た*

た・ち・つ・て・と・・で始まるメディカルハーブのご紹介です。

このページは、ハイビスカスが、2011年6月から現在(2014年8月4日)に至るまでの間、 「ハイビスカスのブログ・メディカルハーブのよもやま話」と題して、

http://hildesroom.cocolog-nifty.com/blog/ ページに投稿したブログの記事です。 新ブログページの開始に当たり、過去にお披露目したメディカルハーブの名称(英名)、一般名称・・を、「あ」~「わ」に分類し、掲載したものです。

大豆  

(第46話 2011/07/25 )

女子におススメのメディカルハーブ ー②―

ず~~と前に、フィトステロールって言う名前出てきたのを覚えてる?“フィト”(phyto)とは?ギリシャ語で植物を意味する語でして、ズバリ“植物ステロール”と言って、植物に含まれるステロイドアルコールの総称働きはコレステロール(動物ステロール)の腸管からの吸収を抑制してくれるってヤツでしたよねで~、今回は、フィトエストロゲン植物ホルモン”のことで~す**

これは、体内で、さもッ女性ホルモン(エストロゲン)のように働くものなんだけど、本物のホルモンに比べて、とってもやんわり~な効き目(作用が弱いのね)なもんだから日常的に長期にわたって摂取する事ができるって言われてるんですよね。それに、内分泌撹乱化学物質(例えば、ダイオキシンなど)から体を守る働きもあるんですってよ。か~な~りよくな~い

突然だけど・・・性差医学って、知ってる?メズラシク、真面目に調べてみたら・・・「同じ疾患に対する危険因子(リスクファクター)でも、寄与度に男女差がある場合がある事、同じ医薬品でも効果に男女差がある場合がある事などが明らかになりつつある。原因として男女のホルモンバランスの違い(生物学的要因)や生活習慣の違い(社会文化的要因)などが挙げられているが、いずれにしても男性を基準として作成した診断方法や治療方法をそのまま女性に適用した場合、最良の医療とはならない可能性がある。性差医療とは、これらにおける男女差を研究し、医療に反映させようという行いである。」って、フリー百科事典のWikpediaに書いてありましたで、この性差医学でみたら、骨粗鬆症は女子に多いその原因に女性ホルモンであるエストロゲンの低下が考えられるんですけど、それならば、エストロゲンが多い方が良いかって言うと、そうでもなくって、エストロゲン過剰症といって、子宮内膜症や性ホルモン関連がん・・例えば、乳がんや卵巣癌、子宮癌、などのリスクを高めてしまう=エストロゲン依存性のがんなどの場合、過剰な摂取には注意が必要とも言われているんですよ。

本当は、ヒトの身体ってうまくできていて、程よ~~くホルモンが分泌されていて、それを自律神経がうま~くコントロールしてくれているはずなんだけど、今の社会に生きてると、もれなく付いてくるストレスとか、過剰な肉製品や乳製品(動物性食品)の摂り過ぎだとか環境ホルモンだとか(←これは、内分泌撹乱化学物質っていわれるでしょ)や、ピルなどのホルモン剤(ホルモン補充療法なんかね)など‥外因性のものによって、エストロゲン過剰な状況が作られてしまっているのも現実・・(忘れても良いけど・・ホルモンの原料はコレステロールって事も知っといてくださいまっせー)

日本人の食事は大豆(成分のイソフラダンス・・じゃなくって・・イソフラボ~~ン)を豆腐・味噌・醤油・キナ粉・納豆・豆乳・枝豆・湯葉・・・・と、身近で十分摂っているんだけどね~・・摂りすぎないように注意してても摂り過ぎてしまう場合だってあるはず・・・じゃ~あ~さ~どうすればよいか?考えてしまうでしょ!摂りすぎたら・・・吸収を抑えて排泄を促進するって考えでいってもらいたいのよね~前にご紹介した解毒作用のあるメディカルハーブや食物繊維をたっぷり摂るって事に繋がるわけよね。解毒作用にはダンディライオンとか、ローズヒップとかフラックスシードとかがおススメでしたし・・食物繊維と言ったら・・・ヤッパシダンディライオンとかフラックスシードがあげられますけどね。これらは、生活習慣病予防のコーナーで、イッパイ事出て来てましたし・・・買っても無駄にはならないかと・・・飲んでみたら

今回は、フィトエストロゲンとされるメディカルハーブの大豆の御紹介です(←今更って言わないでね~)

 

<ダイズ>

学名: Glycine max  読み方は、グリシン マックス

英名: (米) Soybean.  (英) Soya bean.

和名: ダイズ(大豆)

科名: マメ科

使用部位: 種子

<含有成分>タンパク質・イソフラボン。サポニン・レシチン・フィトステロール(β-シトステロールなど)・リグニン類・オリゴ糖・油脂・ビタミン(Eなど)・ミネラル。

<作用>脂質代謝調整・ホルモン分泌調整・がんのリスク軽減といった事に効果が期待

<適応>更年期障害(ホッとフラッシュなど)の予防、動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防、がん予防など。

 

・・・・確かに、閉経前後の女性における骨粗しょう症の予防や更年期障害の低減に、経口摂取で有効性が示唆されていたりもしますが、国立健康・栄養研究所の記事には、「ダイズはエストロゲン様成分を含み、胎児の発育に影響する可能性があるため、妊婦が高用量または医療目的の量を摂取するのは危険性が示唆されている」といった記載もあります。高用量が問題だと言ってるんであって摂るなとはいってないから・・・・ちゃんと聞いててほしいんですよね~~。

服用法にしても、“サプリメントなど(食事以外から)での、ダイズイソフラボンの摂取量を1日30mgとして下さいよ~とか、2006年に、「ダイズイソフラボンの過剰摂取がホルモンのバランスを崩す恐れがあるとして、通常の食生活に加え、特定保険用食品などで1日に追加的に摂取する安全な上限量を30mg(アグリコン換算)として、妊婦さんや乳児に対しては「追加摂取は推奨できない」と、食品安全委員会専門調査会から発表されていたりもしまして、摂り過ぎに関する注意も確かに多く見受けられるんですよね

それと、大豆レシチンという成分は、細胞膜の構成要素で乳化作用を持っているので脂質代謝を促すわけなんだけど、高コレステロールと肝臓失調に対する効果がドイツのコミッションE(ドイツの薬用植物の評価委員会)で承認されていたりもしますし、大豆イソフラボン・大豆タンパク・大豆オリゴ糖をそれぞれ関与成分とした特定保健用食品が許可されているから結構奥深いですよね~**

