色またはピンク色の花をつける多年生植物、で、葉っぱの表面に白っぽい軟毛が付いていることから「ビロードタチアオイ」とも言われる事もあるんだそうですよ、(ビロードよ洋服だったらイブニング~ドレスかなで、私だけに注目してという思いを込めて身につけるあのビロ~~ドね・・・おっとっと・・ここのコーナーとは全く関係のない話ね、毎度の脱線スミマセ~ン)
学名のAlthaeaeは、ギリシャ語の、治療をさせる:AlthainoからOfficinalisは薬用種のことで、まさに治療のための植物ってところでしょうかねぇ~。
“マシュマロ”というお菓子の名前のルーツは、このマシュマロウ(Althaeae officinalis)からきているって事は有名な話なんだけどね、マシュマロはこのマシュマロウの根を使って作られていたんですよね~でも、今、スーパーで売られてるマシュマロの袋の記載を見てもこのマシュマロウの記載はないみたいで・・・・今時のマシュマロは別の成分で作られるようになってるみたいなんよね(悲しい~でも、ハイビはマシュマロは、ちょこっと苦手なお菓子でしたから、ホントはあんまり悲しくはないんですよね・・・へへ)でも、歴史をみると、ヨーロッパでは、2000年にもわたって用いられてきた薬用ハーブなんだそうで、テオフラストス(この方は、古代ギリシャの哲学者で、かつ生物学者・・・「植物学の祖」といわれる方、アリストテレスを師と仰ぎ植物の分類や系統だった研究を行い「植物学」を著した方なんですが・・知らないよね~~)は根っこをワインに浸けたものを咳止めに使ってたそうなんですよね。(多分か~な~り~~お酒*お強かったんじゃないかと・・・・・普通~のヒトはワインで咳止め薬つくらないよな~~~って思うでしょ?けどね、昔はお酒もいっぱいこと・・作られたんよね~~修道院って言う場所とかでさ有名なお酒だとアブサン・・・・おっと・・・またまた話が逸れそうだから・・シーですよね
今度、「メディカルハーブとお酒の話」なんてのをやってみたいかも(^。^)y-.。o○あっははははは(←何の笑い?)
話をマシュマロウに戻して・・・
粘液ハーブとしては、他には(68話)ウスベニアオイ(Malva sylvestris)を御紹介させて戴いたけど、それ以上にマシュマロウは粘液を豊富に含むハーブとして、とても重要な位置を占めております。
粘液成分の主なものはアラビノガラクタンで、葉っぱよりも、アルテア根と呼ばれる根っこの方に6.2~11.6%と実に高濃度に含有されているそうなのね、粘液質は種子や根っこにみられるゼリー状の物質で多糖類からなっていて水分を吸収して膨張する性質があるもんだから、粘膜を保護するとか、熱を保持する性質があってね、マシュマロウは、粘液を豊富に含んでるから、荒れた粘膜を癒す作用があるって事なんですよね。水だけだと止まる事ができないけど(サ~~ッと流れてしまう・・)粘液状になるとそこに止まる事ができるでしょ?だからそこに止まって“癒す”って言うか、緩和する作用があるってわけね。そのために、潰瘍や大腸炎の治療に効果が期待されたり、その他、失禁、喘息、出血を止めるとか、肺疾患、腎臓障害、神経障害、緊張、子宮筋腫などにも利用されているそうなんですよね。フ~~ンでしょぉ~
(ハーブティー)服用法は?と言いますと、スプーン山盛り1杯(3g)に冷水150mlを注ぎ、時々混ぜ混ぜしながら30分放置し、服用時に軽く温めて戴きます(飲みます)。最初からお湯を入れないのは、菌が繁殖しやすいからだと聞いております。ドイツの薬局方ではアルテア根の内服では、お湯で抽出すると粘液質だけでなくデンプンも溶けだしてしまうので冷浸出を規定しているそうなんだけど、うがい薬(剤)については、こんな風に規定は無いそうですよ。それと、成分に、デンプンが入っているので、傷みやすいので長時間の保存は無理ね・・・用事調整ってことかな?
