第229話 ○○ミント&△△ハッカのお話
こんちゅわぁ~
気温が30℃越え~の日がチラホラ・・・
お元気ですか
数年前のブログの第9話で「Mentha piperitaのこと」と題して、ミント(和名:はっか、めぐさ、めはりぐさ)の一種であるペパーミントを、
ご紹介させて頂いた事があります。
あの時の話題は?と言えば、期待できる身体への効果効能に注目してだったかと(*’▽’)
今回は、実際にお出かけした植物園で、写してきたミントの数々を御披露目しながら・・
○○ミント、△△ハッカのお話をちょこっと(*’▽’)
数年前の記事?~あれから数年~ハイビも年をとりました(*´Д`)
頭も軽くなっちゃってスカスカに~・・
でもね、スカスカになって隙間ができた分、また新しい事がちょこっとずつ入ってくる感じで~す(←マジっかよぉ~( ̄д ̄)かな?)
お出かけしたのは、東京都薬用植物園というところ
「昭和21年設立以来、薬務行政の一つとして、薬用植物を収集・栽培しており、最近では主に危険ドラッグや健康食品の指導・取締りに向けた植物鑑別等の試験検査、調査研究を行うほか、薬用植物の正しい知識の普及に努めている所」なんだそうですよ。
ケシはアヘンやモルヒネの原料となる「禁断の花」で、全国でも育てているのは数か所で、東京都内では唯一の栽培地らしい。
ついでに(というか)まず最初に(*’▽’)・・そのケシ畑の様子を・・チラッ と。
フェンス越しではありますが、ケシ畑の様子をチラリ~
この策の中のケシは、栽培してはいけない❢ケシの集団
花が終って子房が膨らみかけてる様子で、ケシボウズ(未熟な果実)がウジャウジャ。
ここから白い樹液(アヘン)を採取するわけなんだけど、精製するとモルヒネやコデイン(麻薬)になるわけねぇ~(*´Д`)怖い怖い
どうぞ盗まれて悪用されませんように~なぁ~むぅ~
一方、冷温室には、青いケシ“ヒマラヤの青いケシ” Himalayan blue poppy(英名)が円舞しておりました。
これは、ガラス越しで撮影したもので、いささかクモッた感じも致しますが、ガマンガマン(*´Д`)
学名:Meconopsis betonicifolia (メコノプシス.ベトニキフォリア)
ヒラヒラ~っとした花びらの感じがナントもはや・・、こんなでしたよぉ~
今度また・・この植物園の報告をさせてもらいまぁ~す。
今回は、そろそろ・・・○○ミントの話にでも参りましょか(*´▽`*)
メディカルハーブでもアロマテラピーでも、ペパーミント(Peppermint)はもれなく登場して参ります。
これからの暑い時期にペパーミントの精油を使った芳香は、体感温度を下げてくれる効果がありますし、ハーブティーとして供するペパーミントは、飲みずらいハーブティーのブレンド剤としても大活躍
最近ではアップルミントとか、ジンジャーミント、ベルガモットミントとかとか・・・香りの特徴からの呼び名が多々、サラダや香辛料ではウォーターミントなどもあるし・・・「ペパーミントとどう違うんですかぁ~?」との問いもチラホラお聞きしてまぁ~す
まず、日本語と英語を並べてみると・・・
“ハッカ(薄荷)” は “めぐさ” “めはりぐさ” とも云い、Mint(ミント)の和名なんですよね
一般的にメディカルハーブとかアロマとか、ご存じの「○○○ミント」という植物をあげると・・
ペパーミント(学名:Mentha ×piperita、和名:セイヨウハッカ、
これは、“スペアミント”と“ウォーターミント(=Mentha aquatic、和名は「水ハッカ」、別名「沼ハッカ」”の交配種)
スペアミント(学名:Mentha spicata、和名:オランダハッカ)
クールミント(学名:Mentha arvensis var. agrestis or Mentha arvensis L.、和名:和種ハッカ)
などが思い起こされることかと思いますが、精油の性質や用途面からしても、大体が、この3つに分類されております。
5月下旬の、これらのハーブ、、葉っぱの姿・様子はこんな感じでしたよぉ
ペパーミント(セイヨウハッカ)
スペアミント(オランダハッカ)
クールミント(和種ハッカの画像は、ありませぬ・・)
今度は、和名に「ハッカ」のつくものを見ていくと・・・
