は・・ ひ・・ で始まるメディカルハーブのご紹介です。
このページは、ハイビスカスが、2011年6月から現在(2014年8月4日)に至るまでの間、 「ハイビスカスのブログ・メディカルハーブのよもやま話」と題して、
http://hildesroom.cocolog-nifty.com/blog/ ページに投稿したブログの記事です。 新ブログページの開始に当たり、過去にお披露目したメディカルハーブの名称(英名)、一般名称・・を、「あ」~「わ」に分類し、掲載したものです。
ハイビスカス
(第2話 2011/06/06 ハイビスカスティーを飲んだ事ありますか?と題して)
古代エジプトのヒビスの神に由来(今度は何を言い出すのだろう・・こいつわと、
世間様の熱~い期待に応えるべく、今日は、メディカルハーブの良いとこどりのご紹介をちょ
こっとしてみたい・・かも今日のお題は私のニックネームにもなっております・ハイビスカス*
英語で書くとHIBISCUS カタカナ読みをするとヒビスクスかな?
学名だと hibisucus sabdariffa これをカタカナよみしたらヒビスクス・サブダリフゥァ~~(小さいゥは入れないほうが良いかもしれないけど・・私はこの響きが大好きで、サブダリフゥァ~~の部分は夢見心地で唇を遠慮がちに広げつつ息は吸いながら小声で・・ファ~~と、発音します)海のずっと向こうの国・フランスではカルカーデと呼ばれるそうな・ハイビスカスの語源が、古代エジプトの神・ヒビスに由来すると言われているのだそうです・・・(やっと冒頭の記に到達)別名は「ロゼル」、花の部分ではなく萼(がく)を用います。花を思い起こせば、南国に見られる真っ赤な花(黄色や橙や桃色もありますが)花ことばは「勇ましさ」「華やかさ」だとか・・・東京オリンピックの時マラソンで優勝したアベベ選手が飲んでいた天然のスポーツドリンクがコレハイビスカスティーだったそうで、それから日本でブレイクしたと聞きます。
見てくださいこの赤い色を(^◇^)もともとは、赤黒い(と、ハイビは思うけど(*´Д`)・・)ティーにする部位は、愕ね(^◇^)
ハイビスカスティーは、鮮やかなルビー色とよく言われるけど、これにはクエン酸やハイビスカス酸・リンゴ酸といった植物酸が豊富に含まれてて・・アントシアニン色素、粘液質、ペクチン、ミネラル等が、ごまんと含まれているのですから驚きです
味ですか酸っぱい
話は中段に戻って・・・・なぜアベベ選手はこれを飲んでいたのかって言いますとね、含まれる成分が体のエネルギー代謝と新陳代謝を高めてくれて、スポーツによる肉体疲労の回復に一役かっていたというわけです。
クエン酸と聞いたら、そう、梅干しにも含まれています。私は、梅干しを見ただけで口のなかにタラ~と唾液が滲み出てくる予感がありますが、ハイビスカスティーを飲むときはそんな感じはありません今のトコロ・・でもそのうちに・・・きっと・・・
で、クエン酸の話に戻しますが、どんな風にエネルギー代謝に働くかといいますとね時計の中身を見たことがありますか(突然)ぜんまい仕掛けだったりするアレです(今は、もうありませんかね?)壊れて修理に出したときなんかにちょこっと覗いた事がありましたが、マイスターなる時計屋のおやじさんが、チョイチョイと触った途端に歯車が回り出して時計の針が動き出した瞬間・・・武骨なおやじさんの指が魔法の指に思えて・・・動き出した時計・・・何かが作用して息を吹きかえす・・・
人の体で、エネルギーを作り出す仕組み(じかに 見たことないけど・・・専門用語でいうと、クエン酸回路=TCA回路)も、あんな感じかな?
オヤジの指ではない 何かが無いとダメ ・・・その仕組みの始めに鎮座する何かこそ、クエン酸・・・歯車がうまく回るためのスタート地点とでも思っていただければ幸せかも・・・でも・でも・・スタート地点に行くためには、グルコース(糖)が必要で、その糖は植物が水と二酸化炭素を取り入れて光合成をして作り出してくれているそれを私達が頂いて、食べて・・・てな具合にしてヒトの体はエネルギーを作っているわけです。こんな風にして、体の中でクエン酸は働くわけです。ハイビスカスティーには、そのクエン酸が含まれているので、アベベ選手もマラソン中の疲労回復に役立てたってことでしょうかね( ^ω^)おっおっおっ話がうまく振り出しに戻った感じ~*
酸っぱいので、ローズヒップ(ビタミンCで有名)などとブレンドすれば、飲みやすくなりますよできれば、量り売りで買ってきてハイビスカスは素手だと親指・人差し指・中指で一つまみが約1gとして・・・2つまみと、ローズヒップは(塊で買うほうをお勧めします・・つぶす前の1個が1gとして・・・)2個=2gをつぶしたものを一緒にして、熱いお湯を注いで、サーバーの中で踊るハーブをぜひ見てください(ジャンピングと言います)花ものなら、お湯の中で花が咲いてるように見えますよ(例~リンデンなんぞは黄色い花が開きます)こな具合に、メデイカルハーブを広めるべく、心と体への作用やら(体の生理学的な事も交えて)講座開講の準備をしておりま~す。なかなか語りつくせない作成中の講座資料のハーブ各論も、いよいよ「は行」に到達でも、「は行」後半から「ら行」最後までの道は険しい・・・では、次の機会まで~
パッションフラワー
(第140話 2012/06/18 )
今回御紹介のメディカルハーブは、パッションフラワー。
「(・_・)エッ….今頃!」と、驚いてくれる方がいたら嬉しいんですけど(*^_^*)・・もっとずっと前に紹介されてても良いんじゃないかと・・自分でも思ってるのですが、今になってしまいました・・・m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン
こんな花が咲きま~す
(JAMHA medical Herb Coordinator guideより転載)
学名: Passiflora incarnata
英名: Passion flower・ Maypop,
和名: パッションフラワー、チャボトケイソウ
科名: トケイソウ科
使用部位: 地上部の全草
作用:鎮静・鎮痙(←鎮痙とは、平滑筋の痙れんを緩和し痙攣性の疼痛を除去する作用)
適応:心身の緊張、精神の過度な緊張や精神不安定などの心の症状と、これに伴う不眠・高 血圧(←主に本態性高血圧の方ね)・喘息・過敏性腸症候群(IBS)などの身体の症状に効果が期待されております。
和名の「トケイソウ」は、花の形が時計に似ていることから名づけられたそうで、英名の「パッションフラワー」の直訳は「受難の花」とも・・・花の中央が、キリストの磔刑時の姿に重ね合わせての事、16世紀頃、キリスト教宣教師達がこの花の額と花弁をペテロとユダを除く使徒として、花冠はキリストの後光といばらのトゲとして、おしべはキリストの創傷、花柱は釘を・・・なんて言う風に見立てて“キリストの受難磔刑の象徴の花”としたそうですよ。
学名のPassiflora incarnataの読み方は、パシフォ―ラ・インカルナータ、機能分類上は“向精神性ハーブ”に分類されて「植物性の精神安定剤(トランキライザー)とも呼ばれております。メディカルハーブの安全性はクラス:1、食薬区分上は非医薬品で食品扱い、表示区分上の表示は「トケイソウ」で別名がパッションフラワーとなっております。最も、トケイソウ(時計草)とは、Passiflora(トケイソウ科トケイソウ属)に分類される植物の総称で種類も豊富(500~600とも~)、このPassiflora incarnata(パッションフラワー)は、鎮静・催眠とか、イライラの緩和や気持ちを落ち着かせるハーブティ―としておススメされてたりもしますが、同じトケイソウ属のハーブでも、有害事象の報告があるものもあります。安全性の面からみても、Passiflora laurifolia(イエローグレナデイラ):和名ミズレモンという種類のハーブの安全性はクラス:4、これは、クラス分類の為の十分なデータが入手できないハーブって事ですから・・危険性も多いって考えておかなければいけないんじゃないでしょうか・・ね?