安全性はクラス1:適切な使用において安全と言われてる・・でも、他の薬と同時に服用すると薬剤の吸収を遅延させる事があるらしいから・・・粘液質が医薬品の吸収を阻害しちゃうって事なんだそうだけど、お薬を飲んでる方は控えた方がよろしいかも・・・あと、糖尿病の方では低血糖に陥ってしまう事があるって聞いてますのでヤッパシ控えた方が良いんじゃないかと思いますけどね。
**もう少し、目線を変えてみてみると、嚥下障害のあるお年寄りの施設で使われはじめて来ているそうですし、他には、コスメ産業なんかでも、かなりアルテア根エキスといった風にして使われているみたい。保湿成分として使うんだろうな~ってな感じの事は考えられるんだけど、そうですね~知ってるかな「育毛シャンプーのス○○○D」とかいうヤツなんだけどね、これにも「アルテア根エキス」が含有されていて、「・・・地中海東部沿岸地方に分布しているビロウドアオイの根から抽出されるエキス。抗炎症作用、抗アレルギー作用、刺激緩和作用が認められている・・云々・・・。」とか、別にこれをハイビスカスが使うって訳では無いのですが、ホラ、ハイビ得意の、大きなドラッグストアーで、例の覗きってヤツをしてきたのね見てきたよぉ~「へえ~そうなんだぁ~」って、ハイビも驚いたけど、みんな、いろんな事考えるんだな~~~って思った瞬間でした。
じゃまたね
マテ ~その①
(第18話 2011/06/24 )
マテ?・・赤信号ちょっと待て(まいどぉ~(*’▽’))と題して。
今回は、マテについて・・・
記憶に新しい(前回の話の続きになりますが、復習兼ねて・・) マテの安全性のクラス分類は2d:「~適量、あるいは長期の使用は不可」とありますので、お買い求めの際には、10gを買って一回2gづつを5回くらい飲んで・・飲みたくなったらまた暫くしてから買って飲むっていう感じでどうでしょうかね*(カフェインなので飲みすぎはダメダメってこと)
マテにはビタミンや鉄分・カルシウムなどのミネラルが沢山含まれているので「飲むサラダ」とも呼ばれており、「カフェイン含有ハーブ」としても有名!カフェインは、中枢神経を刺激して脳の働きを活性化して集中力を高めるとか、利尿作用や体脂肪燃焼促進から肥満解消の面でも効果が期待されている成分ですが・・・・そうですね~コーヒー飲むとシャキッとするけど、「あ~ぁ至福のイッパイ~!」てな感じに癒されて~オシッコ出るようになるでしょ?あんな感じかな?最も、コーヒーに含まれる成分をチョットみると、カフェイン、脂質、クロロゲン酸、ビタミンB2、カリウム、炭水化物、・・・・諸々。で、今回のマテと非常によく似ているんですよね (だからかぁ~・・とちょこっと納得)
また、「世界の三大ティー」の一つに数えられていて、ちなみに世界の三大ティ―と言えば▲東洋の茶(未醗酵茶の緑茶、半発酵茶の烏龍茶、完全発酵茶の紅茶)▲西洋の茶(コーヒー)▲南米のマテ茶の3つ。最も、日本ではこんな風な事・・あんまり言わないかもしれませんが?マテの原産地はパラグアイ・ブラジル・アルゼンチンの南米3カ国(アッツイ国に生育)ここでいつものアレを!
< マテ >
学名:Ilex paraguariensis
英名:Paraguay tea
科名:モチノキ科
和名:グリーンマテ(Green Mate)・ブラックマテ(Roast mate)
使用部位:葉部
「マテ」にはには2種類あって、ブラックは焙煎したもので、よさげな香り(イ~ィ香りね)がして飲むと香ばしい感じが・・・、グリーンは乾燥したもので、ちょこっと青臭い感じがするけど飲むとコクがあるって感じかな?ハイビスカスは、最初、ブラックを買って飲みましたが、その後、グリーンを買って飲むうちに、その葉っぱを焙煎(フライパンかなんかで煎る)すればブラックにもなるんじゃと思い・・・こりゃ一石二鳥って言うんですかね?もっぱら・・グリーンです
ハーブ名としては、ヤーバマテ(イエルバマテ)とかサウスアメリカンホーリーとか、パラグアイティ―とかジェイスイットティ―とかいう風によぶ事もありますが、お買い求めの際には、ヤッパリIlex paraguariensisの記載を調べて頂きたいと思うんですよね~!