大豆サポニンには脂質の酸化抑制作用も認められていたり、大豆タンパク質は良質の植物性タンパク源になるとも考えられているんですよね・・・・普段・・大豆製品を全く摂らないっていう(特に)女子は、これからの事も考えて、少しづつ・・・フィトエストロゲン作用があると言われるメディカルハーブを摂取すると良いんじゃないかと思いますよね~・・毎回の食事で、もれなく摂っている方々とか、エストロゲン依存性のがんの治療をやってる方々に至っては、サプリメントを撮ったりして、過剰摂取にならないよう・・・注意しなくっちゃいけないと思いますが、でも、何度も言うようだけど、植物ホルモンは(フィトエストロゲン)は、本物のホルモンに比べて、とってもやんわり~な効き目なもんだから日常的に長期にわたって摂取する事ができるって言われてるので、月経痛を和らげる働きだとか、更年期のある症状を緩和してくれるとか・・・こう言ったショット使いで、試してみるのもおすすめかと・・・思うんですよね。こんな思いからこれから何回かに分けてご・・紹介させていただきますね。

PS.私事ではありますが・・・ハイビスカスの法則(第10回参照)が、今度日曜日に変わったので、土・日・月あたりのアップに支障が来すかもでも、末長くお付き合いいただきたいと・・・・よろしくお願いしや~~~す(全然お願いしてないってそうだね・・ゴメン)

じゃまた

 

 

 

 

タイム  

(第65話 2011/0813 )

いきなりですが・・・・ハイビスカスの旅日記のご紹介~瀬戸大橋に行ってきました

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これは、昨年・・“初瀬戸大橋訪問の際に、バスの中から写した写真・・ボケボケですみませ~~ん(マイド~

感激したなぁ~「これから橋を渡りま~す」という車掌さんのお声がかかるや否や、車中からパチパチ・・と携帯で写しました。途中停車した際に・・瀬戸内海の風景も~天気も良くって、波も穏やかな瀬戸内の海・・・

今日も、また誰かが此処を訪れているんだろうな~

今回は、タイムの御紹介

タイムは、メディカルハーブとして語る前に、もう、お料理や園芸なんかでも、バンバンお目見えしているハーブで、今更~と言われちゃうかもしれないけど・・・まっ*そこをナントカ我慢して・・聞いて頂きま~す。

 

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< タイム >

学名: Thymus vulgaris 読み方は ティムス ウルガルス

英名: Thyme、

和名: タチジャコウソウ
科名: シソ科

使用部位: 葉部

*花言葉: 勇気

作用: 抗菌・去痰・気管支炎

 

 

原産は南ヨーロッパ、バルカン地方、地中海沿岸、コーカサス地方などで、和名のタチジャコウソウっていうのは、Thymus vulgaris(コモンタイム)のことね、何せ、「タイム」と言ったら、シソ科のイブキジャコウソウ属 (Thymus) の植物の総称で種類は350種以上もあるそうなんだけど・・・多分死んでも全部は・・きっと見れないと思う~~クラクラしそっ。今では、世界中で栽培されているけど、輸入されているタイムの出何処を調べてみるとお料理用では、スペイン・モロッコ・フランス・ブルガリア・ハンガリーからの輸入品が多いそうですよ。

”歴史的なところでは、古代エジプトのミイラ作りに防腐剤とし用いられていたのは有名な話・・今でも、墓の遺跡に“これはタイムだな”ってわかるくらいに、タイムの形を留めて(多分干からびて・・・)いるんですって(講座で、美人のセンセが見てきたまんまを語ってくれました・・・)でも、これってさ、その時代の人々が、今風で言うと・・“タイムは抗菌力が強い”事を知っていたからかな?中世では香料として用いながらも、あの世に無事にたどり着くように旅(?)の安全を祈って棺に入れたりもしたそうですし、古代ギリシャ時代では勇気の象徴とされてもいたとか・・・・

<含有成分>精油(チモール・カルバクロール・ρ-シメン・テルピネン・リモネン等)、フラボノイド(アビゲニン・ルテオリン)、タンニン、サポニン

 

抗菌力を発揮している成分は精油のチモールやカルバクロールと考えられるそうなんですけど・・・言っちゃおうかな・・・この成分はフェノール系の精油成分で毒性なんかも知られているんですよね・・・ドキッツでも、精油を単独で使ったりしなければ良いわけで、一般に葉っぱをお湯で~~といったハーブティ―等の場合は安心して良いよって言われてます。サポニンは、界面活性によって、鎮咳作用とか去痰作用とか抗炎症作用といった、たくさんの薬理作用を持っているので、痰がからまるとか、のどのあたりがイガイガする時なんかにはとてもお役にたちますよ!ハイビスカスの場合は、セージとかタイムは、ハーブティをいれて、うがいに使ったりしていま~す。(なんせ女優は声が命「ハイビはいつから女優になったの」て、お友達たちからの怒声が聞こえてきそう・・・・でも、ぜひ常備しておいてもいいかもよ気管支炎や上気道カタルとか口臭予防なんかに効果が期待できると言われておりますし、ヒトでの臨床試験では、円形脱毛症への効果、咳、防虫に関しての治験報告なんかもあったりもしますよ(ご参考までに・・・ )

 

安全性はクラス1・・適切な使用において安全ってことね

「ドイツのコミッションEモノグラフによると、乾燥時にチモール換算でフェノールを少なくとも0.5%以上含有すること」を規定しているんだって、フェノールってさ、殺菌力をみる時の指標になったりする言葉で“フェノール係数”って言う言葉があるんだけど・・・(ちゃんと、学術用語で言えば・・・「消毒薬の細菌に対する消毒作用をフェノール(石炭酸)を基準として比較した係数」となるそうなんだけども・・・・・メンドクサッ・・・アッゴメン)暇があったら調べてみてちなみに、フェノールを1として殺菌力をみてみると、チモールは2.0くらいで、殺菌力がかなり強いんですって。

日本での食薬区分上の表示は「タチジャコウソウ」別名が「タイム」になってたかな・・今回メディカルハーブとしての御紹介の使用部位は、葉っぱなんだけど、食薬区分上では全草となってます。ハーブティーとか香辛料とかとして使われる他は、抽出物は、添加物(香味料)としても用いられているよ。結構・・利用度高いと思うよ!

一般用医薬品としては、男子がよく愛飲する(今時の女子もかなり愛飲しているかも)ユンケルハーバル黄帝液なんかにも含有されているんですけど・・・知ってた?

おや?今朝は、セミの声がしない・・・今朝は眠・眠・眠・・・・~じゃないのかな?

じゃまた

 

 

 

 

タイマツバナ 

(第157話 2013/06/03 )

OLYMPUS DIGITAL CAMERA  こんにちわぁ~o(*^▽^*)o麦秋至(むぎのときいたる)の季節になりまして・・とは言っても、これは旧暦の4月の異称、二十四節気、七十二候なるものを知り始めたらついつい季節の移ろいが・・㋱で耳で感じる季節がやけに自然・天然?で、なんともねぇ~

こんな風な今日この頃ですぅ~。

今回のメディカルハーブはコレ、この花は何?天辺に赤いチョウチョがいやいやこれ全部がひとまとめの花!