ヤッパシ・・大事なことは、学名をちゃんと確認してねって事でしょかねぇ~。
また、今回御紹介のパッションフラワー:Passiflora incarnata(和名:チャボトケイソウとかトケイソウ)は、過去に不整脈を起こした事があるので、「毒性の少ないハーブとは考えられない・・云々・・」といった報告もある反面、一般用医薬品の鎮痛剤に、緊張感・興奮感・イライラ感の鎮静やこれらの症状に伴う頭重・疲労倦怠感の緩和、主に神経機能の調整を目的として、含有されてたりもします。
実際に含有する成分をちょこっと調べてみても、フラボノイドのアビゲニン、フラボノイド配糖体のヒデキシン、インドールアルカロイドのハルマン・ハルモール、青酸配糖体のジノカルディン・・・見るからに、中枢性の鎮静・鎮痙効果が期待されるといわれる成分が入ってる・・・今でこそ、これらの成分類の複合効果が考えられているけど、昔の人は、この花の複雑怪奇な姿(ハイビはそう感じてます・・)にしても、効き目(?)にしても、「なんかが・・あるっw(゚o゚)w」って、感じとっていたんじゃないかな?て思うんですよね。
でも、アルカロイドは、少量の服用でも効果が(作用)が強く出るので、ハーブ療法で用いる場合は結構控えめな感じで扱われておりますし、アルカロイドを含有する植物は、法律で使用制限があったり、有毒植物として分類されてたりもします。単離された成分とか合成の化合物などは、医薬品の原料になってるものもありますよね~。たま~に、新聞紙上で医学関係の記事、例えば、( ̄ヘ ̄)┌ ゥゥ~ぅ~ん・・神経に関する記事なんかで、神経伝達物質の話が出てたりするけど、神経伝達物質とかその受容体(レセプター)の作用に関しての考え方ってね、もともとは、植物のアルカロイド類の薬力学の研究から得られたものだそうですよ!やっぱ・・植物はすっご~でも、それを研究して突き止めた人は・・もっと尊敬(敬礼)ですよね~~さんくす♪(o ̄∇ ̄)/
あと、気になる成分に青酸配糖体というものがありますが、構造上にシアン基(CN基)を持つ糖含有化合物で、植物に存在する青酸配糖体は26種類くらいあるそう・・・有名(?)なものではアミダグリンなどがあげられます。サクランボ、桃、アプリコット、西洋梨などバラ科の果実の種子に含まれております。ビターアーモンドの刺激臭や苦味の元は、実はこのアミダグリンなんだそうで、細胞への作用については、代謝期間中に放出するシアン化水素(HCN)がミトコンドリア内の電子伝達系にあるタンパク質に結合して酸素の利用とかATP産生阻害を起こす事によって細胞死をもたらすんだそう・・・・でもね、人の体もよくできたもんで、ロダナーゼという酵素が低量のHCNならチオシアン化合物(HCNに比して比較的に無毒な)に変換して尿中に排泄してしまうんですってよ!!すばらしいなぁ~人体の解毒作用は!!ってとこでしょうか
身体・・・・・・大事にせな・なぁ~゚゚(´O`)°゚
(自然の植物と言っても、恐ろしげな成分も含まれている事は確かだしね・・・)
このパッションフラワーのハーブを、どんな風にして頂くかというと、普通にハーブティ―として(シングルで)お飲みいただいても良いのですが、パッションフラワーは、とかくジャーマンカモミールなどの鎮静系のハーブとブレンドしたり、バレリアン(これは神様がくれた睡眠薬と言われるもの・・)とのブレンドがおススメされております。でも、パッションフラワ―のハーブティーは、おいしくない!というのがハイビの見解(←ハイビのハイビによるハイビの為の見解ね!・・すみませ~ん)でも、ペパーミントをブレンドしてならいけるかな?ハイビ自身がこんなだから、あんまし人にもオススメする機会もないので・・・でも、たっま~に、おススメする時もありますけど、どんな時かというと、女性だったら、生理痛とか生理前症候群の時などの痛みがキツイ時とか、情緒の乱れを何とかしたい時とか、更年期障害のイライラ感やヒステリー気味な気分(これは神経が高ぶってる時とかね・・)を抑えたい時や気分の落ち込みを改善したい時とかに、ジャーマンカモミールとかリンデンなどの鎮静効果のあるハーブとのブレンドでおススメしたりします。過敏性腸症候群とか下痢とかでお悩みの時、緊張が激しいとか痛みが強い時にも、やっぱりジャーマンカモミールとかリンデンなどの鎮静作用の効果が期待されるハーブとのブレンドをおススメしたりしま~す。植物性のトランキライザー(精神安定剤)としての効果に期待して、神経痛で困ってる時にもお役に立てるかんじゃないでしょうか・・ね? ←これについては、ハイビの周りに・・ターゲットが・・いない!!なので、未だ・・未確認ではありますが・・ヾ(´ε`*)エヘヘ・良いと思いますよ。
じゃまたね~ん
バラ(ばら)
(第172話 2014/04/10 )
えっ❢(。´・ω・)? 茶がかった白いバラ・・
うっふふふ~世界でたった一つだけのバラでぇ~す。
これは、Desert Rose「砂漠のバラ」と言われる石膏❢砂を含んだ石膏の結晶(そなの、触るとちょこっとザラザラしてるかなぁ~)昔のオアシスの後に見つかったりするらしいんですけどね、結晶が集合してバラの花のように見える事から「砂漠のバラ」って名づけられたそうなんですよね~地球の裏側(かな?)Mexicoから、はるばるやってきましたぁ~いっつも、記事の最後にチョロっとしか出してもらえない the石 を、たまにはのっけから出してみよっかなぁ~って思ってね(-。-)y-゜゜゜
じゃまたねぇ~ナンテコトハありませぬ(A;´・ω・)アセアセ今回は、バラの精油のお話ね~(o^-^o)
これは、Rosa damascena の秋の風景・・花は終わってしまってますが、こんな感じで葉っぱが茂っておりますたぁ~(*’▽’)バラの花の写真は残念ながらお見せできないのですが・・と、先にあやまっておいて・・・・Σ( ゜Д゜)ハッ!そだっ絵葉書があるぅ~
ガタッ☆ゴソゴソ(←物置の扉を開けて、道具箱をあさってる音・・でもって絵葉書の在庫を探しまくってる音ね)
ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ あったぁ~~ それがコレ
マリーアントワネット様が手にしているのがRosa centifolia
見えるでしょかぁ~八重咲のバラが・・
このお方もバラ好きでチョー有名なんですよね~ん(^。^)y-.。
他に、バラの花に纏わるエピソードと言えば誰もが御存知の皇帝ネロ様彼のバラ好きもまたチョー有名なお話。それに、古代ローマの方々はバラをこよなく愛されたそうな花びらを床に敷き詰めたりお風呂に浮かべたり香水を作ったりワインに香りをうつしたりお菓子に使ったりと実に多彩に・・香水産業においてもバラは最も古くから用いられていた香料なんだそう。「如何にしてバラの香りを得るか?云々」についての記述は、古代サンスクリット語の記述「good life」についての著作集のアーユルヴェーダにも見られるそうなんですけど、これが最も古い記述ならしいのよね。書物「イリアス」なんかでもアフロディテがバラの香油を塗るシーンがあるしねぇ~(誰に塗ったのかは忘れちゃた・・ごめんね~(A;´・ω・)アセアセ・・。
バラの産地で有名なのがブルガリア1600年代初頭にトルコ人がバラ産業を持ち込んだのが最初なんだそうで・・今でも上質なバラの精油の産地になってるけど、ショップで、バラの精油をお求めになったことありますか 突然ですが
1ミリℓが、ナント○千円、精油1滴が0.05ミリℓとして20滴分・・1滴は○百円❢ひゃぁ~お高い超レアーバリュウ~~(‘◇’)ゞな精油なんですけどね、何せ精油1kg精製するのに用いられる花の重さは、なんと5000kgとか、精油1滴(およそ0.05ml)はバラの花200個分ならしい・・こんな事ばっか言ってたら、・・ひえぇ~・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。そんな高価なもん使えないよぉーって言うやろなぁ~思いますけど、女性の心と身体には、とってもお助けマン的な精油なんですよね、なので、ちょこっと思い当たるふしが・・あったなら・・お試し頂くのもよろしいかと(*゚∀゚)=3 ムッハー!!