<作用>興奮利尿グリコーゲンの分解脂肪分解
<適応>精神疲労肉体疲労肥満抑うつリウマチ痛頭痛
<成分>アルカロイド(カフェイン・テオプロミン・テオフィリン)、フェノール酸(カフェ酸・クロロゲン酸)、フラボノイド、ビタミン(B2,B6,C)、ミネラルなどが知られております。
日本には日本薬局方があるように、伝統医学のアーユルベーダ―にはアーユルベーダ―薬局方があって(←これってどんなの?)例えば、ウコンのスパイスをリウマチ関節炎、アルツハイマー病など種々の病気に用いたり、傷の治療に使用したり、熱帯潅木の樹脂の抽出物を種々の病気に利用したり、ホリー・バジルから抽出される油のエキスを、うつ病とか精神的ストレスへの対抗薬として使用する事を記していたりする・・・)この中ではマテを心因性の頭痛や疲労、抑うつ、リウマチの痛みに用いていたりするんですよね、パラグアリエンシスという学名が付いているくらいだから、パラグアイで事情を調べてみると・・民族医学では神経刺激・利尿・消化促進に用いられているそうな・・・今では含有成分がXXXだから○○に効果があると、化学的にも証明されてるわけだけど、昔の方々の知恵っていうのは・・・・本当にすごいね。
じゃあさ~~なんでマテが脂肪分解を促進して肥満に効果が期待できるのか?精神疲労にお役に立てるのか?とか・・・・ここら辺の仕組み?を身体の面からちょこっと考えていきたいと思うんですよね~
これも@長くなるから~第二部と*第三部に分けてお伝えしま~すきっと、読んでよね
よろしくお願いもうしあげま~~す。
じや・マテてね
マテ ~その②
(第19話 2011/06/25 )
マテが、脂肪分解を促進して肥満に効果ができるって?と題して。
長いお話で、ねぇ~・・。
ここら辺の事*話すとなると・・やっぱ、体脂肪とか、燃焼系~とかの話・・う~~ん・・無視できないかも?
アッ先にお伝えしとくね!昨日、コメント・コ―ナー(このコーナーはありますから!)にコメントいただいちゃって、チョーごきげんなハイビスカスで~くださった方!!どうもありがとうございました。(公私混同ですって?) 良いのです!ここは、ハイビスカスのブログねぇ~
では、お題に参りますが、遠巻きから攻めていきますよぉ~
ヒトが活動する為に必要なエネルギーのミナモトは、糖や脂肪なんだけど、脂肪を材料として使う時には、酸素が必要なんですよね~・・・よく、脂肪燃焼~といって有酸素運動をお勧めするのはそういったわけでして・・・でも、運動始めて直ぐに脂肪は使ってもらえない!最初は筋肉に蓄えられたエネルギーを使うんだけど、それが・・ダンダン今度は脂肪をエネルギー源として使うようになるんですよね~(身体ってすごい!)でも、激しい運動をずっと続けていると、今度は(運動強度が増すっていうか、限度を超えてしまうと)脂肪じゃなくって、糖を使うようになるんだけど,これは、脂肪よりも糖の方がエネルギー効率が良いからで・・でして、ウォーキングでXX分が良いとか言うでしょ?アレよ・・・ 最も、体も疲れてくるのよね~面倒くさいのかしら?そうなると脂肪燃焼効果はダウン・・・(全く困ったもんだ)・・でも、体の中で誰がこんな仕組みをコントロールしているのやら不思議でしょ(。´・ω・)?。
一時、インスリンというホルモンを意識したダイエット(体脂肪燃焼効果促進だったかな?)が出回ったけど(知ってる?)これは多分(話せば長くなるけど・・ )考えてみると・・・まず運動し始めると体温が上がりますよねすると血糖値が下がってくるんですけど、体の見張り番である脳の司令塔から、下がってしまった血糖値を安定させようとしてグルカゴンというホルモンの分泌を命令するんですよね~グルカゴンというホルモンが今度は脂肪分解酵素であるリパーゼに命令して細胞にへばりついている脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解させて血液中に溶け出させるんだけど・・
その後、筋肉に運ばれて運動エネルギーとして消費されて、体脂肪が減少~ってなるわけね・・・
血糖値を下げる働きをするインスリンというホルモンを使ってグルカゴンを騙して(?)働かせて・・(実に巧妙な手口よね)でも、インスリンって、血液中の糖を下げる(減らす)作用があって、食事で取り入れた炭水化物・糖なんかを、どんどこエネルギーにしてしまうもんだから、今度は、体脂肪の燃焼はダウンするどころかエネルギーとして使われなかった糖まで細胞内に溜めこんでしまう・・・この働きが鈍ると→高血糖となって、こりゃまた病気の呼び込みにも繋がってしまう・・・のね。
普段の食事をしていても、食後は血糖値は上昇するけど、インスリンが順調に分泌されて血糖値の変動を上手にコントロール出来ればエネルギーとして消費される方向にむけば・・・脂肪の蓄積も抑えられるって構図が描かれるのかと*でも、ここで気にして頂きたい事は、出るものがあってもそれを出す機能が働かなければムリムリって事に気がついて戴けたかな~
その話は、一気に神経系にとびま~すよぉ~ひゅぅーーっ
”神経”って言葉は御存じかと・・・坐骨神経痛?アルアル!じゃなくって、以前、自律神経の話を聞いていただいたと思うのですが、これは末梢神経といって体中に張り巡らされている・・・で、今回は、さらに上の中枢神経の話なんですよ~ん。
中枢神経って?