 カチカチッと、でっかくして見てみてねぇ~o(*^▽^*)o

始めてみた時は、ビックリしました!はっでな色で、あっれぇ~**でも、かっわいい~ってね!

この季節になると思い出す花、これは数年前の丁度今頃・・薬用植物園で写したものなんですが、今年も咲いてるかなぁ~って思いながら・・(←観に行けばいいことなんですがね・・うう・・)「タイマツバナ」という植物です。こんなに情熱的な姿をしてるわりに「シソ科」の植物なんですよね(←ハイビ的には、このくくりが地味め~)メディカルハーブとして、ハイビの愛読書(?)にも掲載されてるハーブです。しかも「タイマツバナ」って、日本語索引まである北米原産のメディカルハーブの中には、収載されてないハーブも数多くあるもんだから、ちょこっと油断したのですが、載ってるから仕方ない(←何!?この言いグサは)まっ・・ちょこっとご紹介させて戴きますねぇ~。

 

<タイマツバナ>メディカルハーブ安全性ハンドブックより・・

学名:Monarda clinopodia L.Monarda didyma L.Monarda fistulosa L.Monarda pectinata L.

Monarda  punctata L.

一般名: モナルダ、ビーバーム、オスイゴティー、ワイルドベルガモット

英名: beebalmz(M.clinopodia, M.didyma, M.fistulosa)、Oswegotea(M.didyma)、

wild bergamot(M.clinopodia, M.fistulosa)、horsemint(M.punctata)、spotted beebalm(M,pectinata)

和名: タイマツバナ(M.didyma)、ヤグルマハッカ(M.fistulosa)

使用部位: 地上部

クラス: 2b

注意: 通経作用、子宮収縮作用

 

なんて風に書かれてます。

 

植物的には、シソ科モナルダ属の多年草、原産は北米、日本では6月から8月に花を咲かせます。耐寒性も耐暑性もあって丈夫なハーブ。この「タイマツバナ」と言う名前の由来は、松明の炎を連想させる事からなんだそう・・学名のMonarda didyma(モナルダ・ディディマ)は、植物学者である、N.モナルデスさんを記念して名付けられてます。別名のビーバームは、花が甘い香りと蜜を持ち開花時期も長く、ミツバチ(ビー)の蜜源植物として利用されるようになった事からなんだそうで、ベルガモットと言われる所以は、柑橘類のベルガモットオレンジの香りに似ている事から名づけられたとかとか・・とにかく、花の姿が華やか(?)なら、呼び名の由来も実に賑やか。

この植物の葉や花のハーブティ―はオスウィゴ・テイー(ハンドブックではオスイゴティ―と記載されてるけど、同じねぇ~多分)と呼ばれるのですが、これは、アメリカインディアン(先住民)のオスウィーゴ族が、古くからこのビーバームの葉っぱの浸出液を愛飲していたのを真似たアメリカ移民が、この飲み物を“オスウィーゴ茶“と称して愛飲するようになったからだそうですよ。生の花は食用のエディブルフラワー(食べるお花)としてデザートやサラダに用いられるそうなんだけど・・・う・・ん・ハイビにとって馴染み深いエディブルフラワーって言ったら、菜の花とかシソの花とか食用菊とかジャスミンの花とかかな?

(*´σー`)、レストランならデンファーレなども結構見かけるけど、タイマツバナを?う・・ん・口にした事は無いと思いますが、知らない間に、オサレこいて出かけたハーブ料理店で、ムシャムシャ食べてるかもしれないけど記憶には無いっ!(←結構早食いデス)

花は乾燥する程甘い香りを増すのでポプリ作りにも利用されているのですが、そう言えば、花粉症の温床である杉の木は伐採すべしと仰る方々の中にも、後継プランツの候補として、このタイマツバナの栽培を挙げている方もいるにはいる(=゜ω゜)ノぃょぅそれに、ミツバチさんの栄養源になる事から、夏場の枯れた畑に繁らせてミツバチ呼び込んで・・てな風に考えてるみたいですよぉ~いやぁ~人は色々と考えるもんだなぁ~シミジミ・・w(゚o゚)w

何故、薬用植物園にタイマツバナが植えられてるんだろうか?不思議に思ったんですよねぇ~何がって花の容姿があまりにも派手々で毒々しい感じ(←ハイビ的によ・(*´ェ`*) )観賞用の花なんじゃないのでも、案外何かの毒でも持ってるんかななんて、ちょこっと期待 キョロ(・_・ )( ・_・)キョロ もしたのですが、メディカルハーブ安全性ハンドブックでは、クラス分類が2bになってる→「記載された物質の使用に関する資格がある専門家による特別な指示が無い限り、妊娠中に使用しないハーブ」なわけだから、妊娠中は禁忌ですよねぇ~やっぱメディカルハーブ・薬用植物として知っておかなきゃなぁ~と、一人納得した次第!

実際、日本の薬事法においては、タイマツバナの扱いはどうなってるのかなと思いきや・・「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」に収載されておりまして「例示として追加した成分本質(原材料)」の文中「植物由来物等の種類」に“ヤグルマハッカ”として記載があります。後に“ホースミント”も追加されてるんだけど、どちらも“葉っぱ”(葉)についてだけでしょかね?おっと、ここで、余談なんだけどね、アガリスクとか、アップルミントとかゲットウとかも一緒に収載されているのですが、ハイビスカス(愕)(←ハイビじゃなくてざぁ~んねん)も収載されてまあぁ~す。

興味のある方は参考に・・どぞ!→https://hfnet.nih.go.jp/usr/141115.pdf

 

でもね、ふと思ったんですが、ヤグルマハッカの学名がM.fistulosa、horsemintの学名がM.punctata、タイマツバナの学名はM.didyma あっれぇ~収載されてる種類にタイマツバナは無いんじゃないのん?なんて・・細かい事をぐじゃぐじゃと・・考えてみたぁ~(ノ∀`) アヒャヒャヒャヒャ(・∀・)・・・

 

安全・ブックの注意書きにも示されているような、通経作用とか子宮収縮作用とかに関しては、同本には、西洋医学的な見地から色々と書かれてはいるものの、副作用の項で「・・懸念や考慮は、これらを治療に用いる場合についてであり、一般に飲料茶や香辛料として普通に用いられる場合には、この限りではない。」なんて風な記載もあるにはあるのですが・・・・こんな素性のメディカルハーブ「タイマツバナ」を、どれどれネットでお勉強タ~イムどんな風に紹介されているのかな?