<Rose Absolute(Abs.) ローズアブソリュート>
学名:Rosa centifolia Rosa damascena
科名:バラ科
抽出法:溶剤抽出法。
<Rose otto ローズオットー>
学名:Rosa damascena
科名:バラ科
抽出法:水蒸気蒸留法
<ローズアブソリュート>も<ローズオットー>も効能はほとんど同じと考えても良いけど、バラの品種とか抽出方法に違いがあるので、うぅ~ん・・やっぱし・・ちょこっと違うかな?価格ですか?もっちRONちゃう❢ローズオットーの方がダンゼンお高い❢バラの香りで、身も心も癒されるのは良いんやけど、アロマトリートメントで用いる場合は、溶剤抽出法のアブソリュートは有機溶剤にアレルギ―のある方には要注意なんよぉ~事前のパッチテストで調べればいいのだけど、ほれっ、今時の○○○サロン、パッチテストをシッカリやってるかって?ビミョー(ヒソヒソ・・(・_・)エッ….?)ブレンドオイルを拵えてトリートメントをしたいなぁ~癒されたぁ~い゚゚(´O`)°゚・・てな時は、ローズオットーを選んでね芳香浴( ̄ー+ ̄)で楽しみたい時はローズアブソリュートを供されることをお奨めするかもぉ~( ̄д ̄)賢く使いまわしてねぇ~一滴々・・大事に使ってよぉ~
( ローズアブソリュート )
気分が何気に落ち込んだり、なんか希望が持てないなぁ~とか、なんで自分ばかりがこうなんだろう・・などといった情緒不安定気味な時とか、抑うつ、悲しみ‥等、安らぎを求めている時、安定した気分を取り戻したい時に芳香浴をお奨めしちゃうかも。この時期、春って、通勤時間帯の「人身事故」が頻繁に起こるでしょぉ~(/ω\)事故にあわれた方の数%にはこういった心の悩みもあったのじゃ?走ってる電車に飛び込む前に、バラ精油で芳香浴でも試して欲しかったなぁ~なんて思いながら、動かない電車の中で、じっと電車が動くのを待ってたりするんですよね(ハラハラ・・・遅刻しちゃうよぉ~って・・)
バラの香りは特に、女性性に自信を持てない女性には有効とも言われているんですけどね。
( ローズオットー )
トリートメントオイルを作ってお肌をコネコネする時や、お顔にパタパタ・・そんな時には、ローズオットーがお薦めお肌への効果については、様々な肌質のスキンケアーに有効と言われてまぁ~す。ひきしめ効果とかハリを保つとか炎症を和らげる効果なんかも期待できるんですよね、女性のPMSとか生理不順‥等生理に関係した症状の緩和には、トリートメントオイルにちょこっと垂らして(香りがとても濃厚なので、ホントにちょこっとね~←正確には1滴で十分かと)お腹や腰回りを優しくトリートメントしてみたらよろしいのでは?でも、バラの香りを好まない方もハイビの周りにはいっぱいこといるんよね(*´Д`)
精油は、自然の花の香りに比して濃厚~濃縮されておりまする。ジャスミンとかサンダルウッドとのブレンドオイルには、催淫作用があるって言うんですけどね・・ホントかあぁ~( ̄д ̄) どなたか試して結果報告報告を・・
願わくば・・・http://www.youtube.com/watch?v=HsLLfrRg4To
じゃまたね~ん
今回も最後までお読み頂きo(_ _)oペコッありがとさまぁ~
パウダルコ
(第97話 2011/10/11 )
パウ・ダルコはノウゼンカズラ科の中でも、タベブイア属に分類され、南米および西インド諸島原産の広葉樹(大抵が常緑)・・・その中でも赤紫色の花をつけるものが薬用に用いられていて、他に黄色い花を咲かせるものあるそうなんですけど、使用にあたっては、チャンと見極めて(同定して)使用部位の確認とか調整が必要だともいわれております。ちなみに、黄色い花のパウダルコはブラジルの国花になってるそうなんですよね~。タベブイア属といっても、Tabebuia heptaphylla、Tabebuia inpetiginosa、Tabebuia avellanedaeなどその数ナント100数種あるらしい・・・・英名もイッパイことあるんですが、タヒボ(Taheebo)といわれる種類はTabebuia avellanedaeの事なんだと言って他のものと区別して語る先生もいらっしゃるようなんですけが、今回のハイビは・・Tabebuia avellanedaeについて御紹介するって事で・・・゚Д゚)y─┛~~( ゚д゚)…|゚з゚)タノムネ。。。
日本での流通は食薬区分からいくと、非医薬品で、表示はパウダルコになってる。
別名が「アクアインカー」とか「イペ」になってて使用部位は樹皮と葉・・・パウダルコの樹皮と葉は、厚生労働省行政情報の中の医薬品情報(別添3)に、植物由来物等として、「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)」に区分されているんですよね。ハーブティ―でいただくのが一般的かな 「タヒボ」とか「イペ」とか言った名前で売られてたりもします。多分・・パウダルコは知らなくても、タヒボとかイペとかは知ってるんじゃないかと・・・?・・おんなじですから~~~~(●^o^●)
<パウダルコ>
学名: Tabebuia avellanedae ダベブ‘ィア アベラナダエ (ナンダッテェ~~ん?)
英名: Pau d’arco(パウダルコ)・Lapacho(ラパチョ)・Taheebo(タヒボ)・Ipe Roxo(イペロシュ)
和名: 紫イペ イペ (俗名)
科名: ノウゼンカズラ科
使用部位: 樹皮(の内皮)
含有成分:ナフトキノン類(ラパコールなど)、フラノナフトキノン、イリドイド類、
アンスラキノン類(タベブインなど)、
<作用>抗菌・抗真菌・抗ウイルス・免疫賦活など
<適応>真菌感染症(カンジダ症等)・呼吸器不全・免疫不全などに効果が期待されているんですけどね。
南米の先住民・・(アマゾン熱帯雨林流域の先住民)は樹皮を煮出して(煎じて→煎剤)カンジダなどの感染症や呼吸器疾患、リウマチなどに用いてきたそうで、化学的研究が成されたのは1960年代から~含有成分の(主に主成分である)ラパコールは、抗菌作用と抗ガン作用を有していて、今後の研究が待たれる成分なそうなんだけど、ヒトでは(高用量の摂取で)吐き気や嘔吐、抗凝固作用を起こす可能性があるそうですよ。それにこのラパコールは、ナフトキノン誘導体の一種でパウダルコには2~7%程度含有しており、パウダルコの樹皮の有機溶剤抽出物には、ラパコールやβ-ラパコンα-ラパコン、デヒドロ-α-ラパコン、が含まれている事がわかってラパコールはタベブイア属の樹皮の主成分ではないんじゃないかって言われたりもしてるんですよね。カナダの研究者が市販のパウダルコ調べたら、成分中にラパコールが入っていないものもあったらしいんですよね(12品中2品にしか含まれていなかったんだとか・・・↓参照願います。
Awang DVC,Dawson BA.Ethier JC et al.Naphtoquinone constituents of commercial lapacho/
Pau d`arco/taheebo products, J Herbs Spices Med PL\lants 1994;2(4):
成分についてもっと、クドクド語るとして・・・ラパコールには抗ビタミンK活性(抗凝集反応)があるんですが、時として、“ラパコールはビタミンKアンタゴニストである”なんて書いてある文献もチラホラ・・・・コレって??でしょ~ん。メディカルハーブの話もここまで(どこまで?)来ればいろんな用語が飛び交うんですよね~~アンタゴニストって言うのは、受容体には結合するんだけど、生体物質とは異なり生体反応は起こさないんですよね、で、本来結合するはずの生体内物質と受容体の結合を邪魔して(阻害して)生体応答反応を起こさないような薬物の事を言うんですけど・・・う~~ん例えば・・フグの、テトロドトキシン(舌かみそっ!!)なんかはこれにあたるんですよね、電位依存性ナトリウムチャンネルって呼ばれるタンパク質を選択的に阻害する事で神経や筋肉の活動を停止させちゃうんですけど・・・ハイビ、フグ毒にあたった事ないから経験ないんですけど・・・へたすりゃ死ぬよね(ゾ~~)。 薬で、拮抗薬(拮抗剤)とか遮断薬とかブロッカーなんて言う風に呼ばれてるんですけどね・・・他には、(+)ツボクラリンがあるでしょか?これはツボクラーレから塩酸塩として単離されたもので、末梢性筋弛緩薬のうち競合遮断薬って説明されるんですけど、ニコチン性アセチルコリン(ACh)に結合してAChの受容体への結合を妨げる性質をもってて、その結果、筋弛緩作用を示すってわけね、身近な用途としては吹き矢につかう毒・クラーレの成分なんですけど・・・エッ(・∀・) 吹き矢はちっとも身近じゃないってありゃま・・ハイビもそう思うわ!