脳とか脊髄とか・・ここは、全身から送られてくる情報を分析して判断して指令をだすとこ(会社で言ったら・・・理事長さんあたりかな?・・もっとも、判断は理事長さんよりも・・バリバリの中堅どころがやってたりもする?)脳の働きを、よ~~く考えてみると・・・試験問題を解くときなんかは記憶・経験・知識に基づいて(大脳皮質からの指令)が、呼吸数とか心拍数とかは生まれつき備わっている無意識的・本能的な(脳幹や脊髄からの指令でこれは自律神経機能ともいわれる)のですが、ホルモンが多い*少ない*出す*出さない*とかやっぱここら辺の自律神経による神経的調節が関わっているわけですよね~そして、神経系が情報を伝えたり受け取ったりする際には、ピシピシッと化学伝達物質というものがが出たり入ったりして(無言で情報を伝えている・・・まさに無の骨頂?)るんだけどね。
でね・・・・突然マテの話に戻るけど(やっと、真髄にせまる!)つづく
つづき・・マテに含まれるカフェインが、なんと、この化学物質を受け取る所の(受容体って言いますが)ある物質に作用して、覚醒作用(目がシャキッ)を起こさせたりしてるんですよね~それに、利尿作用を起こす原理なんかもやっぱ、この中枢神経系に働きかける作用からで、もっとイッパイあって、胃酸分泌を促進したり骨格筋収縮力を増大させたり、心筋収縮力の増大・・こんな風に自律神経系の交感神経の働きを高める(戦いの時にガンバル神経ね)事によってドンドコエネルギー産生も高めてくれてるって感じ。
代謝が高められる→結果、体脂肪分解の促進も期待される。何事も体の代謝機能が働かないとね~~でもってそこんとこを、ちゃんと見はってる所が機能しない事には上手く体も維持できない事になるってわけね。マテの脂肪分解を促進して肥満に効果が期待できるわけは、マテに含まれるカフェインが中枢神経に作用する事によって・・・である事解かっていただけましたでしょうか?
くどくてすみま~~~んとは言え、今回も、マテを飲んで~飲んで~と強くは語りませぬぞ
カフェインの摂りすぎはよろしく無い!
それにクラス2d:~適量あるいは長期の使用は不可ってなってますので・・・ホドホドニね。
じゃまた
マテ ~その③
(第20話 2011/06/26 )
主役はマテですが・・ちょっとマッテいただいて (●^o^●)
精神疲労・・・う~~ん・・・誰もが背負ってる現実よね!?
まず、始めに “疲労” について少しね。予備知識をいれてっと
例えば肉体疲労と言えば、問題になるのが疲労物質っていうもの乳酸の事は御存じかと・・・でも、コイツガ溜まらないようにするには、酸素(O2)をイッパイ取り込んでやれば効果があるってこと知ってたそれに、エネルギーを作り出すためも、酸素を上手に取りいれる事が必要なんですよね~ってこと・・・有酸素運動をお奨めする事についてはお伝えしたかと思いますが、肉体的に疲れた時って体の休息をとったり、ビタミン・ミネラルを補給したり、で、翌日はスキッとして、復帰してたりする・・・・こんな風にして身体のメンテナンスをしている方は多い事では?でもって、精神疲労ってどういう事(←語尾を上げて発音してるよん)
精神疲労?って・・「心底・ホトホト疲れちゃった・・・」とか、「もう何もかも嫌になっちまった・・・・」とか、「もうどうでもいいや!」くらいのどん底の落ち込みを招いてる状況か?グッタリしてる感じを想像するんだけど、(ヒトそれぞれ表現方法は違うかと・・)そして、普段はピシッピシッって反応している事にも無反応になってしまって、普段はキマッテル脳の判断力も鈍ってしまってたり・・・・・大抵こんな感じじゃないかと?こんな時って無意識に、「フゥ―っ」て、大きなため息ついたりしてませんか?これって、脳細胞が「疲れたよーーっ」て出した信号に反応してるからなんですよね~脳細胞も代謝してるから疲労物質も溜まるわけ。で、こんな時は大きく深呼吸をして酸素を送り込んであげる事が効果的!そのわけは、取り込まれた酸素が溜まった疲労物質である乳酸を、水と炭酸ガスに分解してくれるからなんですよね~それと、精神疲労の原因として活性酸素の存在も疑われていたりする・・・(活性酸素については、アラタメテ機会を設けて熱く語らせていただく事として・・)脳が情報を伝えるために、ピッピッと信号のやり取りをしてるんですけども、その時にも活性酸素が発生するっていうんですよね(例えば、血管にへばりついた脂質とか、お肌のシミなどの老化現象も“酸化だよ”って事なんかもお伝えした事かと・・・)この活性酸素のストレス“酸化ストレス”なるものが、神経伝達物質の働きを低下させてしまうから、脳の機能も低下してしまうって考えられているんですよね~~。
