副題:340話でお披露目した薔薇のお話・・・
こんにちはぁ~(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
以前、秋咲きのバラを見に行った際に出会った緑色のバラ、ハーバルセラピスト認定試験が終わったら、ゆっくり聞いてもらおうかなぁ~と思っていた緑色のバラのお話です。
お約束通りに~カキコ・・・してみました。
調べてみたら、数奇な人生ならぬ花性を辿ってきている薔薇のようで、緑の花のように見えるのは花弁が変化した苞葉、時間が経つと赤味を帯びて来るそうな・・
確かに 先端がヒラヒラ~と開花している様子で、言われてみれば赤みを帯びておりました。
作出年: 1827年頃John Smith(アメリカ) により発見
芳香:微香
系統: チャイナ – China
流通名:グリーンローズ(Ch)
別名:Green Rose , La Rose Verte , Bengale verte
Green Rose、Rosa Viridifloraの語彙を頼りに調べてみたところ興味深い歴史が記されておりました。
おそらく1743年に最初に中国で生育していたものを、ジョン・スミス(アメリカ合衆国、1827年頃)によって発見され、1833年アメリカの農場で(中国原産の庚申バラの)突然変異でできたそうなのですが、後の1855年にGuillot / Roseraies PierreGuillot によって「Rosaviridiflora」としてフランスに紹介され、1909年にH.ケンプによって「Viridiflora」としてオーストラリアに紹介されていったそう、で、イギリスだけでなく世界中の他の地域で注目を集め始めたのは、1856年、ベンブリッジ&ハリソンとして知られる英国の会社がこのバラを売りに出したことで大衆文化に導入されたのが始まりだそうですよ。
花の外見からは、カナダのアザミの雑草と比較されたりもした時期もあったけれど、高い評価を得ていたらしい・・
香りですか?
「香りは何もしない」という方もいれば、「微香性でコショウまたはスパイシーである」と紹介している書もあります、
が、残念ながら 香りは嗅いでこなかったのよねぇ~
手を伸ばして写真は写せたのですが、なんせ・・・藪の中に分け入る勇気はなかった(残念💦💦)
突然変異でできたバラだけれども、元のバラは庚申バラ、青花(せいか)とも呼ばれ茶花に使われることもあり、いくつかの古い中国の絵画にも見られるそうで、皇帝の財産だったので紫禁城以外の人が、このバラを栽培することは禁じられていたとも。
庚申バラは、園芸種のバラの品種改良に大きな役割を果たした基本種でもあります‼
ともすれば、素通りしてしまいそうな一角・・・
アザミの雑草と比較されたこともあるという話も納得・・
・・・他の植物の緑色と同化している感じが・・
これが“蕾”かな?
緑のバラの蕾は開いても花びらは無く、花は緑色の小さな八重咲きに~✿
薔薇はがく片が開いて「ホルダー」を形成し“がく”と呼ばれるようになるのだけど、グリーンローズは花の部分を作ることはなく、包葉が形を変えたのではないかとも言われ、がく片で構成されているのだそう。
オシベもメシベも退化してしまっているため花粉もないので種(たね)ができない
挿し木でしか増やす術が無いそうなんですよね~
海外の書評でも、「人間の助けなしには、おそらく何百年も生き残れなかったこのバラは、バラの宝物として大切にされるべき」とありました。
18世紀からずぅ~っと・・・
地味ながら華々しく花開いて(愕がくだけど💦💦)来たと思うと
感慨もひとしお。
じゃまたね