でね、ラパコールには抗ビタミンK活性(=抗凝集反応)があるんだけど(どうなるかって言うと血が固まりにくくなる)、他の成分のアンスラキノン類の何種類かに、ビタミンK活性あるもんだから、ラパコールの抗ビタミンK活性を補ってくれてるんだそうですよ、(旨く出来てるよな~~って思いませんか?植物は自立してるんですよね~~)
それと、他の成分で気になるもんにナフトキノンがある!資源天然物化学の分野では芳香族化合物に分類されて(例の芳香族ね・・)いるんですが、「ナフトキノン」これだけに言及したら、とんでもなく恐ろしく感じるのはハイビだけかな~?これってさ、吸いこんじゃうと咳が出るとか咽頭痛とか、皮膚に付着すると発赤や灼熱感や痛みが経口摂取では腹痛やら吐き気やら嘔吐やら・・・・・水生生物に対して毒性が強いとか言われてるし、国際化学物質安全性カードなんかにも載ってる物質なんだけど・・そんなもんが入ってるのかって驚いちゃったんですけど・・・・でも、精製されて瓶に入ったナフトキノンを吸ったり膚に付けたりする場合と違って、メディカルハーブをハーブティーで戴く場合はあんまり心配してないんですけどね・・何事も相乗効果のなせる技・・濃度的にもね~~(でも・でも・副作用があるっても言うから・・少しは気にしなきゃならないのかもね?)このナフトキノン類にはカンジダ菌や白癬菌に対して抗菌活性とか、抗炎症作用とか肉芽形成促進とかアポトーシス誘導、血管新生阻害作用なんかが確認されているそうなんですよね。ヒトでの臨床試験では癌に対しての報告が米国国立癌研究所から出てるみたいですよ。ラパコールの抗癌作用については毒性試験なんかが行われていたりもします。
ヒト以外、動物実験では癌や蛇による咬傷に対してとか乾癬、潰瘍、鎮痛、リウマチ、膀胱炎胃炎、前立腺炎、・・・いろんな臨床的作用について報告があるみたいなんですけど、臨床応用では抗ガン作用とか抗菌作用に注目されてるそうです。
安全性は、メディカルハーブ安全性ハンドブックには未収載。
副作用として吐き気や胃腸障害の発現の可能性がある、って言われてますから・・・ホドホドの摂取を心がける事かな!?
今回のテーマとはちょこっと関係ないんやけど、今巷で香ってる香りね~お気づきになられましたか?
金木犀の花なんですけどね、よそ様のお宅の庭先に・・・へへ(‘◇’)ゞ じゃまたね~ん
バーチ
(第117話 2012/01/29 )
バーチと春季療法
< バーチ >
学名: Betula pendula
英名: Birch
和名: シダレカンバ
科名: カバノキ科
属名: カバノキ属
使用部位: 葉部
含有成分: フラボノイド(クエルセチン・ケンフェロール・・・)、精油(樹皮にサリチル酸塩)、
タンニン、ビタミン
作用: 利尿、浄血作用
今回の“バーチ”なんですが、和名はシダレカンバと言いますが、シダレカンバと聞いて、シラカンバのことかな~?って思ってる方もいらっしゃるかと思いますが、白樺を“シラカンバ”とも言いまして学名は、Betula platyphyllaです。こちらもカバノキ科ですが、何が違うかって言うとマズッ学名が違うそれと、シラカンバは葉っぱが三角状で皮は白くって模様が横しま・・若木はつるつるしててるんですが、本州の低地では樹皮は白くならないんですってで、柳の木とかが生える所でも生えるんだそうですが、シダレカンバは、葉っぱの形はひし形に近い三角形で樹皮は白っぽい(白)、やっぱしこっちも横しまが入ってて、つるつるしてるんだけど、枝が垂れる事や葉っぱが黄色じみてる事とか、自生種は無い事なんかが、シラカンバとの違いかな・・・で、今回は、こっちの、シダレカンバの話ね。
キシリトール(Xylitol)という人工甘味料があるけど、白樺の木材の(樹液から)多糖を分解して製造されていて、シュクロースと同じくらいの甘味があって代替甘味料として用いられているんですけど、イエロー(ホワイト)バーチといわれるものはカバノキ科シラカンバ属の広葉樹、学名がBetula alleghaniensisとなっており、木材として利用されてるんですよね(←ヤッパシ・・学名からその違いは理解していただけるかと・・・)。
この時期は、いよいよ花粉症が心配される頃かと・・「春季療法」を意識しての御紹介です。「春季療法」とは、ドイツを始めヨーロッパで春先のアレルギー予防として、イラクサ(←ネトル・学名:Ultica dioica )などのメディカルハーブを積極的に摂取する療法の事・・へへへ・・ハイビもここ3年間くらい前からやっております7年前のある朝、突然鼻は詰まるし、昼間、眼はショボショボ,鼻水タラ~~~リ・・・何これと慌てふためきましたが、親切な職場の同僚が、やさし~く「・・それは花粉症って言うのよ 」と、教えてくれましたっけ・・・その時がハイビの花粉症デビューだったわけなんですが、信じる者は救われる!?メディカルハーブを勉強し始めてこのドイツの「春季療法」の話を聞いてから、始めた春季療法(?←自己流のところもあるので?マークがついてます)なるもののお陰かその後、花粉症と言われる症状は出てこない・・・一回花粉症になっちゃったら、治らないって聞いてますが、あれウソじゃないっかな~~??自分の体験からそう思ってるんですけどね。でも、「じゃぁ~私も!」って言いながら、始めたからと言っても、直ぐに効果が出るものでもないかとは思いますが・・・鼻は詰まってない方が快適ですし、鼻水や涙なんかも出ない方がお化粧崩れも少ないしね・・
まっこんな思いから~~~一つ・ご紹介です
バーチ(Betula pendula)の含有成分であるフラボノイド(クエルセチン・ケンフェロール・・・)、フラボノイドは度々お目見えしておりますが、植物色素の一群、中でもクエルセチンは最も広く分布しているフラボノイドで、ビタミンP様作用があります。ビタミンPは野菜や果物などにも含まれるんですが(果物の方がたくさん含んでるようだけど・・)、お蕎麦なんかにも結構含まれているんですよね。その働きは?というと、毛細血管の脆弱性を抑制する(血管を強化する)働きで、毛細血管を保護する作用があるんですけど、このビタミンPは、ビタミンの一種というよりは、“ビタミンの働きを助けるもの”といった風に考えられておりまして、不足すると毛細血管の脆弱性が増加し出血しやすくなったり抵抗力も落ちてしまう(例えば風邪をひきやすくなるとか・・・)んですよね。この症状は、ビタミンCが不足した時の症状にも似てるかと・・思うんですよね~!
昔の(っつか、いつ頃からなのかは?ですが)日本のお蕎麦屋さんのメニューに“オロシ蕎麦”ってのがあるでしょ?あれは、まさにビタミンPとビタミンC(←大根の皮はこれの宝庫)を同時に摂れる御馳走ね!~~すごいですよね~~日本人も、なかなかやる~~知ってたのか?知らないけど、ただ美味いからだったのか?それに、ビタミンPの血管との関係について語る時、いつもお目見えするのが、冬至のころ勤しむ“ユズ湯”なるもん・・・アレだって、血行促進、身体をあたためる目的で昔の方々の知恵から興ったもの・・・いや~なかなかですよね、日本だって、ドイツの春季療法なるもんには、負けてないぞなんて思ったりもしてます。
メディカルハーブの浄血作用については、バーチに限らず、ネトル(Ultica dioica)の葉っぱや、ダンディライオンの根っこにも認められる作用で、同じように春季療法で利用されていますが、春に生えるメディカルハーブは、とかく解毒作用や強肝作用を持ち合わせている感じがするんですけど、スギナ(学名: Equisetum arvense)なんかも春のハーブですしね。
・・・そう言えば、昔見た映画の中で、サウナから出てきたオヤジ(若かったかも・・~@@)2人が、タオルを腰のまわりに巻いてお互いの裸の身体を何かの木の葉っぱで、バシバシたたき合ってたシーンを思い出します が、あれは、お肌の健康維持のための習慣だそうで(ず~~っと後になってから知った事なんですが)その時の植物が、バーチの小枝で、北欧はフィンランドの風習なんだそうです・・・・・くすぐったくなかったんかな~他にも、バーチの樹液はニキビや頭皮のトラブル時に用いられきたそうで、シナモンやクローブなどとブレンドしたローションを用いていたそうなんですよね・・・今時のボデイローションやハンドソープなどにも、このバーチの樹液の配合されたものも見受けられますけど・・・ハイビは、使った事がないので、なんとも・・・スミマッセ~~ン
<適応>膀胱炎、尿道炎、皮膚病となっておりますが、ドイツのコミッションEモノグラフでは“利尿ハーブ”として取り上げられており膀胱炎や尿道炎等、泌尿器系の感染症なんかに効果が期待されているそうですし、腎結石の予防なんかにも利用されているそうなんですよね・・・でも、日本で利尿作用を期待して、バーチは選ばないかもね・・まっ、そう言う事も言われてるって知識としてお持ちいただければヨロシイカト・・・泌尿器系に用いられるメディカルハーブって言えば、クランベリーとかアルテアとかスギナとかクミスクチンとかソウパルメットとか・・・ここ等辺ですかね~~・・・・。
安全性は?・・クラス 1 、ハーブティ―でお召し上がりいただいてもよろしいかと・・・。
じゃまたね
パードック
(第40話 2011/07/16 )
副題 : 肥満からの脱出ダイエットを意識したメディカルハーブの取り入れ方
今日からいよいよ各論(ン何の事?)かって、別に~ただ、そんな気分なんですよね。
以前、症という文字が付いたら、健康を害しているという事で、立派な病気だって事・言ったんだけど、今日は、肥満症・・とまではいかなくても、余分だな~と思う体のどっかのスリム化を待望している方々に、少し真面目に読んでいただけるのでは?なんて思ってるんですけどね・・・