この神経伝達物質の中には、「ハッピーホルモン」と呼ばれる「セロトニン」というものがあるんですが、コレが、脳の中で適当量分泌される事によって不安を抑えたりもすれば、交感神経を刺激して結構~壮快な気分をもたらしてくれているんだけど、経伝達物質の働きが弱まると、分泌も鈍り正常に働くなってしまう→うつ状態を招きかねない訳です
活性酸素から脳を守るためには、抗酸化物質の補給も必要になってくるわけですが、単に抗酸化物質を含んだものがあれば良いというのではなくって、中枢神経にも作用しまくっちゃダメね!で、マテに含まれる成分であるフラボノイドやビタミンミネラルなどは抗酸化作用を有しておりますし、カフェインに代表されるアルカロイドは中枢神経賦活作用を有していたりする事から、神経系の疲労にも効果があるってことなんじゃないかな?と考えたんですけどね、ちなみに・・・・本来、脳には血液脳関門といって、脳細胞の活動に必要なアミノ酸やグルコースを通過させても、毒物や薬物が脳に入り込まないような仕組み・関所のような役割をしている所があるんですが(命の存続に関わるからね~身体ってよくできてる~~~)
アルカロイドという成分はとかくこの関所を通過してしまうらしく(ワイロを使ってか)、この成分を含むメディカルハーブは中枢性にはたらくと言われます、毒にも薬にもなり得る成分が含まれるんですよね~こんな事も、今度・・ゆぅっ~くりと、聞・い・て・クダさ~~い
じゃまた
マルベリー ~その①
(第30話 2011/07/06 )
マルベリーは、べりぃ~テイストュ~①
生活習慣病予防に活躍するメデイカルハーブ-6-①と題して。
ベリ~テイストュ
なんじゃそりゃ~
マルベリーは美味いって事!
でも、生活習慣病予防に活躍する・・・・・・の話の続きですからッ
前回、インスリン様作用をするメディカルハーブ(ニガウリ)を紹介しつつ別の作用で・・・と、少し予告したんだけど・・わかっていてくれたかな~?
学名:Morus alba
英名:Mulberry マルベリー
和名:クワ
科名:クワ科
使用部位:葉部
<含有成分>デオキシノジリマイシン(DNJ),γ-アミノ酪酸、クロロフイル、ミネラル(鉄・カルシウム・亜鉛)、フイトステロール(シトステロール)
<作用>α-グルコシダ-ゼ阻害による血糖調節
<適用>糖尿病、肥満などの生活習慣病
<服用法>ハーブティ―にして、食前に飲む事
今回も前回同様・・糖尿病の話になっちゃうのですが・・・
(つまらなかったら・・お茶でも飲んでて~耳だけ貸して頂ければ良いからさ。)今回は、固めのお話なので、休みながら・・・聞いてね*
1時間目
人の、基本的なエネルギー源ってなんやのん?て、話から行こかな
エネルギー供給源の変化ってどうなってんの?ってとこからまずっブドウ糖は、グリコーゲンとして主に骨格筋や肝臓に貯蔵されて、肝臓のグリコーゲンは、遊離ブドウ糖として放出されるのね、で、骨格筋のグリコーゲンは、それ自体のエネルギーとして利用されるわけなんだけど、遊離脂肪酸はトリグリセリドとして主に脂肪組織に貯蔵されているのね。
エネルギー供給源の変化について、炭水化物や食物を摂取すると、血中インスリン、ブドウ糖、グルカゴン濃度が速やかに(サササッと)エネルギー貯蔵の方向に変化するんですが、摂取食物が完全に吸収されると、今度は、エネルギー放出状態にかわるんですよね~ふぅ~ん・・
2時間目何かを食べて“消化する”と言う話
栄養素を細胞が利用できる単純な形に変化させる過程を言うのだけど(まともな言い方をすればよ)、脊椎動物(←あなたも私も含まれま~す)では消化管内で消化液の分泌によって行われるのよね。例えば糖質・・・・普段の食事で、お米を食べて消化されてゆく事を想像してみて下され~(糖質)は最初、多糖類(=単糖が10個以上繋がっている→ ○○○○○○○○・・・・・)と言う形で存在していまして、唾液・膵液中のα-アミラーゼによって二糖類( ○○ )に分解された後、小腸粘膜上皮細胞に存在するα-グルコシダ-ゼ(マルターゼ、α-グルコシダ-ゼ、スクラーゼ)の働きで、さらに単糖類(=ブドウ糖 ○ )にまで分解されて、初めて小腸粘膜から吸収されてゆくんですよね。マルベリーに含まれるデオキシノジリマイシン(DNJ)という成分はこのα-グルコシダ-ゼを阻害する作用があって、糖の吸収が抑えられて血糖値の調節ができるっていうんですよね。つまり、ブドウ糖の流入速度を制御して食後の血糖上昇(高血糖)を防ごうとしているわけね。