ちょこっと調べてみましたら、フムフム・・果実の皮を圧搾して精油が得られ、鎮痛・鎮静・鎮痙作用などの薬効があるらしい・・ホントかぁ~って感じなんだけど、ベルガモットの香りに似てる事が起因してるんかな?ベルガモットは精油の香りにしても、アールグレイ茶に変身していようともハイビは大好きねぇ~鎮静効果あるかもね?花は食用にも・・うんうんこれもありかな?花弁一遍々ほぐして使えば見栄えがするかもなぁ~?葉っぱはハーブティーやサラダに利用される・・うんうんシソ科だもんね、食べれるっしょ!?見た目は普通やし・・なんて世間の方々の仰っている事、色々と勉強させて戴きました。でも、日本ではあまり使われてはいないらしい・・以上、報告終わり(=゚ω゚)ノ

今回も、お読みいただいてありがとさまぁ~~ o(_ _)oペコッ

じゃまたね

 

 

 

 

ダンディライオン 

(第4話 2011/0608 )

ダンディライオンの話、いかしたライオン君の話ではないからね~

 

Dandelion(英名)の学名はTaraxacum officinale タラキサクム オフィキナレ (タッタカターで舌噛みそっ)、日本名は西洋タンポポ*日本でもタンポポはありますが、見分け方は、がくの部分が反り返っているのが西洋タンポポで、日本のものは反り返ってはいません(お行儀が良いのです・・さすがっ大和撫子

これは、その在来種のシロバナタンポポで~す。長崎にお住まいの友人から頂きましたレア~な写真ね

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葉っぱの部分はオシッコを出す働き(利尿作用)がありまして(葉っぱがオシッコするわけではありませぬ)

海の向こうのフランスでは「おねしょ」を意味する “piss-en-lit” (ピサンリと読みます・・ハイ)という名前が付いているくらい~信じられない方は、夕食に西洋タンポポンの葉っぱをサラダにでもして食べてみて下さい!きっと夜中に・・納得して頂けるかと(←悪魔の私が出てきてしまいました)

大抵のメディカルハーブって使われる部分が、花とか葉っぱとか・・・決まっているのですが、このハーブは葉っぱの部分と根っこの部分とを2つに分けて使う、それぞれが違う目的で供される・・・実に至れり尽くせりのメディカルハーブなんですって知ってましたかあ~~葉っぱはオシッコじゃなかった利尿作用に、根っこは緩下・強肝・利胆・・・主に胃腸の不調に大活躍のハーブで~~~す。

緩下簡単にいうと、便秘にお役に立つって事・・・・・なんとなく何を言おうとしているのかバレテしまいましたかね?

メディカルハーブは、こんな感じで売られてるかもぉ~根っこね

ハイビは、使用寸前にミルで粉砕して使てま(*´▽`*)

 

ダンデイライオン

突然ですが・便の話・・・

大腸に住んでいる菌(腸内細菌)は100兆個・100種類、(良いヤツ・悪いヤツひっくるめて・・)とも言われ、その子たちが一生懸命分解されないで大腸まできた食物の残り滓を、腐敗・発酵させて糞便を作る大事な働きをしているのですが、腸内環境が悪くなったりすると活力が衰えてきて、正常な便が作れなくなッてしまう・・・かわいそうでしょ・・・・だから、この子たちに食べ物を与えてあげて腸の機能を改善しようとするのが「プレバイオティクス」って言うんですけど、ご飯の成分のデンプン質は栄養源になるし、食物繊維は、構造的に立体(ミクロの世界の話)なので彼らのお家の役目をしてくれます。

一方作られた●●●が体外に排出される仕組みは?といいますと、元気な腸内細菌の働きのお陰で塊ができると、その重みで、直腸壁の伸展と内圧亢進を壁内のセンサーが察知して脳に伝えたり、仙髄にある排便中枢に信号を送ったりして・・・その結果「アッ●●●したい」となります。

 

身体の中には戦う時にガンバル神経系と、ゆったりダラ~リする時に優勢になる神経系があるのですが(これを自律神経系と言います)排便は、ゆったりダラ~リする時の神経系からの指令でお尻の出口の筋肉がポッカリあき・・という仕組みになっております。「アッ●●●したい」といったその時に・・・・・お仕事中とか、頑張っている時だったりして我慢しちゃったり、神経のンバランスが乱れていたりして正常に働かないと・・・排便の異常=便秘という具合になってしまうんですよね~~女子に便秘傾向の方が多い事は解かっていますが、男子はどうかなぁ~?いずれにしても昨今は、ストレス社会で自律神経のバランスが乱れやすい・・・・下剤を常用すると、腸内細菌にとっも、きっと、つらい日々では?そこで、ダンディライオンの登場なんだけどね彼には、プレバイオティクス→炭水化物のイヌリンが含まれてるので、穏やかな下剤作用(緩下)もあるのです。

ちなみにダンディライオンは繁殖力が旺盛なので(タンポポって、今じゃ都会では見れないかもしれないけど・・・ちょこっとビルの目立たない所に出かければ・・みれますよね~~)世界中に野生で育っているものや、栽培もされているんですよ。インドのアーユルベーダ(胡麻油を額に垂らすアレ・・)では肝臓や胆のうの不調やリウマチなどの体質改善に用いていたりもして・・・各地の伝統医学で“自然の薬”として活用されています。

イヌリン以外の成分で、フイトステロール(タラキサステロール)やタラキサシンも解かっており、この成分なんかは、強肝や利胆作用があるとも考えられています。便秘じゃなくても、強肝とか利胆とか・・・・お酒を飲む方々や、胃腸に負担をかける事の多い方なんかは、大いにティ―にしてお飲み戴きたいかも・・・・でも、これだけ効くって事は、反対に、肝臓や胆のうに病気のある方は使えないって事ですよね?病気で腎臓悪くて利尿剤とか高血圧の治療で薬を飲用している人とか心臓に持病があって薬飲んでいる人とかもそう・・・禁忌ですので、そこんとこはお医者様にご相談 なるわけですが・・・・メデイカルハーブは、あくまでも、病院に行くほどでもないけど何か身体の調子が・・・といった時なんかに利用して頂きたい自然療法の一つである事を心のど真ん中に据えておいて下さい

・・・・で、続きだけど、肝臓に良いってことは、脂肪関係にも効果アリですよね・・・・今度、脂肪についても聞いてもらいますっ

ハイッ・・・手を挙げているそこの方?何ですか?「ティ―の煎れ方ですって?」

チョー簡単・・ダンディライオンの根っこ(大抵、細かく砕かれたものが売られていますので)をサーバーに入れて“あっついお湯をジャーと注いで蓋をして10分待つ”・・で、できあが~りィ~ でも、お買い求めになる時は、ちゃんと学名タラキサクム オフィキナレでお求めくださいね出来ればハンドメイド(オーガニック)なんぞの品をお求めいただきたいな~~で、余った茶葉はビンに入れて(袋のまま)夏場は冷凍庫にポイと保存してくださいな。