まず、食物繊維だけについて熱く語らせたいただきま~す。
なんだ・・そんな事か!なんて言わないで下され**以前紹介させて戴いたメデイカルハーブで、ダンディライオン:Taraxacum officinaleの根部には、炭水化物のイヌリンが、フラックスシード:Linum usitatissimumの種子には、食物繊維がたっぷり含まれていましたよね?で、なんで、このメディカルハーブが肥満症や糖尿病(Ⅱ型)に使われてるかって言うと、食物繊維が入っているからでしたよね!?簡単に言えば満腹感が得られて⇒便のカサが増えて⇒便秘の解消になるって事なんですが・・・・
そもそも・・・食物繊維は、水に溶けるかどうかで水溶性と不溶性に分けられるんだけども、水溶性にはペクチン(果物・野菜に入っている)、グルコマンナン(コンニャクに)、アルギン酸(海藻に)、寒天(天草に)なんかが分類されて、不溶性には、セルロース(穀類・野菜・果物に)、ヘミセルロース(穀類・野菜・果物に)、イヌリン(芋類・野菜に)、リグニン(穀類・野菜・豆類に)があって、これらは植物性の食物繊維って言われてるんだけど、動物性もあるよ!動物性の食物繊維で水溶性のものにはコンドロイチン硫酸(サメのヒレ)、不溶性のものはキチン(カニ・エビ)なんかがあって(結構、耳にするかと・・・)で、その働きは
①保水性(水溶性・不溶性)
②粘性(主に水溶性)これは血糖値が急に上昇しないように働いている。
③吸着性(水溶性・不溶性)コレステロールや有毒物を排泄するよう働いている
④発酵性(不溶性)プレバイオテクスの働き(大腸菌にエサを与える)をしているんですね。
食物繊維を、毎日の食事で、変わり番こに・・・毎日摂れればいいんだけど・・どうかな~~コンビニの弁当とペットボトルのお茶をラッパ飲みの食事では・・・・まず無理ねサプリメントがあったりもするけど、加糖分が気にるし・・・その点、ダンディライオンなんかはハーブティーで簡単に取れるから、おススメしたいんですよね、ヨーロッパの植物療法では、血流を良くする事にも配慮して、ホーソンとダンディライオンをブレンドして、用いられているそうなんですよね、かなり~~お勧めのブレンドティ―で~~す。抽出時間は、どちらも10分とか20分とかなので、2種をミックスして15~20分間フタをして抽出が良いと思うよ*苦味が気になるようだったら(ハイビスカスはか~な~り~気になるので)ローズヒップをちょこっと加える事をおススメしたいな~~。そこで、本日のテーマである食物繊維が多く含まれてるメディカルハーブをもう一つ!
食べる場合の姿・・生の
ハーブティーで飲する際の姿・・・ さてなんでしょう~か
答えは・・・ゴボウ
女子だったら、ゴボウには春・秋ゴボウがあって、初夏に出回る春ゴボウの方が味も香りもよくて、土の付いたまま新聞紙などにくるんで(乾燥させないようにして)暗い場所に保管するとか、10円玉の大きさでスラリとしたものを選んで買うんですよね!なんていった発言が出てきそうなんだけど、・・・・・今は、考えないで良いですからね原則的に、メディカルハーブは旬の時に収穫して乾燥させたものを供するもんですから~~**
< バードック >
学名: Arctium lappa
英名: Burdock root ・ Great burdock ・ Edible burdock
和名: ゴボウ
科名: キク科
使用部位: 根部
<含有成分>苦味配糖体(アルクティイン)・精油・イヌリン(27~45%)・粘液質・ポリアセチレン類・含硫アセチレン化合物・フィトステロール
<作用>浄血・解毒・抗菌
<適応>腫れもの・皮膚病・リウマチ・便秘・高血糖
<服用法>3~6gに水200ml注ぎ軽く煎じたものを服用(1日数回)。
<安全性>クラス1、プリメントで摂る場合も多い。
メディカルハーブチックに述べさせていただくとこんな感じね ♡ 普段食べるゴボウじゃないみたいでしょ?イヌリンやリグナン系の苦味配糖体のアルクティインを含んでいるので、トニック効果も発揮するそうですよ
(ホントか~~って疑ってしまう程、フツ―に食してますよねワ・レ・ワ・レ・ハ・・・ )。
欧米では古くから、悪液質の治療とか、植物治療学の分野で処方されているんですって。
リグナンっていうヤツは、資源天然物化学の分野に於ける近年の研究によると、種々の生理活性が報告されていまして、抗腫瘍活性が強く、抗悪性腫瘍剤のリード化合物となった化合物とか、誘導体が開発中の化合物もあるんですね、つまり、フランスなどにおける伝統的な使用法を証明する結果になってるわけね。こんなすごい才能を持っている化合物の一つなんですよね~ゴボウに含まれるアルクティインってさ。
毎食、ゴボウを食べるのもなんだしね~メディカルハーブとして、お飲みになっても良いんじゃない。
歴史的な話を申せば、日本には、薬草として中国から伝来したと考えられているんですが、縄文時代の遺跡(貝塚)からゴボウの存在が確認されていて、渡来はかなり古いものと推定されてるんですよ。10世紀以前の平安時代の宮中でも、薬草として使用されていたらしいし・・・“ゴボウを食用にしてるのは、日本と韓国と台湾のみ、中国では薬草として使用される“と言われてますけど、ここ数年は、海外における日本食ブームの浸透はすさまじいものがあるから、今時は、どっかの国の日本食レストランなんかでも出てますよね~~きっと。外人さんも「ゥウ~~ン*ゴボウ ティスチュ」「ダ・シ・キ・イ・テ・テ・オ・イ・シ・イ・デッス」って言って食べてると思うよ~。以前、ダイエットにはマテ・・とご紹介してますが、今回は食物繊維にをあててのご紹介でしたんよ。
いろいろと、今の自分の状況を見極めで、体の中のどの反応にダイエットのを使うのか・・・どういった方法が良いのか については、次回にしようかな・・・そして、食べたり飲んだりばっかしてないで、運動するのは勿論なんだけど、腰周りの肉をつまんだり、おへその周り・・腸を意識して外から振動を与えて腸の蠕動運動を促進する・・・(お風呂上がりのプヨプヨとふやけている時なんか揉みやすい)無駄な努力もやってみるといいんじゃな~~い(まるで他人事のよう・・・スミマセ~~ン )
じゃまた
バレリアン ~①~
(第60話 2011/08/08)
神様がくれた睡眠薬~その①
パチパチパチ・・最初、ハイビスカスは、第50話が目標だったのね(続けれるかな~ってね)だけど、まだまだイケソッっかなってんで、“0”のつく回の時には、拍手を送ってあげる事にしたの50回クリア~って事は、50日経ったっていう事でしょ・・・60回って事は60日経ってるって事よね(一日一回はブログ更新するとしてさ・・・)で、もしも100回なんていっちゃったら・・・うわ~~~100日!?クラクラ~クラ~・・PCの前でハイビの御主人様が卒倒しそうになってますぅ~~「ダイジョブ○○ちゃん」
「一人芝居がうまいね~~」「はいっ!女優ですから」 ん?“(――〆)”“シラ~
なんてバカな事言ってないで(毎度のこと)・・今回のお題にうつらせて戴きま~す。今回の隠れたテーマは“不眠”におすすめのメディカルハーブ前にも何かの時に出てたかもしれないけど、いいや・行っちゃえ――!!ってんで・。ハーブのご紹介です、
<バレリアン>
学名: Valeriana officinalis
英名: Valerian
和名: セイヨウカノソウ、キッソウコン
科名: オミナエシ科(新エングラー体系分類)、スイカズラ科(APGⅡ 体系分類)
使用部位: 根部
バレリアンって言う呼び名は、200種類以上あるバレリアーナ属の植物に対してつけられている名称だから・・バレリアンっといっても、親・兄弟・兄弟のお嫁さん達・子供・伯父さん・叔母さん・義理の母・義理の父・・・その兄弟たち・・・・延々・・200以上~いっぱいこといるわけね。
纈草(けっそう)または吉草(きっそう)とも言われて、原産はヨーロッパ、ヨーロッパや北米の牧草地や林に生育していて・・・・ヨーロッパ・日本・ロシアなどで栽培されているそうよ。歴史的にはギリシャの医師であるガレノスや植物学者のディオスコリディスにも知られていたそうで、ヒポクラテスの時代から不眠に用いられてきたとも聞いております(ケッコー古くから・・・・)もっとも、不眠症や神経性の不調や治療に、バレリアンが用いられるようになったのは、16世紀にはいってからだそうで18世紀頃には消化器系の不調に関連した神経性の不調に対して、鎮静剤としての利用が(主にヨーロッパ地方)確立されて今では世界中で神経性の睡眠障害にお役に立っているそうなんですよね。ドイツでは不眠症・精神不安への使用を承認しているんだけど、バレリアンの製剤には「車の運転や機械を操作する場合には注意力が減少する可能性があります」と言った表示を義務つけているそうですよ。海のこっち側日本では食薬区分をみると非医薬品に分類されるていて、食薬区分上の表示はカノコソウ、別名がセイヨウカノコソウ、キッソウコン、ワレリアとなっていて、一般用医薬品(メンテックとか、ラムールQとか・・)にも入っていたり、鎮静作用を期待して催眠鎮静薬、女性用薬にも配合されているんだそう・・・・“気持ちを落ち着かせるサプリメント”として用いられることもあるんですってよへ~でしょで、植物は、こんな感じなのね、きれいでしょ?これは白い花だけど、薄い桃色の花もあるのよ・・・でも、メディカルハーブとして用いるのは根っこの部分なので・・・
それってこんな感じ・・乾いた根っこのぼさぼさしたヤツね!