最も、他にも多々ありますが、主に今回訪れた植物園でお見かけした葉っぱを用いてvisualに語らせていただこうかな。
ヤナギハッカ(学名:Hyssopus officinalis 別名:ヒソップ)
別名は「ヒソップ」
🌸香辛料としてのヒソップは、葉っぱも花穂も肉や魚料理に用いる事ができ、ハッカ様の清涼感は消化の助けにもなります。モチロン(*’▽’)サラダやソースなどにも使えますし、乾燥させて(メディカルハーブとして)苦味健胃剤とか強壮剤としての使い道(生薬)もありますでしょか。
💦アロマの精油としては、強壮刺激作用があり、副鼻腔炎、気管支炎や呼吸器系全般の障害に対する治療特性や脂肪の代謝を調節する力や抗ウイルス作用などが知られておりますが、子供や妊娠中の女性には、神経毒性や堕胎作用があると考えられており使用不可。
そう言えば、シャトルルーズ酒などのリキュール類にも使用されてたっけ(*’▽’)
セイヨウヤマハッカ(学名:Melissa officinalis、別名:レモンバーム、メリッサ、和名:コウスイハッカ)
別名「レモンバーム・メリッサ」
葉っぱにレモンの香りがするので、お料理に用いるとレモンに似た香りつけができたり、サラダとかソース、肉詰めを作る時などにもおススメの葉っぱ、香りは開花期に最も強く出るので開花期に収穫すると良いですねぇ~(*’▽’)
乾燥させてメディカルハーブとして飲用されると、鎮静効果が期待できます。古代ローマ時代の「薬物誌」によると、蠍や毒グモに噛まれた時の解毒に使えるとの記載あり(゚д゚)!歯痛の際にはガーグルとして用いても(*’▽’)。
💦精油としての作用には、血圧低下作用、催眠作用、鎮静作用、抗炎症作用などに効果が期待されております。不眠やヒステリー神経の不調による不調改善にも効果が期待できるもの。
マルバハッカ(学名:Mentha suaveolens Ehrh、Mentha rotundifolia auct. non (L.) Huds. 別名:アップルミント)
別名は「アップルミント」
葉っぱの表面にも毛が生えている事から「ウーリーミント」という別名でも知られております。葉っぱが他のミントに比し分厚いので乾燥させずに生のままお茶にした方が、風味が損なわれないそうですよ。
メグサハッカ(学名:Mentha pulegium 別名:ペニーロイヤル)
別名は「ペニーロイヤル」
よく知られているところに、古来から葉っぱを燃やしてノミ退治に使っていたことでしょうか?お料理にはあまりというか、ほとんど用いられておらず、通経・鎮痙・駆風薬としてとか、あるいは軽い胃腸障害などにも薬効があると言われております。
合成のメントールを製造するためにも使用されたとも聞いております。
ペットの昆虫忌避(ノミ退治)などには重宝されてるもので、動物のトリートメントオイルを作って用いるといいかもですよぉ~(*’▽’)
💦精油としてのペニーロイヤルの作用は粘液溶解作用、強壮刺激作用、骨盤内に鬱血がある場合の通経薬になるそうなんですよね。
月経不順な改善(月経を起こさせるため)などにも使用されることも有るそうなんだけど、経口毒性、堕胎作用などが考えられるため、今では使われていないのでは?(。´・ω・)?
他にも、葉っぱがフリフリ~ チリメンハッカ(学名:Mentha Sp)もお目見えでした。
同じ植物でも、葉っぱをハーブティーとして用いる場合と、蒸留してアロマの精油として用いる場合の成分に違いがあるのはご存じかと?
それと、名称についても、学名に始まって、英名、和名、ハーブ名・・・ややこっしいよねぇ~(ノД`)・゜・。
ヤナギハッカの呼称を知らなくても「ヒソップ」と聞けば、「あぁ~あれね~ 」とか、
セイヨウヤマハッカの呼称を知らなくても「レモンバーム」、「メリッサ」と聞けば、「あ~ぁ・・・・ 」とか、
マルバハッカの呼称を知らなくても「アップルミント」と聞けば「あ~・・ 」と、お答えが返ってくるんですよね~
なんていうのかなぁ~ちょっぴり寄り道して、興味を持って、植物をあっちこっちから眺めて頂くのも、楽しい事ではないかなぁ~っと、思うんですけど、如何でしょか?
しつこくしつこく、○○ミント、○○ハッカについて語ってみました。
じゃまたねぇ~ん