胃腸の不調ってさ・・・神経系によって牛耳られているもんだから、ストレスとかで神経系がヤラレッチマウと途端におかしくなってしまういっちばん悪いヤツはストレスなんだよねメディカルハーブはストレス対策にもOKくどくど語りたいな~今度、ストレスの話もしちゃおっかな~明日の夜はとかとか・・・またまたの機会に

 

 

 

 

 

 

 

 

チェストベリー 

(第50話 201107/29 )

女子にオススメのメディカルハーブ-⑥

<チェストベリー>

学名: Vitex agnus castus 

英名: Chaste berry、 Chaste tree fruit。 Monk’s pepperとも。

和名: イタリアニンジンボク〔イタリア人参木〕

科名: クマツヅラ科

使用部位: 果実

<作用>ホルモンの分泌調整作用

<適応)生理痛・生理前症候群・催乳・更年期障害・生理不順

 

これは、どっちかっていうと、フィトエストロゲン作用のあるメディカルハーブの仲間とでも・・と言う事は、色々と使用に関しても注意があるからね~女子におススメのメディカルハーブの中で、フィトエストロゲン様のハーブは、エストロゲン作用が主だったけど、このチェストベリーは、プロゲステロン様の作用も有しているもんだから、プロゲステロン分泌を調整する事によって、結果⇒エストロゲン作用も調整する事にもなるんだけどさ、それ以上に最も優秀な働きは、実は、ホルモン中枢と言われる脳下垂体に直接作用するって事なんですよね!脳下垂体って胃下垂なら知っているんでしょうが・・・・ん??卵巣から分泌されるホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌を調整する卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンの分泌を調整するとこなんだけどね、そこに直接作用するんですってさ、ってことは、プロラクチンの分泌にも関与しているわけで・・・プロラクチンは乳汁分泌に関与するホルモンで、脳下垂体から分泌されるもんね・・・

女子の3種類のホルモン分泌を調整する作用があるって事になるわけよねスッゴォ~イ・スッゴ~イナァ~って言って!言って

でもさ・・・ここまでに出てきた“カタカナ”のホルモンの名前・・・大丈夫?

前回までに、ちょこっとづつ出ているので・・ダイジョブよね・・このまま飛ばすわよ~~!

チェストベリーは、脳下垂体に直接作用して、黄体形成ホルモンの分泌を増加させて卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制する事によってどんな事にお役に立つかっていうとね、黄体の機能不全なんかによる月経過多や乳房の張り、水分滞留などの症状の緩和や生理時のニキビや口唇の疱疹、膝のむくみなどにお役にたつそうですよ、それと、乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンの分泌を調整するので、母乳の分泌を促す目的でも用いられるそうなんですよね。

まさに女子のためのメディカルハーブでしょ?ミラコォ~~オ~ですよね。

大抵は、生理前症候群とか、更年期障害の両方に用いられるんだけど、他に、子宮筋腫や子宮内膜症への適応が認められてもいるそうで避妊薬を飲んでいた女子で、薬を止めた後に自然な排卵の回復を促すためにも用いられているそうですよ。服用方法は、ハーブティーではなく、サプリメントやチンキが一般的、副作用で、まれに皮膚刺激やかゆみがあったりもすると言われてもおります。チェストベリーが、脳下垂体に作用して様々な作用を示す機序について、今、言われているのは、神経伝達物質のドーパミン受容体に働きかけるから・・・・云々・・・と考えられていまして、ドーパミンって、いつか出てこなかったっけ興奮性の作用を持ってて、運動調節やホルモン調節、快楽や意欲などの情緒的反応に関与している物質ね。ここら辺の事は難しくって・・見た事ないので~~なんとも~~でも、ヨサゲじゃな~~い

さらに、チェストベリーについて歴史をひも解くと(←老眼鏡・・・)ヒポクラテスの時代:紀元前450年頃には、Vitexを脾臓の炎症や肥大の治療に使用してたりとか、ディオスコリディス(チョー有名な人)は西暦50年頃、子宮の炎症にVitexの効果を書物に書いてたりしますし、1200年頃には、精神病、狂気、癲癇などを治すハーブとしてペルシャで用いられていたそうですよ・・で、時は流れて・・・ルネッサンス時代になって、鼓腸、子宮の炎症、通経剤として使用されるようになったんですって。

今風な事、女性ホルモン様作用としての研究は、20世紀になってからだそうだけど、19世紀頃の米国の、ある一派(エクレクティック派)の医師は、通経薬として使用する以外に、催乳薬としても、既に用いてい様なんですよね*エクレクティック派っていうのは、化学療法や炎症療法(アロパシー)と、メディカルハーブ療法や統合的な自然療法(ナチュロパシー)など、化学と自然の良いとこどりをして効率の良い病気治療を研究・実践するセンセ方の集まりっていうんですか~~~@眼のつけどころが・・・チガクな~~いハイビスカスは・・・このセンセ方の考え方に・・ポイント3くらい上げてるんですけどね・・*-*・・

チェストベリーの安全性はクラス2b、d!

“クラス2”

植物含有成分の使用に関する資格がある専門家〔医療従事者〕による特別な指示がない限り、以下の使用制限が適用されているってことなんだけど・・・

2b:妊娠中に使用しない

2d:経口避妊薬の効果を減弱させることがあるとなっておりまので。

女性ホルモンの影響を受けるガン(乳がん、子宮がん、卵巣がん)や病気(子宮筋腫、子宮内膜症)がある場合なんかもやっぱし・・・医師に相談が必要ねドイツではハーブとしてではなくって、医薬品として使用されているみたいだし~~~バストアップサプリメントをはじめ、バストアップグッズの成分に含まれてたりするみたいだけどさ・・・いくら自然のものといってもね~~ちゃんと、中味を知ってからの方が・・・良いと思うよ

じゃまた

 

 

 

 

 

 

ティートリー 

(第107話 2011/12/14 )

ティートリーの御紹介とヒマラヤ・ガネッシュヒマール産の水晶。

 

<ティートリー>

学名: Melaleuca alternifolia

英名: Tea tree

和名: ティートリー、 メラレウカ

科名: フトモモ科

使用部位: 葉部(を水蒸気蒸留法で抽出した)精油

含有成分: テルピネン-4-オール、1.8シネオール、α・γ-テルピネン

<作用>: 抗菌・抗真菌・消炎・鎮痛

<適応>: 細菌感染症や口腔などの炎症などに効果が期待されているんですよね

細菌、白癬菌(たむし、水虫の原因菌)、カンジダ(酵母様真菌)、黄色ブドウ球菌、大腸菌などの細菌類・・・などに~。

 

ティーは“お茶”、トュリーは“木”だからと言って、“お茶の木”とはならないのがこの“ティートリー”のステキなとこかな?