このバレリアンの根っこの扱いが、ちょこっと面倒なんだそうでね、含有する精油成分が失われないように掘り起こした根っこの乾燥作業は、40℃以下の温度で、注意深~~く行われて、こんな感じに出来上がるってわけね。
まず、味と香りからなんだけど・・・味はね、ちょこっと土臭いような感じで、何とも刺激臭があるっていうか・・今だからこんな風に涼しい顔して御紹介しているけども・・・たしか・・バレリアンというメディカルハーブを初めて講座で学んだ時、美人のセンセが「バレリアンの瓶の蓋をあける時は、周囲の方に気を使ってから・・・・・・」みたいな事を言ってた。その講義が終えたすぐ後に、同席していた生徒の中にチャレンジャーがいて、サッと蓋を何も考えずに開けちゃったのよね・・・・んんんウゥウッ・・
クッサ~~~~~ッツ
これが、ハイビスカス(だけじゃなく、そこにいたみんな)からでた雄叫びだったのよね~でも、この匂いは人には“くさい”と感じられるんだけど、猫チャン(ニャ~オン)にはマタタビの様に陶酔を引き起こすらしいよ(←ハイビスカスは、この現場は目撃した事ないんですけど、猫大好きな方なんかは試した事あるらしく・・ホントって言ってた)。それと、眠れない方なんか(不眠で悩んでいる方)は、「その香りが良いのよっ」て言うんですよね。ハーブティ―にすると苦味はあるけど香りは気にならないって言ってたし、慣れるとクセになるって意見もあったし、蜂蜜を垂らして飲んでる方もいたそれと、頭痛とか、鎮静効果を期待して、バレリアンをリンデンとブレンドして・・・お風呂に入れて(入浴剤として)使う場合もあるって言ってたよ・・・うん・・確かにリンデンは良い香りを漂わすからベストカップルかもなって思ったけどさ・・・・でも・・・ハイビスカスは・・・・今は遠慮しとくわ~やっぱ匂いがね~~って感じ。
この、臭い匂いの元は“イソ吉草酸”っていう物質で、猫チャンが陶酔する匂いの原因物質とおなじものなんですって・・・猫チャンが好きといったら“マタタビ”が考えられるけど、マタタビの成分のネペタクラクトンと同じ構造(実際には、イリドイド変形モノテルペン構造)をしているからなんだそうですよマタタビだっても、植物の一種ですから・・・ね
ちゃんと、Actinidia polygama という学名もついてればマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性の木本と本にも書いてあるしさ・・・なんでバレリアンの香り(匂い)で猫チャンが陶酔するのか御理解いただけたはず。毎回余計な話ばっかして・・ゴメンね~ちょっと長くなりそうなので、次回につづきをはなさせて戴きま~す!じゃまたね
バレリアン ~②~
(第61話 2011/08/09 )
*神様がくれた睡眠薬~その②
今・・・8月9日: 0時 47分 8・ 9・ 10・ ・・・秒
今夜は・・というか夜中だよ~~やけに蝉がナイテル・・・朝に劣らず・・やっぱしウルサイ最初にうぶ声をあげたヤツは、もういないハズあなたたち(←セミの事)一体、何時だと思ってんの真夜中だよ~早くねなさいセミを、脅かそうと、がッツと公園側の窓を開けてみたセミの啼き声は止むどころか・・お見事な反響音が・・・大合唱ですわね~
思わず~~ガ・ン・バ・ッ・テ・下さいね~~~と声をかけたくらい・・半端じゃないねセミの鳴き声・・何事も一生懸命って大事よね~~思い知らされた瞬間だった気がする。
前回は、バレリアンの“ヒトトナリ”について御紹介させて戴きましたが今回は、成分とか、期待する効果とかについてネチネチ語ってみたいかと・・・ま・でも飲みながらね
なんか違うよ~ハイビスカスハイビちゃんメディカルハーブの話では
以前、ちょこっと・・・GABA(γ-アミノ酪酸)について語らせて頂いたけど、覚えてる
GABA(γ-アミノ酪酸)のことちょこっと
ヒトの脳や脊髄(中枢神経系)に存在して、情報伝達の時に活躍する物質・どっちかっていうと“気持ちを落ち着かせる”とか、リラックス効果を与えてくれる~神経を鎮静させる効果がある言い換えれば、抑制性の神経伝達物質っていうヤツしかもこれは、脳下垂体からの成長ホルモン分泌にも一役かってて、脂質代謝の促進作用もあるもんだから、生活習慣病の危険要因の一つである肥満の予防解消に役立つとも考えられる物質でしたよね~)
あ~あ長かった
今回ご紹介のメディカルハーブのバレリアンの根っこの抽出成分についてのまとめをすると・・
①中枢神経細胞のGABA-A受容体と結合する事が解かっているんですって
(パチパチ=すごい事)
バレリアンが中枢神経を抑制して筋肉の緊張を解く機序の解明はまだらしいんだけどね・・・
(ガックッ)
GABAの代謝に関与している可能性があるって事の報告はあるのよね~
(パチパチ・・すごいこと)
(したり、したりで・・つかれるな^~イソガシ)
<含有成分>は、精油(酢酸ボルニル・バレレン酸・β-カリオフィレン)、バレポトリエイトなどがあげられて、酢酸ボルニルっていう成分がバレリアンたる所以の精油成分、鎮静・鎮経作用があって、中枢神経に影響する成分だって考えられていて、他の成分のバレポトリエイトについては、毒性があるとの指摘もあるんだけど、熱に弱くて不安定で、化学的にも分解される事や腸管での吸収もされにくいことなどから問題無いと言われてるけどね。
バレリアンの<作用>は鎮静作用とか、鎮痙作用とかが考えられてて、神経性の就眠障害とか、神経興奮、消化器系の神経性疼痛などに効果が期待されると言われております。
就眠障害・・・”不眠”と、ひとことで言ってもねぇ~色~んなタイプがあり原因もさまざまだしさ~~身体的な問題(体のどこかの痛みとか、発熱している時)とか、生理的な原因(時差ボケなんかがあげられるかも・・)心理的な原因(ストレスとか人生上の変化とか・・)、不安や気分障害、統合失調症とか、薬物中毒者なんかでも不眠になったりするっていうしね
★不眠を訴える人の中には夜更かしをしすぎて眠れない方もチラホラ・・こんな方は体内時計が狂ってしまってるわけだから、それをリセットすればいいわけで、その方法は?朝の光をキッチリと、朝起きてからすぐ浴びるのが一番っていうのよね生活リズムを整えさえすれば、夜更かしが原因の不眠は改善するらしいよ。
★★次にストレスなんかが原因のタイプの不眠は交感神経の緊張(いつも興奮している感じね・・)によって起こると考えられていて・・・そもそも、ストレスは大脳辺縁系っていう部分に伝わって視床下部にも影響を及ぼすもんだから結局睡眠にも影響が出るって考えられるわけなんだよね、アロマテラピーの芳香浴を知ってるでしょイ~イ香りを嗅いでリラックスしようっていうたくらみ・・・アロマの芳香分子が嗅覚を通じて大脳辺縁系に伝わる事でストレスの緩和につなげようとするものなんだけど、か~な~リ~効果があるんですってよそれと、ぬるめのお湯(風呂)に入る(樽漬のハクサイにでもなった気分で・・ゆ~たりね)とか、瞑想をするとか、お布団の中で、ゆぅ~~っくり・・深~~い呼吸をするとかいった方法も効果があるらしいから・・・試してみたらいいかもね。
★★★あとは、朝・早や~~くに目覚めてしまうタイプの不眠は(これは、早朝覚醒タイプといって)“うつ”の症状の方に多くみられるそうなのだけど・・体を少し疲れさせるよう適度な運動とかアロマの芳香浴なんかも良いらしい。端(ハタ)からみてて気の毒だな~~って思っても、本人が気にしてなければ無理に改善する必要は無いっていうんだけど・・「眠りたいんだけど眠れないんだ」「眠りたい”」っていう場合は、受診した方が良いんですって周りの助けが必要な場合も多々ると思うんですけどね。
