第193話 シャタバリ:Shatavari 

第193話 シャタバリ:Shatavari 

 

「胸が大きくなるハーブと聞いたので飲み始めましたぁ~アダプトゲンハーブって、アシュワガンダだけじゃなくって、こんなのもあるんですねぇ~」と、サラリと呟く生徒さんの話を聞いてビックリっ(@_@)「えっ?シャタバリ(゚д゚)!?それって・・ん?アーユルヴェーダの??えええ~っ胸が大きくなるのぉーっ 」つい昨日の午後の講座風景・・(*´Д`)です。

 

シャタバリとはこんな植物 ↓

P1090839 シャタバリ:Shatavari(インドの呼び名)

学名:Asparagus Racemosus

和名:野生アスパラガス

使用部位:根

原産は南インドやアフリカ、ヒマラヤでも標高の低い地域に自生する多年生の植物で、歴史は古くて4000年以上前から薬用とし用いられてきており1960年代には母乳の出を良くする効果についての研究や1990年代には白血球を活性化させる研究報告も出てきております。アスパラガスと同じ属に分類されてるけど、茎には棘があって木質化するそうなんですよね。普段食する野菜のアスパラがスとは少し趣が違うのねぇ~残念❢(/ω\)食べれないのかな?と思いきや、新芽とか、地下茎には少し甘みがあって食べられるらしいんですけどね。

Shatavari(シャタバリ)とは、サンスクリット語で、“100本の根を持つ植物”の意だそうで、なるほど、この植物の根っこの姿が銘々の由来でもある。乾燥させて加工した根っこは、インド5,000年の歴史を誇るアーユルヴェーダで数百年の間、女性の味方(゚д゚)!女性の生殖器を守るハーブとして、婦人病や不妊治療に用いられてきたんだそう・・

根っこはこんな感じねぇ~

P1090845

アーユルヴェーダの語源をたどると、アーユルヴェーダ(ayurveda)は、サンスクリット語のaayus(アーユス)「生命」とveda(ヴェーダ)「知識、学問、真理」があわさったもの、「生命の科学」とも説かれるインドの伝統医学、自分自身が自らの心と身体の状態を知り、心身共に調和のとれた健康的な生活をおくる方法について教えてくれる、真に西洋医学における予防医学の神髄に匹敵するかと。

アーユルヴェーダの聖典「ヴェーダ」の中では、神々の讃歌を記述した「リグ・ヴェーダ」があり、神話の中で、大抵の神々は自然界の様々な事象を神格化されたものと言われてるけど、それがヒンドゥー教の時代の中でインドの土着的な民間信仰が取り込まれ、ブラフマー神・ヴィシュヌ神・シヴァ神の三大神(三神一体説)に代表される現在のヒンドゥー教の神話の姿に移り変わっていったんですよね~なんて話をしていたら、丁度FB(フェイスブック)で、三神一体説の話を絵付きでご紹介されている記事を発見(゚д゚)!思わず、シェアーさせて頂いちゃいました(*´▽`*)(←投稿者の許可ですか?ハテ?何せ夜中やったしなぁ~)その記事ココ ね ↓

「以前のコメントも見る」ってとこも、カチッ と・・・ね

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1576686732615456&set=a.1406935516257246.1073741829.100008224320581&type=1&theater

シャタバリを知ろうと思ったらアーユルヴェーダに行きついて、その中の「リグ・ヴェーダ」に書かれている神さまのお話を垣間見るのもいいんじゃないかなぁ~なんて思いましてね。最も、ハイビの記事読んでくださってる大抵の方は「FB?やってないでぇ~す」(←冷たく仰る)って方が多いもんなぁ~Σ(゚Д゚)どっしよっか?

 

また、シャタバリに戻りますが・・

shatavari(シャタバリ)とは“100人の夫を持つ”なんて風にも言われるくらい女性が元気になるというハーブなんだそう(゚д゚)!サットヴァの性質があるため愛と献身の気持ちも高めるといわれたりもしますが、サットヴァとは、アーユルヴェーダにおける体質の分類であるヴァータ・ピッタ・カパの他、精神(心)についての分類、トリグナの中の一つ(サットヴァ・ラジャス・タマス)。すべての人はこの3つの心の質を持っており、サットヴァは好奇心、考える力、計画する力、起床する意欲を与えてくれるんだとか。(最も、ハイビはここら辺、詳しくないから個々で調べて下さいまし(*‘ω‘ *)オネガイネ~チュ)血液と生殖器に対して栄養補給と浄化の働きすると考えられてきたんだけど、それは、現代用語(か?)で説明すると、エストロゲンに類似する化合物によるフィトエストロゲン作用があるからとも考えられており、アシュワガンダは男性向けのアダプトゲンハーブとするならば、このシャタバリは女性にとってのアダプトゲンハーブとして捉えられる以外にも、鎮痛、鎮静効果、心身のバランスの乱れを改善するハーブとしても評価されております。また、アダプトゲン効果以外に、PMSや生理痛、更年期障害、消化不良の改善や胃潰瘍の予防なんかにも効果が期待されております。消化促進効果については胃腸の蠕動運動を増加させて食物の通過を促す事によって改善させるとか、胃潰瘍の予防効果については胃から分泌される塩酸を減少させる薬物(例えばラニチジン)と類似する効果を見出しているそうなんですよね。

 

 

最も、わたくし的には、インドの歴史5000年に裏付けられたシャタバリ効果・・果たして彼女の胸が大きく育つかどうかの方が興味深々でもあるんですよね~

 

じゃまたね~

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