これは、オーストラリアの先住民のアボリジニの方々がこの木の葉っぱを茶剤として用いた事から、こう呼ばれるようになったそうなんですけど、オーストラリアからヨーロッパにどんな風にして伝わったのか?って調べていくとね、キャプテンクックさんを知ってる?(突然でスミマセ~ン**_(_^_)_・・**)デイズニーランド行った事ある方は御存じかと・・・船に乗って旅した人(デイズニーランド行かなくても知ってますかね?デイズニーランドにも居るんですけど・・・は関係ないか!?)がオーストラリアにたどり着いた時に沼地に自生していた香りのよいティートリーの葉でお茶を飲んだ事から、この木をティートリーと呼ぶようになって、その後ヨーロッパに広まって行ったそうなんですよね・・・・要するにアボリジニの方々の真似したって事なのかな~~?って、ハイビは思ってるんですけどねそれにね、

英語名では、tea-tree、tea:茶(チャ)は本来、科名でいうとツバキ科に分類されるんだけど、このティートリーはフトモモ科、茶(チャ)の分類には入らないんですよね ←・・・・ クドイかなスミマセン_(_^_)_・・・・語源をたどると、Melaleucaは木の幹から剥がした樹皮の色が、黒と白のコントラスト呈する、alternifoliaは、葉が交互に付いていると言う事からなんだそうだけど、葉っぱは細くってハリハリ(細めで針みたいなヤツね)してる・・・原産はオーストラリアのニューサウスウェールズの北東部沿岸とクィーンズランド南部ならしく、小型の木もしくは低木に分類されてます。

フトモモ科太腿かちゃうちゃう 凸(`Д´メ)

ユーカリのお話の時に出てきてるので、オチャラケ無しでお願いしま~~すフトモモ科のハーブには、ユーカリやティートリーの他にはカユプテ(Melaleuca leucadendron、Melaleuca cajuputi)やニアウリ(Melaleuca viridiflora)なんかもありまして、カユプテは樹高が30m近くにもなる高木、皮膚のケアとか傷の洗浄なんかに用いられるハーブなんだけど、抗菌作用以外に鎮痙作用やホルモン様作用があったりするので、妊婦さんには使用しない方が良いっていわれてるし、ニアウリは、

気管支炎のための吸入や咽喉の痛みの緩和に塗布するとか、座薬に用いてウイルス感染から免疫システムを防御するとか、水筒、口唇ヘルペス、ニキビ等の様々な皮膚疾患や感染などに使用される精油なんですが、ティートリーに比べてさらに優しい(甘い)香りがして、かつティートリーと同様に抗菌作用等もある事から子供ちゃんが、ティートリーの香りを嫌がる時なんかの代用に用いると良いそうなんですよね。ヨーロッパでは、ティートリーが伝わる以前はこれら、ニアウリとかカユプテなんかが使われていて、ティートリーのヨーロッパにおける普及はかなり後になってからのもんなんだそうですよ!考えてみれば、ドイツのコミッション・Eモノグラフにはティートリーオイルは収載されてなくって、同じフトモモ科のニアウリオイルが承認ハーブとして収載されているんですよね~~・・・なんとな~~く、時代の差(ティートリーの歴史からしても・・・)を感じてしまうんですよねぇ~~

ちなみに、日本の事情をちょこっと・・日本における食薬区分上は非医薬品で表示はメラレウカ、別名はティートリー油、使用部位には精油と記載されているんですよね。(ちゃんとありました~)

ティートリーはハーブティ―(茶剤)としてではなくって、精油を外用で用いるのが一般的。20世紀初頭に、葉っぱから水蒸気蒸留法(精油の蒸留法の一つね)で精油が抽出されると、当時の殺菌消毒薬に比べて十数倍の強さがあるって事が解かって重宝がられたんだけど、抗生物質の出現によって一次下火になってしまう・・・所が、この抗生物質も効かない細菌(耐性菌)が出現したもんだから、またまたティートリーへの期待が大きくなってるんだそうですよティートリーには、(上記4種以外に)実際には100数種の成分が含まれているそうで、主な成分はテルペン類なんだそうですが、上記した成分だけで90%を占めているんですってでね、テルピネン-4-オールという成分は抗菌活性が最も強い成分と考えられており、これには副交感神経強壮作用、鎮痛作用、鎮静作用、抗炎症作用などが認められているし、γ-テルピネンには静脈強壮作用や鬱滞除去作用、1.8シネオールは分類上はオキシド類(酸化物類)で、免疫調整作用とか抗炎症作用とかが認められているんですよね、

ティートリー精油の身体への作用としては免疫系を賦活する事によって感染症の予防に効果を期待するとか、筋肉痛時の炎症や痛みの鎮痛とかに用いられたり、フケ用シャンプーへの活用もされてたりするんですよね

実際の用い方なんかを御紹介するとね、

ニキビやイボなんかには綿棒にチョコット(1滴=0.05ml)垂らして、直接患部に塗布する事も有りネ!足の指にイボができてた友人に試しに(?)おススメしたら・・・ある時ポロっとイボが落ちたっていうから・・・ほんとかな~?って疑ったりもしましたが、ニキビには効くらしい(←これも、大人ニキビで悩んでた友人に試してみたんですけどね・・・精油のせいかどうかは定かではないのですが、本人的には効いたって言ってたから効果あったのかな)

どっかにガツンとぶっつけたり(打撲)捻挫した時なんかにも、精製水1リットルに精油10滴(=0.5ml)の割合で薄めたものを湿布液として捻挫した時や打撲個所をシップしたりするとか・・・ハイビはこっちの面でかなり愛用しております!

そっそっ知らないうちにどっかにぶつけて青タンできてる事がたま~にあるんやわ

ティートリー精油の香り・・嫌いな人は大抵カビのような匂いがするっていうんですけど、ハイビにはそんな感じはしませぬティートリー精油の香り・・・・結構好きですハイビ流に表現させて戴くとしたら・・・ツ~~ンとした香りと薬品の様な匂いと草の香りが混じってる・・・ってな表現になるかな動物にも使えるって言うんですが、古くなったティートリー精油は、動物を一時的にマヒさせちゃうといった報告もあるそうなので、注意が必要とも言われております。

じゃまたね

 

最近、ハイビの家にやってきた“石”のコーナー その3

ネパールのヒマラヤ・ガネッシュヒマール産の水晶原石ポイントで~~す・

Photo_5****ただ・・・見てほしかっただけで~~す

 

じゃほんとにまたね~ん

 

 

 

 

 

 

 

デビルスクロウ  

(第96話 2011/10/08 )

<デビルズクロウ>

学名: Harpagophytum procumbens

英名: devil’s claw、 grapple plant、 wool-spider

和名: ライオンゴロシ

科名: ゴマ科

使用部位: 二次貯蔵根(側根の塊茎)

デビルとつくこのメディカルハーブ・・・ナンカおそろしげでしょ?