3時間目
糖尿病の病態(副題:ブドウ糖の辿る道~消化とかインスリン抵抗性とか)の話
まず、食事から(体の外から)ブドウ糖が吸収されると、インスリンの(追加)分泌が起って、肝臓におけるグリコーゲン分解・糖新生(空腹時に糖質以外の物質からブドウ糖を産生して供給することね)が抑制されて、食後数時間は、消化管から吸収されたブドウ糖が、脳やその他の臓器の代謝に使われるんですね、でも・・・過剰に吸収されちまったブドウ糖は、肝臓・筋肉・脂肪・他の臓器にエネルギー源として貯蔵され、その後、ゆっくりとグリコーゲンに合成されていき、食後4時間頃、最大の貯蔵量になるとか・・・日中は増加の一途をたどりつつも、就寝時には分解されてほぼ一定の速度でブドウ糖は供給されているんですって(正常な時 はよ )
ところが、Ⅱ型糖尿病の場合は
過食そおして~運動不足に伴う肥満などによって、インスリン抵抗性を生じちゃうもんだから・・・・正常者に比べて肝臓での糖新生を抑制するのに、より高濃度のインスリンが必要になってきちゃう膵臓のβ-細胞が疲弊してインスリン分泌不全状態になってきちゃう吸収された糖刺激によるインスリン(初期)分泌が障害されてしまう糖の取り込みを行うのにより高濃度のインスリンが必要になってしまう肝臓での糖の取り込み率の低下につながる筋肉における糖の取り込みが低下する結局循環血液中に大量の糖が放出されてしまう(高血糖状態)ってことになっていくのよね・・・・・な・の・で、DNJによるα-グルコシダ-ゼ阻害作用によって糖の吸収を抑えるって事も、生活習慣病(糖尿病の病態を考えると・・・・・・・)予防につながるってことなのね。
最も、このα-グルコシダ-ゼ阻害という作用機序は、糖尿病患者さんに処方される薬物療法(経口糖尿病薬)でも実際に使われているんですよね~~。
それと、このデオキシノジリマイシン(DNJ)っていう名前の由来を一つ
ノジリマイシンっていう抗生物質が有るんですが(これにはα-グルコシダ-ゼ阻害作用があるんだけど)、クワの葉(今回のテーマのマルベリーね)にも同じ作用を示す物質を見つけた時に、“デオキシ”をつけてデオキシノジリマイシンって言う事になったんですってさ。語源は、抗生物質だったそうよ!コレ*真面目な話。
マルベリーに含まれる他の成分についてや、ダイエットに・・・とか、美白の話とか・・・便秘にどうとか・・話したかったけど、次回につなげてもいいかな~何せ長くなると、○○○ちゃんにしかられるから 。
じゃまたね
マルベリー ~その②
(第31話 2011/07/07 )
マルベリーは、べりぃ~テイストュ~②
生活習慣病予防に活躍するメデイカルハーブ-6-②と題して。
前回の続き・・・・というか、今回もマルべリーのご紹介のつづきね
まず、何がティストュ?という話から~。
葉っぱに含まれる、γ-アミノ酪酸という成分なんだけど、GABA(ガバッじゃなくってギャバですから)。この成分は、実は私達・ヒトの脳とか脊髄にもあるんですよね~脳や脊髄の中で、情報伝達の際に使われる神経伝達物質というもの。神経伝達物質といってもいろいろ種類があるのですが、このGABAっていうのは、どっちかっていうと、気持ちを穏やかにする・リラックス効果を与えてくれるって言うか~感情を鎮静化させてくれるものなのよね。あなたの周りで、いつも、カリカリガミガミ・・・・何がそんなに気にくわないのって感じの人いない「アイツ・欲求不満なんじゃね~~か~~」と、簡単に陰口たたいて終わらせてると思うんだけど・・・・(ハイビスカスはこう思ってたけどね)、こんな時には、「お食事前にイッパイどうぞ~」ってマルベリーのハーブティーなんかススメして頂きたいもの・・・頭の中の何かが「美味いうまい・・・」っていって喜ぶと思うんですけどね~
昔は飲ませたいヤツイッパイ事いたけどね~~)
