第370話 秋の訪れ・・七草

副題*秋の七草で戯れて~(*^-^*)

 

こんにちはぁ~(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

いよいよ二十四節季も「白露」の候、葉っぱに留まった露が朝日に照らされて

キラキラ輝く様子も見られたりする頃でもありますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

そういえば、朝早くから鳴り響いていた蝉も、何気に静かになってきたかな?と思うのはハイビだけ?

「いやいやこのところ雨模様が続いているからでしょう~」って?

「そっかもねぇ~・・(・ω・)? 」

 

花屋で見つけたリンドウの花

近づいて眺めてみると、意外と華やかな風貌です✨✨

 

 

秋と言えば「秋の七草」

歌人・山上憶良さんの2首の和歌(万葉集に収載)に由来しているそうなのですが

 

 秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花 (万葉集・巻八1537)

 萩の花 尾花 葛花 瞿麦花 姫部志 また藤袴 朝貌の花  (万葉集・巻八 1538)

※朝貌の花については諸説(朝顔、木槿(むくげ)、桔梗、昼顔等々・・)あるものの、桔梗という説が最も有力なんだそう。「春の七草」は七草粥としても食す🍚事から、結構身近に感じられるものの、「秋の七草」はどっちかというと、目👀で楽しむ感じでしょうか?

とは言え一方で、秋の七草の幾つかは薬草として侮れないところもありますよね❣

 

中でも、葛(くず)から作る葛根湯は風邪薬として、ハギやキキョウの根には咳止め効果などが知られていますが、まずは“桔梗”についてからちょこっとね~(*´▽`*)

キキョウの有効成分の正体はサポニン(ちょこっと煩く語るとしたら(*_*;)サポニンはトリテルペンあるいはステロイドのグリコシド(配糖体)の構造をもつ天然の界面活性剤、泡立つ性質が昔は石鹸の代用にもなりました。サポニンは血中に入った場合は溶結現象を起こすことから薬理的には溶血毒に属するけれど、吸収される前は特に粘膜に作用する成分、咽頭粘膜で気道の分泌を増やして咳を誘発する作用があることなどが去痰鎮咳作用剤として利用されていて、漢方の十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)や荊芥連翹湯(けいがいれんどくとう)など、皮膚に関する漢方などにも配合されております。十味敗毒湯は江戸時代の医師・華岡青洲さんによってつくられたMade in Japan(←ここに注目~メイドインジャパンね(^_-)-☆✨✨)の漢方薬、10種類の生薬で毒素を取り除くという事から名づけられたそう・・化膿を抑え、皮膚の腫れや赤み、かゆみを取る薬でもあります。(ハイビはお肌が弱いので(;ω;`)ウッ…ここら辺は詳しいのよねぇ~((´∀`))ケラケラ))

 

葛(くず)の薬用部位は根っこ、生薬名は葛根‘(かっこん)、有効成分は澱粉(でんぷん)、これも粘膜面への保護作用があると考えられ、根っこを掘り起こして洗い、刻んで、ぶっ叩いて水に浸けたものを布で濾して放置すると下に白い沈殿物が溜まるので(クズ澱粉)、ここに水を加えてとろ火🔥🔥で温め糊状にして蜂蜜、ビタミン剤などを加えて病後の回復食したりもしたそうなんですよね、伝統的な和菓子「くず餅」がつくられるようになったのも江戸時代だったような?でも、葛餅は葛粉に砂糖と水を加え、加熱してできた透明な餅にきな粉と黒蜜をかけた物だけど、関東で作られているくず餅は、小麦粉のでんぷん質を発酵させてできた白っぽい餅にきな粉と黒蜜をかけて作られているそうなのですよね、エッ(゚д゚)!

 

フジバカマは中国原産の帰化植物、日本には奈良時代に伝来したと考えられている植物で、全草が薬用成分。

含有されるクマリンを利用して西洋医学では血栓症の予防薬や治療薬、香料として利用されたりしたのだけど、中国ではこの植物の香りを楽しんだそうなんですよね、身につけたり、洗髪したり浴料に供したりして、香りを楽しんだのだそう。

メディカルハーブチックに考えると、中世時代の西洋で流行ったtimeの使い方にも似てるかもぉ~?( ̄▽ ̄)?タイムは古代エジプト文明の時代には、ミイラを保存するための防腐剤として使用されていたり、古代ギリシャでは入浴剤として利用したり、神聖な神殿を浄化する香として焚くなど清浄効果に注目が置かれていたり、ギリシャ語の「勇気=thymon」から“勇気の象徴”としても親しまれていたなどの言い伝えが残っているもの、中国人もフジバカマを、こんな風にして利用していたのかなぁ~?と思うと、何となく楽しくなってきちゃいます。