そうなのそれはね、果実が木化してトゲの様になってる・・鉤様の姿を見たアフリカの先住民が名づけたらしく、(2本の爪状の棘が・・う~~ん痛そっ)この形が名前の由来だそうなんだけど、棘が体格のいい大型の動物を悩ませた事から、“ライオン殺し”=“ライオンコゴロシ“という風に呼ばれているって聞いてます・・学名の“Harpagoはギリシャ語で“ひっかかる”の意からきてる・・・果実の木化した姿は、まさに引っ掛けそうな感じだった・・ハイビ・は、以前、講座で美人のセンセから見せて頂きました・・・美人のセンセは、「珍しいでしょう~~  」といいながら、袋から出さないで保管してた・・珍しいから・・・大事にしてるんかなって思いましたよ。けど・・ハイビの目から見て・・・姿はグロテスクな感じ例えるとしたら・・・手先が長くてその先が鉤状になってる黒いヒトデが干からびてる感じだった

 

原産国はアフリカ南西部、砂漠に生える多年草・草本植物に分類されて地面に沿って広がる枝を持ってるんですけど、花は紫や赤のラッパ状をした形でつきます~ってのが、このデビルズクロウの姿・形の御紹介なんですが、地下部に大きな球状の塊茎をつけます。二次貯蔵根って言うのは、側部に伸びた側根にについた(tuber)のことで、塊茎は、根ではないんですよねここんとこ間違わないようにね。アフリカって言ったら、サバンナ=乾燥した砂漠地帯っていうイメージがするしね(オット~~大都市に発達してるとこもあるけどね・・)植物が自分で自分の水分を保存する場所を地下に作ったんでしょかね過酷な環境に耐えて、生きるため・・・だから二次代謝産物も其処にしまってるって言う感じかなメディカルハーブとして使用する時は、この、二次貯蔵根とか側根の塊茎を細切、または粉末にしたものを供しますでね。

南部アフリカの先住民・・例えばホッテントット(コイ族の)部族は、苦味強壮剤として胃腸の障害(消化不良)や、関節炎の痛みとかに用いていたんだそうだけど、コイ族に限らず多くの先住民の部族で使われてたって聞いてます・・・・アフリカの先住民?どんな部族がいるのかな~~??ってチョコット調べたんですけど  長くなるから~~これは自習と言う事で一つよろしくアフリカについて、ハイビは、ここで調べたんよ ♡”“↓お時間のある時にどぞ

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/africa.html

 

でね、デビルズクロウの、もうチョコット化学的・・?な話に戻しまァ~す。

 

<含有成分>二次貯蔵根には3種のイリドイド配糖体:ハルバゴシド(harpagoside)、ハルパジド(harpagide)、プロクムバイド(procumbide)等が入ってるし、他には、桂皮酸、多糖類なんかが含有されているんですよね~

<作用>消炎・鎮痛などが考えられている。

<適応>としてはリウマチや関節炎などに効果が期待されてる。

 

話はちょっと昔に・・・1950年代の初頭にヨーロッパにおける植物療法でリウマチや関節炎に対して消炎剤として用いられてるんですけど、デビルズクロウの消炎・鎮痛成分としては、このハルバゴシド(harpagoside)が同定されているんですって もっと、詳しくハルバゴシドが、何と同定されたかって言うとね分子式がC24H30O11 で分子量が494.493、体系名が [(1S)-1,4a,5,6,7,7aα-ヘキサヒドロ-4aα,5α-ジヒドロキシ-7-メチル-7α-[[(E)-1-オキソ-3-フェニル-2-プロペニル]オキシ]シクロペンタ[c]ピラン-1α-イル]β-D-グルコピラノシドと、同定されたんですよねなんなんじゃこりゃ~~って感じなんだけど・・・“同定”っていう言葉は、ただ聴くだけ(頭の中のイメージ)だと、「道程」とか「童貞」なんかが出てきそうでしょ・・・フツ―世間一般ではそうよね今、メディカルハーブっていう植物・生物に関する分野での「同定」というのは、植物の“種”を調べる事を言うんですけどね、含有成分に○○が同定されたって言う時の「同定」とは(化学分野だから)含有されている物質○○が何の種類か!?って事を決めるっていうか、解る事・・かななので、ハルバゴシド(harpagoside)だったて事がわかったって・・・事なのですよね。

以前ね、独り言でも書いたけど、ハイビのブログ・・・ムズカシ?って言われた意見の背景には、こんな風に、聞きなれない言葉が入ってるって事もあったみたいなんですよね~で、こだわってみました~(●^o^●)特に同定っていう言葉にねww^^;;

今まで出てきたメディカルハーブの中で、苦味健胃剤に、アーティチョークやダンディライオンがありましたけど、その仲間に、このデビルズクロウも仲間にしていただければ・・・よろしいかと・・アーティチョークなんかでは成分のシナロピクリンとかフラボノイド配糖体のスコリモサイドがガンバッテましたけど、このデビルズクロウでは、ハルバゴシドが、かなり頑張ってるんですよねこれはC9~10(炭素数9~10)の変形モノテルペンの一種でエノール-ヘミアセタール構造をもった天然有機化合物として分類されているんですけど、イリドイドには他には、マタタビラクトンっていう、猫属を興奮させるヤツ(マタタビってあるでしょ!?)とか、ゲニポシドというクチナシの果実に含まれる苦味配糖体なんかもあって、胆汁分泌作用を示すんだけど、加水分解生成物のアグリコン部分がこの胆汁分泌作用の発現に貢献したり鎮痙作用とか胃液分泌抑制作用を有していたりしてるんですよね。とにかく・・苦い成分かなちなみにメディカルハーブで他の健胃剤としては、芳香性健胃剤にはフェンネルやアニスキャラウエイなど、辛味健胃剤にはカイエンペッパーなんかが知られてますけどね・・・以後、お見知りおきを・・_(_^_)_・・・。