それと、GABAを摂取する事によって、脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が促進されて、脂質の代謝もうまく働くようになる結果脂肪がエネルギー源として消費されやすくなるので、中性脂肪を減少させるんじゃないかって考えられているんですよね~~これって・・・脂質代謝促進・肥満の解消なんかは、生活習慣予防につながっていくよね
前回(第30話)の中で、マルベリーに含まれているDNJの働きで“余分な糖の吸収を抑える・・・・」という事なんだけど・・・不思議じゃなかった”腸管から吸収されなかった糖=余分な糖“のその後の運命がさ・・実はね・・大腸菌が食べちゃうんですよね・・・・昔いつかのブログで(昔?と言ってもハイビスカスのブログ・・まだ30話しかやってなかった・・(スンマッシェ~~ン)プレバイオテクスといって、腸内細菌のエサになるって話しよ・・・便は、大腸菌のエサになって脂肪を吸収して排出されるんですけど・・・・ステキナ便ができるにはね、元気な腸内細菌が居て、適度に食べ物(糖分)があって、適度なヌメリ(脂肪分)で衣をまとえればスムーズに外に出てこれるんですよねネッ便の気持ちも考えてあげてねあなた自身が、美しくなるのは大賛成だけど、食べるもんも食べないで、油なんかも抜いちゃうような食事してたら便秘にもなるって事よねぇ~・・・健康の基本は食べて運動して寝る(やすむだったっけ?)これ基本ねマルベリーに話は戻して・・・つまり、マルベリーは、便秘の改善にもつながるし、自然にカロリーオフもできてゆくって事かな?ただ、ここで大事な事は、DNJの作用機序からいうと、マルベリーは「食前に飲む事」が重要~~そう言えば、突然出てきた”食べる前に飲む!!○○○○胃腸薬~~~“ていうキャッチフレーズが・・・これなんかは、やっぱ、食後の血糖上昇を抑える・・云々・・・かと・・メディカルハーブ・・・・ダテにメディカル付いてないでしょ?おもしろくな~~いこうして、体に纏わる事なんかいろいろ考えていくとさ。
まだまだ続くマルベリーの話つづけるよ!
マルベリーの葉っぱの色は結構、緑色が鮮やかなんですけど、それはクロロフィルっていう成分が入っているからで、クロマトグラフイーっていう化学成分なんかを分析する装置の語源だって事・・・・知ってた植物が何で緑色してるかって言うと、クロロフィルっていう成分が入っているからって簡単に言っちゃうけど、分子構造をみると、ポルフィリン環ってヤツを持っていて、ヒトの血液中のヘモグロビンはその中にFe(鉄)を含んでいるのに対して、クロロフィルはMgを持っているんですよね~で、伝統的な植物療法ではこのクロロフィルが血液に変わるといった考え方なんかもあったりして(え~と、イラクサの時少し御紹介したかも?)最も、西洋医学とか生化学では、証明されていない事ではありますが・・植物療法ってのは伝統医学に基づいていて、昔の方々の知恵やなんかが脈々と受け継がれている・・・・ハイビスカスは・・・・・侮れないぞって思っているんですがね(イラクサの場合は、浄血という作用で、リウマチや花粉症・アトピーなどの体質改善に適応がありましたが・・)、ミネラル成分では、鉄とかカルシウムとか亜鉛も含まれていて亜鉛については欠乏症で有名なのが“味覚障害“食べた物の味がわかんなくなってしまう”“”ウ~~コワ亜鉛は、必須ミネラル(無機質)16種の一つでもありますし、ヒトの体の中では鉄の次に多い微量元素・・数百種の酵素の活性に化にも関与しているくらいなんですからね で、その酵素の働きはっていうと酵素自体の構造や維持には必モチ!必須のものだし、その酵素だって免疫系を助けたり、創傷治癒に貢献したり精子の形成だとか味覚の感知、胎児の発生や小児の成長などなど実に多くのことに関わっているんですよね~~・・・でも、あんまり多すぎても良くないらしいんだけども、工業的に作られた製品は不純物が有害な場合があるって言われているんですよね~~なので、自然のものがおススメって事!マルベリーのハーブティーを食前に!飲んでみてよ~ね。
果実にはビタミンC、ルチン、ペクチンなども含まれてるので手に入るのなら果実もぜひ食べてみて!それとハーブの抗酸化作用を利用して、シミ・色素沈着の予防を企てた方法や、クワの葉っぱは、蚕さまの食するものって事から、美白の目的で、フェイスパック剤なんかにして美女作りにも利用されているんですよね!今度、また、3分クッキングで御紹介しま~~すから男子も使えるよ
ゼヒ!