でも、もっと興味深いのはフジバカマの学名、Eupatorium japonicum

Eupatorが、この属の植物を薬用として愛用したことによるそうで、中国から薬草として渡来した当時の漢名は蘭だったそうで布知波加麻(ふちばかま)と呼ぶことが多く、その後意味を持つ藤袴の漢字が当てられたそうなんだけど、その由来を書いたものはないらしい・・残念でもあります。

 

そして・・・

秋風が吹き始める初秋に咲き始め、立ち姿が美しいと言われる草花、オミナエシのオミナは女性で、この花の優しさを見立てている、エシ、メシはこの花が細かく粟飯に似ている所から呼ばれるようになったとのこと。

万葉の中では、女郎花・娘子部四・桂人部為、美人部師といった用字が使われ、この草花がやさしい花と写っていたものの、未だ女性に見立てた趣は感じられなかったのが、平安の時代になってから女性に見立てられるようになったそうなんですよね、オミナエシ(女郎花)が美人を思わせるニュアンスを持ち始めたってことね(^_-)-☆

でも、このオミナエシの根っこの部分は醤油の腐ったような匂いがするそう・・これは敗醤根とも呼ばれ、匂いの成分はオレアノール酸に由来、痙攣緩和や利胆作用、利尿作用、解毒作用があるとされ漢方では消炎・排膿・駆瘀血剤とされ、薏苡附子敗醤散料(よくいぶしはいしょうさんりょう)として虫垂炎、肺化膿症などに応用されたり、肺膿性利尿薬として浮腫の治療薬としても用いられたんだそう。

”秋の七草”、「聞いた事はあっても見た事が無い(´;ω;`)ウゥゥ」と仰る方も多くなったのではないでしょうか?と思いながら、見方を変えてゴチャゴチャとおしゃべりしてみました。

パンデミックを経て(未だ真っ最中か?)いろぉ~んな事が目まぐるしく変わっている今、何故そんな昔の話を?と思われるかもしれないけどね。

こんな風な使われしてたのか?と、どこかで秋の七草を見かけた時に思い出していただけたら嬉しいかもです。以前よりも自分時間が増えた今、こうして巡る季節の中でフッと立ち止まっては何かを想ったりして(*´▽`*)仕事の事でも学ばなければならない事はテンコ盛りなのですが、頭の隅っこでフツフツ🔥🔥🔥と燃える何かがあるのですよねぇ~

共感頂けるかなぁ~と思ったり思わなかったりな今日この頃です。

 

🌿 🌿  karkadeメディカルハーブとアロマの教室刺繍部便り~

最近は、部員の体調不良やら部長(←ハイビ)の私用が重なったりで、直近の部活動は、延-延・延期となっております(泣)が、まぁ~こんなもんね((´∀`))ケラケラ

”焦ることはない!!のんびり気ままに~💕”がモットーの部活動です。

密やかに活動している割には、部員の作品を、こんな所にお披露目しちゃったりして叱られるかな?とは思いましたが、部員は優しく笑って見てくれていたみたいホッ(*´▽`*)でございます❣(これからもお披露目しちゃえ~!!と思う今日この頃)

“陽はまた昇る”と同時に“夜もまた来る”~~というわけで、ハイビの真夜中楽しみ💕✖✖・クロスステッチ作品も進みまして・・・やっとこ完成致しました。

以前お披露目した壁の一角に貼り付け、カシャッ📷✨✨

 

 

こんな風になりましたぁ~もっともっと花を咲かせようかなぁ~夢はデッカクね★

 

あっ(゚д゚)! 忘れてた・・・💦💦💦

ハイビのblog、“0”← ゼロ のつく回に到着です💛

パチ✨パチ✨パチ✨✨~

 

ハイビを取り巻く環境は色々と変化してまいりましたが、その中にあって、370回もウダウダウダウダ・・おしゃべりしてきたことのお祝い(?)というか、つまらない話も、詰まる話(ん?)も皆その時々のハイビの想いがテンコ盛り~✿~感慨もひとしおです。

(↑ いつか書いたセリフ・・💦💦 ですが・・ )

 

・・・お陰様です💛(人’’▽`)ありがとう☆

じゃ✊またね

 

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