それにさ、不眠症の治療薬についてですが、昔の薬は(どこまでが昔なのかしらん・・・・・いつの昔に遡ればいいんだ・・・・明治時代とか江戸時代か、抑える部位(効かせる部位)が多かった(広範囲だった)ために色んな部位の神経伝達が抑えられるために、副作用が(翌日にボー・・としている感じ)がひどかったらしいけど、今では改善されてきているみたいね、・今の薬って、不眠のタイプによって薬の持続時間が微妙に調整されているみたいなのよね。
でも・・不眠に対して、薬を使わないで(誰にも知られないで・・・)何とか改善したいって思う人・多くね~(語尾を上げて発音ね、疑問の意を込めて・・・)バレリアンの作用は、主に鎮静効果にあるんだけど、特に、睡眠をサポートしてくれるものとして重要視されているのね。夜中に目を覚ます事が減少するとか、深く安らかな睡眠をもたらしてくれるとか、気分を落ち着かせ、不安やストレス、筋肉の緊張を和らげるとか、緊張からくる頭痛なども緩和してくれるそうなので・・・・もしも、こんな状況に陥った場合や自分以外、不眠で悩んでいる人がいたら・・メディカルハーブのバレリアンなんぞを「こんなのもあるわよ「と、進めてみるのもかも
ハーブティ―で飲む場合は、抽出時間をチョット長めにしていれるのがGoodサプリメントなんかもいろんな種類が出てるから・・色々とチェックしてみてくださいな(自分のため・・に)
睡眠の質のバロメーターは、起きた時の気分が目安だっていうでしょいい朝むかえれてるかね~~生活習慣を改善したり、体内時計の狂いを調整するとか・・睡眠環境を整えるとかいろいろためしてみたけど・・・やっぱダメソッといった時なんか・・ちょっと思い出してみてほしいのよね~バレリアンを・・・・でも“うつ”等、精神状態に支障を来してしまう場合もあるから・・あんまり楽観視もできないけどね。
じゃまた
追伸:セミは静かになりました。おかげさまで・・・セミも眠るんかな?
ビルベリー
(第33話 2011/07/09 )
生活習慣病予防に活躍するメデイカルハーブ
最初に言っとくね 今回も・・長いよ~~
学名: Vaccinium myrtillus 読み方は、ワクキ二ウム ミルティルルス
英名: Bilberry
和名: 苔桃(こけもも)
科名: ツツジ科
使用部位: )果実
<含まれる成分>カテキン型タンニン、アントシアニン(デルフィニジン)、フラボノイド、ペクチン
<作用>収れん、止瀉、視覚機能向上、毛細血管保護
<適用>下痢、口腔粘膜の炎症、眼精疲労、糖尿病性網膜症、老人性白内障
ビルベリーはブルーベリーの近縁種、アントシアニンと言う成分がこの果実の濃い赤紫色の正体。そういえば・・・話はそれるけど(ごめんね~)青いバラとか青いカーネーションなんかができたでしょ?これはデルフィニジン生合成に関わる酵素をペチュニアやパンジーから単離して、遺伝子組換えによって組み込み、発現させてつくったりしたものなんですってよ。
(関係ないって・・・ワスレテクダサイ・・・うぅ・・・)
生活習慣病予防に活躍するメデイカルハーブと言う観点からすると、予防医学でいう、3次予防に効果を期待できるでしょうか毛細血管保護、糖尿病性網膜症(糖尿病の三大合併症の一つ)、動脈硬化などに効果が期待されているんですよね。
「目」に良いハーブとかいって、サプリメントで見かける事が多いかと・・
日本では「経口摂取で糖尿病や高血圧性網膜症などによる網膜の病変の改善などに対する有効性を示唆する」報告や「眼精疲労による筋調節力の改善」報告、「動体視力の改善」報告などなど・・・結構、目に関する研究報告が成されてもいるんですが、視覚領域での研究の発端は、第二次世界大戦中の英国パイロットが発した証言からで、フランスやイタリアを中心に進められてきたそうで、ロドプシンの再合成速度が速まる事が明らかになったそうですよ。キラッ目についてちょこっと語ってもいい
目の網膜には、明所で色を感知する“錐体細胞”と、暗所で明暗を感知する“捍体細胞”の2種類があるんだけど、“捍体細胞”にある視物質が“ロドプシン”ってヤツ、片目だけでも1億個以上あるそうな・・うす暗がりのなかで網膜に光が届くと、その光に反応してロドプシンが分解電気信号となって脳へと情報が伝達されていき、暗闇でも物が見えるようになるって仕組み ロドプシンは分解すると、また再合成されているんだけど、この再合成の速さが、暗順応の能力に関係するって事なのね。でも、ロドプシンはビタミンAを材料にしているから、ビタミンAが不足するロドプシンがつくられなくなるコレがいわゆる「夜盲症」といった欠乏症を来す要因になってるわけね。結局は、ビルベリーだけではダメ!ではあるが・・・・
ついでに言っておくと、目に良いメディカルハーブには他に、紫トウモロコシ(黄色いトウモロコシの原種)があって、これに含まれているデルフィニジンなどのアントシアニジンが、眼精疲労の回復や発がん抑制とか抗糖尿とかに対する効能が報告されてきているんですよ夏にスーパーに出回るから見てみてね。
それと、・・・タンニンの働きといえば、タンパク質を凝固させて粘膜表面に保護膜を形成して、有害物質の吸収を低下させたり刺激物質の作用を和らげてくれる・・・コレが、口腔粘膜の炎症に適応される要素なんですよね。それにペクチンが含まれる・・これは、ヒトの消化酵素では分解されないので、食物繊維として機能し整腸作用やコレステロール低下作用などを有していると言われております。ヨーロッパでは中世の時代から下痢や赤痢、糖尿病に用いられてきた歴史がありまして、ホントかナア~?で、すぐ実験下痢止め確かに効く~しかも、お腹に優しい~ので、むしろ下痢気味の時は注意して使用(使用しないほうがヨシ)したほうがよいと思う!結構~~効く
今回の御紹介は、使用部位が果実*有害事象とかの報告は特に無いのですが、1920年代にビルベリーの葉っぱから、neomyrtillinという血糖値を降下させる配糖体が抽出されており、これが糖尿病に対する作用に寄与しているのでは?とも言われております。でも、葉っぱにはクロムなども高比率に含有しておりまして、動物実験では葉っぱの抽出液の大量、長期投与で貧血とか黄疸とか興奮作用なんかも認められております(←動物実験では、ヒトに対する研究なんかよりも数百倍もの濃度でやる事だから、そのまま人間に当てはめる事は無いけどもさ・・・でもさ・・・)・・・やっぱハイビスカスが「使用部位は果実」って言ったら、果実を!「葉っぱ」って言ったら葉っぱを・・・・ここんとこくれぐれもちゃんと守って欲しいのよねちゃんと、調べて御紹介するからさ
もう少し・・・いいお時間取らせちゃって・・ごめんね。
ちょこっと細かい事に触れてみるけど・・・成分の中で“カテキン型タンニン”ってあるじゃない?カテキンなのか?タンニンなのかって悩む人いないかしら・・・ハイビスカスだけ??
ワインといえば“ポリフェノール”お茶には“カテキン”って言いますよね、柿には(主に渋柿)タンニン・・・悩んだ事なぁいこの、ゴチャゴチャした言いまわし!何を言いたいのかというとね、ポリフェノールの中でも、ある種の構造を示すものはタンニン、タンニンの中で特定の構造を示すものを集めてカテキンって呼んでるんですよね、理解してる?