くどい様だけど・・ちなみに、鎌倉時代に、栄西という禅師(この方は、中国から、お茶の習慣を日本に紹介した方ね)が「喫茶養生記」という著を著わし、その中でクワの葉っぱの話について記しているそうな・・何やら飲水病っていう病に飲用をお勧めしていたそうな・・・飲水病?口渇・多飲・多尿・・・糖尿病の症状の一つ“多飲”“じゃないのかえ~~~??マルベリーは、頭・消化器・・・・全てに優しい~~
じゃまたね
マレイン
(第69話 2011/08/18 )
学名: Verbascum thapsus 読み方はベルバスクム タプスス
英名: Mullein
和名: ビロウドモウズイカ 、 マレイン
別名: バーバスカム
科名: ゴマノハグサ科
使用部位: 花部・葉部
こんな名前のハーブ・・あんまし聞いた事ないかな?と思いながらも、敢えてご紹介です。言い換えると“咳止めハーブ”とでも・・・北米の先住民が喘息や咳の治療に用いたり、またまた登場~⇒良いとこどりのエクレクティック派の医師がこのハーブを呼吸器疾患や泌尿器、生殖器などの炎症性の疾患に用いたと言う歴史があるのね。
<含有成分>粘液質、イリドイド配糖体(アウクビン)、サポニン、フラボノイド(アビゲニン・ルテオリン)、フィトステロール
作用は鎮咳、去痰(←前回の続きか?)で、感冒や咳、上気道カタル、気管支炎なんかに効果が期待できるメディカルハーブハーブなんですけども、本当のところ臨床試験の報告とか有害事象の報告は、ないらしいんですけど・・・・去痰作用とか、上気道カタルなどへの効果が期待できるわけは?というと、粘液質やアウクビンというイリドイド配糖体やサポニン、フラボノイドのアビゲニン成分などが複合的に働いて、鎮咳・去痰作用を発揮してるんじゃないかと考えられていますし、食薬区分では、非医薬品で、食薬区分上の表示は“ビロウドモウズイカ”別名は“マレイン”、使用部位が茎・葉・となっていて、決して怪しいもんではないから・・心配しないでチョ―ダイマセね
安全性はクラス1:適切な使用において安全それと、使われ方は?というと、欧米から輸入されるサプリメントには結構用いられてるらしいけど、日本のサプリメント(国内メーカー)では、あんまり用いられていないらしい・・・・でも、試験管レベルでの実験報告なんですが、凍結乾燥したビロウドモウズイカ(V.thapsiforme種)の浸剤は、、単純ヘルペスウィルスⅠ型(HSV-I)やA型・B型インフルエンザの数種の株に対して抗ウイルス作用を示したという報告がある一方で、RSウィルス、パラインフルエンザ、腸のコロナウイルスとかロタウイルスなどに対しては活性がみられない(←抗ウイルス作用は示さなかった)といった報告もあるにはある。抗ウイルス作用がみられた事については、どうやらV.thapsiforme種の含有成分のサポニン(の配糖体とアグリコン)が、リボソームを非活性化して生合成を抑制したからだと説明されております。 突然なんですが、リボソームって聞いた事ある?
リボゾームってさ
細胞の中にあって、細胞工場の大型工作機械って説明されるんだけどね、「細胞は生物体を構成する基本的な単位かつ生命現象を営む最小の機能単位・・」なんちゃって~~生物か、なんかの授業で習ってるかもしれないんですけども・・・・・人間の体は、生まれた時は3兆個、その後は60兆個にもなる細胞から構成されてるって言われておりまして、その細胞1個1個の中にあってリボソームはタンパク質を合成するお役目を担ってるわけね・・・ただタンパク質を合成するわけじゃなくって、核からの指令を運んできたメッセンジャーRNAってヤツからメッセージを受けて解読して指定されたアミノ酸が合成されてタンパク質がつくられるんだけどさ、ウィルスの細胞は、ここら辺の営みが邪魔されてしまい生命体が維持できなくなっちまう・・・う・う・う・・・抗ウィルス作用が認められたって事よね、きっと
メディカルハーブのマレインは、米国では浸剤や煎剤チンキでの利用以外に、喘息や咳を抑えるために葉巻の様にして吸入される事もあるそうなんですが、これは北米の先住民もやってた事、薬用タバコにマレインの葉を加えてぜんそくや結核の患者に吸引させたそうなんですけど・・・・効果あったのかな~~どうなんだろうね?あ~~あ・・モヤモヤする
日本人だって熱でた時に焼きねぎを首に巻いたりするでしょエッしらないハイビスカスの家だけか・・
そもそもこの植物は、ヨーロッパ、北アフリカ(エジプト)、アジア(温帯地域)が原産で、米国に帰化した植物なんだけど、繁殖力が強いもんだから、その土地固有の植物の成長に害を及ぼしかねないといって、除草されてたりもするんですよ・・・か・な・し・・・い・・・かも。
マレインの花は、リキュールの風味附けにも使えるし、ハーブティー(浸出液)を咳止め薬のように使ってもいいかもね・・・咳止め・のど飴などに抽出エキスが配合されてたりしますしね。それに・・・花は、お肌を柔らかくすると言われてて、抽出エキスは基礎化粧品に使われたりもしてま~す。
ハイビスカスん家には、このメディカルハーブの在庫はありませぬ・・以前、3杯ほど飲した事はありますが、それっきりでした・・ため、味をお伝えする事ができなくって・・・・すみまっせ~~ん
じゃまたね