副題:ナンバンギセル
こんにちはぁ~(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
銀杏の功名とでも言いましょうか?
先日、銀杏拾いに出かけた際、公園内をブラブラ散歩途中でみつけた“したたかな植物”(or“ズルイ植物”という方もいらっしゃいますが)に遭遇した時のお話です(*^-^*)
公園内を散歩途中の路上に「ナンバンギゼル」と書かれた看板に遭遇しました。
看板には、こんな風に書かれておりました。
「 学名:Aeginetiaindica メモ:植物の根に寄生する1年生の寄生植物。葉緑体をもたない為、寄生した植物から栄養(糖分)を横取りして大きくなります。ススキの根の他、イネ科植物やギボウシ、ミョウガなどにも寄生します。 ススキの根元をみてみよう 」と。
ハマウツボ科といえば、低山~高山に生える寄生植物の「オニク」という植物は知っているけれど、こんな平地でも育つのかな?と、半信半疑でチェ~~ック 👀 ・・・・
ハイビとしては、ナンバンギセルという植物は(多分)見たことなかったかも?なので、妙に気になって、ススキの根元を腰をかがめてジイイイィ~~っと覗いてみました。
うぅ~~ん・・どこぉ~~?
拡大してみたら・・・いたいたっ!見つけました❣!
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調べてみると・・・
日本で山野草として栽培され、名前の由来は、長い花柄の先に付く花の形がパイプを思わせるので南蛮煙管(ナンバンギセル)の名が付いたそうなんですけど、ナンバンギセルはハマウツボ科一年草の寄生植物で、ススキや、ミョウガ、サトウキビなどの根元に生え、その根から養分をとっているので、葉緑素がなく葉はわずかにあるけど、ほとんど見えないのだそう。
紫紅色の花を咲かせる容姿・先端が首をかしげて物思いにふけっているように見えるさまが、古代の方々から「思ひ草」とよばれていた所以なのだけど、「ナンバンギセル」と「思い草」とが結びついたのは、万葉集に記されている「尾花が下の思ひ草」➡ススキに寄生する植物の姿を詠っていることが決め手となったそう・・定説となるには、近世から近代にかけて、何の花であるかについてさまざまな説が錯綜したとのこと。
ナンバンギセルの植物名を紐解いたら、万葉集やら新古今和歌集やら古代の植物がお目見えしたり・・と、知れば知るほど興味深いお話がテンコ盛りでした。
道の邊の 尾花が下の思ひ草 今更になぞ物を思はむ
By 詠みびと知らず 万葉集
野辺見れば 尾花がもとの思ひ草 枯れゆく冬に なりぞしにける
By~和泉式部 新古今和歌集
何気なく普通によんでいる植物の名前でも、案外面白いエピソードが隠れているかも
じゃまたね
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