第383話 植物園にて⑵ 黄色い花❀

副題:黄色い花🌸「河骨」(コウホネ)を眺めながら~

 

こんにちは~(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

台風がやってきそげではありますが、モシカシテ温帯低気圧に変身する可能性もありそぉ~でも、台風被害💦💦最悪を想定してご用心ですねっ!!

身を引き締めてまいりまっしょい!!

382話に続き、植物園で出会った薬用植物の話ね(^_-)-☆

この黄色い花の学名は、Nuphar japonicum

スイレン科コウホネ属に属する多年草の水草の「河骨」(コウホネ)。

底泥中這う地下茎から葉っぱが出て花が咲いているのだけど、名前の「河骨」の由来が実に不気味(゚д゚)!!!ぶるぶる~~泥の中の根茎が白い骨に見えたものだから、「河の中にある骨」=河骨(コウホネ)と名前が付けられたそうなのですよね、はじめは「カワホネ」と呼んでいたのだけど後に「コウホネ」へと変化してきたとのこと。

名前に「・・骨」なんてついていたら何気に不気味さが漂ってしまうけど、泥の中からスクッと伸びて咲いている黄色い花は実に感動モノでした。「泥の中の蓮」という言葉を思い出し、そういえば「蓮」が美しく咲くためには、汚れた泥水が必要で綺麗な真水だけでは大きくは咲かないと聞いております、「河骨」もそうなのかな?と思い乍ら、白い根茎は見えるのかな?と水中を覗いてみましたが、水は濁っていて水中の様子は見えませぬ(´;ω;`)ウッ…でした。

それに「河骨」の水中の根茎は生育が遅く,一年に数cmしか伸長しないとか、絶滅危惧種IA類に指定されているとのこと、生産農家さんもいらっしゃるようですが、生育が厳しいのだそうです‼貴重な植物なのね(;´Д`)シミジミ・・・

※絶滅危惧種IA類とは?環境省のレッドデータブックの分類で「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」の事。ハイビが遭遇した「河骨」、植物園で大事に育てられているものですが、連日の猛暑は「河骨」にとっても厳しいのでは?

葉っぱが生い茂っているようにも見えましたが果たして・・(。´・ω・)?

ずぅ~っと元気でいて欲しいと願いつつ植物園の方々・・ご苦労様です<(_ _)>。

 

「河骨」を、メディカルハーブチック🌿 🌿 🌿 に語ってみよっかなぁ~(*^-^*)

薬用成分は根茎でこんな感じ(;´Д`)

(この根茎の写真は図鑑より引用させて頂きました)

横断面は淡褐色または黄灰色で、特有の臭気があり、味は苦めなんだそう・・

ハイビは、かじった事はございません(´;ω;`)ウッ…。

含まれる成分は澱粉質やスファリジン等のアルカロイド、「川骨(センコツ)」と称される生薬として使われますが、この生薬には不快な臭いと味があるそうなんですよね💦💦(・・・ヤッパシねぇ~~(´゚д゚`))

中医学では、金・元時代に栄えた多味薬草療法が主体で対症療法が中心だった後世派の先生方が、婦人用薬として、また解熱鎮痛消炎薬として治打撲一方(ヂダボクイッポウ)等に応用された記録があります。漢方では瘀血(血の滞り)薬として、また、打撲の折に服用する治打撲一方(川骨、川芎、槲皮、桂枝、甘草、丁子、大黄)に配剤されております。また、止血薬、強壮薬として、月経不順や産前産後の出血などの婦人疾患に多く用いられているそうなんですよね。

※「漢方」とは?

中国から6世紀頃に伝わり、その後日本で発達した日本の伝統医学です。江戸中期に伝わった西洋医学を「蘭方」というのに対して「漢方」と称するようになったもの(*^-^*)

(←講座中、間違えて認識している方が多い事項なもので・・敢えて記述です)

 

また、食用面での調査では・・🍚 🍚 🍚

6~7月頃、茎根の中に澱粉が多くなっている季節に採取し,根茎の皮を剥ぐときは,竹ベラ(鉄製はだめ)を用い小片に切り煮て食べるとか、根茎を陰干しにしてから砕いて粉にし,飯に入れて炊くなど、食用に供された歴史もありましたが、今でもあるのかは不明、日本では主に東北地方にその歴史があります。

 

もっと他の面・・📖・✐・・から~

「河骨紋」というものがありました。家紋の分類は植物紋に分類されます。

「河骨紋」は、江戸時代以前には使用例が見られないことから、徳川家の「葵の紋」に対して河骨紋は「将軍家の権威にあやかろうとした」とか、あるいは「将軍家への遠慮から葵紋から河骨紋に替えた」と考えられているとのこと、なんとお心遣いの細かい日本字ですねぇ~!! 「日本家紋大辞典」によると「河骨紋」は「葵紋」の使用制限から生まれたもので、実際の河骨の容とは異なる・・云々・とありました。

これは、「三つ河骨紋」  と  「割り河骨紋」

   🌿🌿 

「三つ河骨」紋は、徳川家の代表紋である「葵紋」に似ておりますが、葉脈の描かれ方に違いがあります。藤原氏族の堀江氏などによって家紋に用いられていたそうですが、これ以外にも「河骨紋」には色んな種類があり、そのほとんどの紋は葉っぱが主流、唯一「割り河骨紋」に花が描かれているとのことで調べてみたところ(゚д゚)!ホントだっ❣

花が描かれてるではありませんか!!?

違う意味で・・花にも歴史ありぃ~ですねぇ~(*´▽`*)

 

 

今回も長々とお付き合いいただきまして、ありがとさま_(_^_)_でした・

じゃ ✋ また(近いうちに~)ね

 ( ´Д`)ノ~バイ・バ~イ

🌿 🌿 🌿

カテゴリー: ちょっといい話 , ハイビスカスのつぶやき, メディカルハーブ, 季節の便り, 花散歩 パーマリンク