つまり、ポリフェノールのことね
ポリフェノールは、“同一分子内に複数のフェノール性水酸基(ヒドロキシ基)をもつ植物成分の総称”と説明されるんだけど、ほとんどの植物に含まれていて、その数は5000 種以上っていうから驚き!(植物もエライよね~~ )光合成によってできた植物の色素や苦味の成分なんだけど、植物細胞の生成、活性化などが主な作用で、抗酸化能力に優れた水溶性(一部は脂溶性)物質だそう・・で、人間にも抗酸化作用(動脈硬化や脳梗塞を防ぐ)、ホルモン促進作用などの効力を与えることなんかが解かってきて(研究者が調べたんだね~~ )様々な種類のポリフェノールが発見・抽出・開発され、医薬品、健康食品ができてきたってわけね。今まで御紹介したいろいろなメデイカルハーブの成分で見て戴いたフラボノイド・カテキン・アントシアニン・フラボン・イソフラボン・フェノール酸・クロロゲン酸・リグナン・・・これらはみんなこの仲間!ポリフェノール組です今回のアントシアニンのデルフイニジンもポリフェノールの一種なんですよね。クドイってゴメンね~~
じゃまたね~。
ヒース
(第67話 2011/08/16 )
ヒース・・んと言う方でも、エリカ・・あ~ぁあれと仰るのでは?そそっ・・・みんながいうエリカと言うのは、ヒースの和名別にはギョウリュウモドキとも言うそうなんだけど・・・やっぱお花は・・・“エリカ”と呼びたいよね~ナントナク~。
季節になると、スズランエリカとか言う名前で園芸屋さんでもみられたりもするけど、これは花の形がスズランに似ていることからで学名もE. formosa、今回メディカルハーブとしてご紹介するエリカとは、ちょこっと違います。エリカの花は「愛らしい花~ウンチャラカンチャラ~」と言われるけど・・ハイビスカスとしては、桃色の小さな花や葉っぱが・・細かいし・・・鉢植えを移動させようとすると・・・パラパラと花がこぼれおちてしまう・・・お掃除が大変っていうイメージもあるにはあるんですけどね・・・でも、このエリカ・・女子にとっては、もしかしたらお役にたつかもよ 美白って方面で。
<ヒース>
学名: Erica vulgaris 、Calluna vulgaris 〃
英名: Heath 、 Heather
和名: ギョリュウモドキ ・ エリカ
科名: ツツジ科
使用部位: 花部
生薬名 : 彩萼石楠(サイガクセキナン)=中国
<含有成分>ヒドロキノン配糖体(アルブチン・メチルアルブチン)、フラボノイド、タンニン
<作用>美白尿路消毒、抗菌、利尿など
色素沈着とか膀胱炎等の泌尿器系感染症や良性前立腺肥大による排尿障害とか結石予防、関節炎等に効果が期待されているんですよね~。使用法は、ハーブティーでゴクゴク・・もいいのですが、ハイビスカスの場合は、チンキ剤を作って、他のハーブ茶を飲む時なんかに1滴たらして飲んだり、化粧水代わりにお肌にピタピタやってま~す。
この時期、チョット動いてダ~~って汗かくでしょ洗顔の回数が多くて・・・そのたびに市販のナントカ化粧水を使うのも経済上もったいないから・・・3回に1回は、このチンキで作った化粧水を冷やしてしてお肌にピタピタやってます(う~ん・気持ち*い)
あのピンクの花からは想像できないくらいの褐色・(画像のぼけはマイド)
これを冷蔵庫で冷やしておいたヒースのハーブティ―に垂らして・・そこにアルコールとグリセリンン少々を混ぜてシャカシャカ・・シェイクして・・出来上がり~です。使う時に毎回作ります。
ハイビスカスのキッチンはかなり・・・多用途スペースで~す。時にはクッキングときには魔女の棲家・・・ムフっ
今回の隠れテーマは・・・美白・・・とは言っても、化粧品売り場のキレイナお姉さんみたいにスラスラ解説できないけどさ・・美白成分のアルブチンには2タイプあって、ヒース(ツツジ科の植物)に含有されるのは主にβ-アルブチンで、他の植物ではウワウルシ等に含まれてて、フェノール配糖体なんですって。βがあるって事はαもあるんじゃなかろうか!?と、調べてみたのね・・・あったの自然界では、α-アルブチンはコケモモなんかに含まれているんですって。おまけに他の美白成分に、ハイドロキノンがあるって事も書いてあったのよね・・・有名な成分なんですって知ってるヒースの含有成分名にヒドロキノン誘導体って言うのがあるでしょ?それは英語の読み方の違いで、ハイドロ・・・もヒドロ・・・・も同じもの指してるわけなんだけどね。
厚生労働省の認可(制度)ってヤツ・・・・ハイビスカスもあんまり詳しくはないんですが、ハイドロキノンは医薬部外品には使えなかったんのよね(以前は)、それはね、α-アルブチンは体の中でα‐グルコシダーゼという酵素によって分解されてハイドロキノンを生成するんだけど、このハイドロキノンは抗酸化作用がとっても強いものでさ・・抗酸化作用が強いならいいんじゃないかって思うでしょ?・・・でも、いろいろあってさ・・・安全性の面で懸念があったんですよね。でも、調べたところ・・・厚生労働省は、2002年にハイドロキノンを美白成分として認めているみたいなのよねアルブチン以外にも美白成分として、コウジ酸、びたみんC誘導体、トラネキサム酸、ルシノール・・・・などなど認めて・・・まだイッパイあったけどさ・・
一方、β-アルブチンのメラニン生成抑制作用は、ハイドロキノンとの関係は無くて、皮膚障害の原因と言われる“スーパーオキシドアニオン”の産生を抑制する作用と、チロシナーゼタンパクそれ自体の生成を抑制する効果が考えられているんですけど・・・β-アルブチンは表示名称を「アルブチン」で、厚生労働省認可の医薬部外品として使用可能になっているんですよね~商品にも「美白剤」として表記できるってわけね。
でも、どっかの会社が、ハイドロキノンにブトウ糖をα結合させたもの「α-アルブチン」を開発して、売りに出してるのよね・・・・α-アルブチンの美白効果は、ハイドロキノンのように強力でなくって即効性もない反面、β-アルブチンと比べるとものすごく効果が期待できるらしくって**肌のメラニンを作る色素細胞のチロシナーゼという酵素の働きを抑えてくれて、メラニンが生成するのを抑制するんですって。やっぱり、ご登場いただくけど、化粧品売り場のキレイナお姉さんの話によると、「アルブチン配合」と表記されている化粧品には、主に「β-アルブチン」を含んでいて、美白効果の高い化粧品(価格もお高い)にはに「α-アルブチン」が配合されているんですって。へ~~~でしょ。
こんな風に美白成分として、アルブチンは商業ペースで、果敢に開発されてるみたいだけど・・・メディカルハーブのヒースにもそれが含まれているっていうんだから・・・こりゃまたいいんじゃない
自然のものだから安心ってことではないのですけどね。
そもそも美白について、効果を期待するとしたら・・・シミになってしまわないようにメラニンを“除去”してくれて~そして、できちゃったシミとかも消してくれちゃうとかさ、これだけで良いんですけどね・・・別にα-~β-~なんてこと・・気にしないかもね・・?でもが関わってくると・・そうもいかないっか
別にシミに罪はないけれど、カタチ・眼と鼻と口と・・諸々の組み合わせが~よろしく無いハイビスカスの顔面・・せめて・・表に出しているところだけでも・・・シミシミになってしまわないように気をつけているわけね(←余談です)
美白・ビハク・・こんな事ばっかし言ってたら・・ダメよね!ヒースの事に話を戻すけど・・
安全性はクラス1:適切な使用において安全なんですが、酸性尿を引き起こす薬剤なんかと同時に飲むと、抗菌力低下の可能性があるとも言われております
泌尿器の浄化も期待できることから、膀胱炎とか、尿道炎などの感染症とかにも効果が期待できたり、排尿障害なんかがあった場合にも単独で用いるのがおススメですお仕事がチョー多忙でオシッコをガマンする事が多い方なんかは、利尿作用を狙ってリンデンとかとブレンドしてハーブティ―として摂ったり、抗菌作用の持つタイムなどとのブレンドは、よく紹介されてたりしますが・・・・ハイビスカスの場合、タイムはティ―で飲むのは(もっぱら・うがいに利用)ちょこっと・・なので、泌尿器感染予防にはヒースとエキナセアとジュニパーベリーのブレンドなんかを愛飲してま~す。お試しくださいな~PS,美味しくはないかも
じゃまた