このデビルズクロウーは日本では非医薬品として、食薬区分上の表示はデビルズクローで、使用部位は全草になってるんですけど、どんな風に出回ってるかと言うとサプリメントでコンドロイチンとかグルコサミンなんと配合されてるみたいですよ。ちなみに~(参考までに)アメリカなんかでは、塊茎の乾燥物を煎剤としてティ―にして飲むとかアルコール抽出液にして飲むんだそうですけど、商品には(普通に)ハルバゴシド量が1.4~2%濃度で含まれてるそうですよ。

 

人への臨床試験では、

腰痛に対して背部痛を訴えてる患者での緩和な鎮痛作用が示されていたりしますが・・

(cf:ChrubasikS,Junk H,Breitschwerdt Het al.Effectiveness of Harpagophytum

Eur J Anaes thesiol 1999;16:118-129)

 

腰および膝の変形関節炎患者関節炎に関する試験報告でデビルズクローの摂取群での鎮痛薬の使用量が少なかったとか・・・

(cf:Chantre P, CappelaereA,Leblan Detal.・・・・・・・ Phytomedicine 2000;7:177-183)

 

関節炎(関節リウマチを含む)患者において、デビルズクロウの水溶性抽物を含有する錠剤をある期間摂取した後での痛み・朝のこわばり・握力・患者の印象など判定項目を決めての試験では、服用前後での比較では差異が認められなかった・・

(cf:Grahame R Robinson BV.Devils claw

(Harpagophytum procumbens):pharmacological and clinical studies. Ann Rheum Dis 1981;40:632)・・・とか言った報告があったりもするんですよね。

いろんな文献をみても、関節炎を対象に効果が期待されてる様子ではありますし、実際に「効果があるよっ」て言う報告と「そでもないよっ」ていう報告と・・・色々なんですよね・・・・。

 

ドイツでは苦味健胃剤剤として食欲不振や消化不良に用いたり関節炎や運動器官の進行性の疾患に適用しているそうで、高齢者・・とりわけ高脂血症などで悩む方とか、リウマチ疾患を伴ってる方なんかには良いんじゃないかっても言われてるんですけどね。もっとも、リウマチや関節炎は季節によって症状が良くなったり悪くなったり・・・するでしょなので、様子を見ながら医薬品とメディカルハーブを上手に取り入れながら過ごすと良いんじゃないかって言われてるし、このデビルズクロウは、リウマチや関節炎なんかの緩和に効果を期待しているんですよね~・・。

安全性:メディカルハーブ安全性ハンドブックでは

クラス2d:「注釈にあるような他の特定の使用制限がある」となっておりまして、

「胃潰瘍・十二指腸潰瘍は禁忌!」なんですよね、これは、

副作用はあんまし知られてないんですけど、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆石のある方は医師の診断に従う事!っていわれてます。

Photo

じゃまたね。

 

 

 

トウガン(冬瓜)  

(第147話 2012/11/05 )

Photo    Photo_2

とうがんの全容と切り口

一見、この緑色の塊まるごと果実、外皮は白いワックス状の膜で覆われております。

完熟してるかどうかは、この白い膜が均一に被っていて表面にシワが無く重い事が選択ポイントになるそうです。でも、お店にならぶ時はピッカピッカに磨かれて白い膜なんて見えないけどね~。この写真の冬瓜は小さめの方かな?入手手口がこれまた不思議(?)自家野菜を売っているお宅の、軒先に鎮座してたものでね、地面に藁みたいなヤツを敷いて、そこにいくつもの冬瓜がボコボコ置いてあった・w(゚o゚)w・その傍に空き缶が置いてあって小銭が入ってたので、多分売り物なんだろうと・・・で、空き缶にチャリ~ンと100円入れて、連れてきたってわけね・・(◎´∀`)ノなんで100円なのかって?そん時、ハイビは100円しか持ってませんでしたから・・大枚はたいたってわけ・・

中の様子?と言えば、種のある所は、ふわぁふわぁしてる、どうやらこの部分は、お料理の世界では「わた」と言うらしい。お料理本に書いてありました。

種を乾燥させたものに“トウガシ”(冬瓜子)がありますがこれは生薬、薬効としては、“むくみ”の改善、体の余分な水分をとりながらも(利尿作用)不足している水分を補う作用があるとして体内の水分バランスを調整する働きから、夏バテや食欲不振の時におススメされます。“トウガシ”は又、黄色い痰やおりものなど、体に溜った膿を外に出してくれる、利水に供される漢方薬でもあるんですよね。(←これは漢方薬局で聞いた話・・)こんな風に語っていながらも、気になってる事があるんですけど・・・「(・_・)エッ….?冬瓜ってハーブなの」きっと出るでしょうね、この問いかけ

お答えするとしたら、「“冬”文字が入ってますけどこれは夏野菜で、一年草のつる草、果菜で~す(*^m^)」かな?長期保存が可能なので、冬でも食べる事から“冬瓜”という名前が付いたそうなんですけど、薬膳の食材としても夏のほてりとかむくみに供される食材です。しかし、まぁ・・なんだかんだと言わなくても、季節になればスーパーで、ふつぅーに買えるし、ごくごくふつぅーのお野菜なんですけどね。

でもね、ハイビの愛読書(?)メディカルハーブ安全性ハンドブックにも掲載されてるので、ちょこっと気になってたわけ(。_。*)))。

 

<冬瓜>

学名  :Benincasa hispida (Thunb.)Cogn.

一般名 :ワックスゴード

英名  :wax gourd

和名  :トウガン(冬瓜)、トウガヒ(冬瓜皮)

科名  :ウリ科

使用部位:外皮  、 クラス : 1

 

こんな風に掲載されているんですよね。皮には(も・かな?)利尿効果があるので、腎臓病や心臓病によるむくみの改善が期待されたり、病気じゃなくっても、肥満体質の体の水分代謝を整える目的でおススメされる野菜でもあります。野菜として食す場合は、この冬瓜は、「一物全体」の考え方「一つのものを丸ごと全部食す」という考え方から(←何の考え方かって?→薬膳←最近コレ勉強中ね~~(*´ェ`*))実も皮も種もわたの部分もぜ~んぶ食べちゃうんだけど、メディカルハーブとしての御紹介で扱う部位は「皮」と言う事になるって事でしょうかね?ハイビのブログのお題は、“メディカルハーブのナンチャラカンチャラ”なんだけど、ここは一つ、大目に見て読んでくださいませ~どぞ・・

冬瓜は植物としては、雌雄同株なので自家受粉(←誰が運ぶのかって?ミツバチさんが運びます!)で結実します。根っこは、植物の土壌媒介性の病気に抵抗性がある事から、病害虫被害の回避のために(例えばつる割れ病など)他のウリ科植物の台木として使用されたりします。原産地は東南アジアで、ジャワ全土に自生する植物なんですけど、日本には中国を経由して入ってきたそうで、沖縄県の方々は「モーウイー」って言うそうなんですけど、中国料理店では「トングワ」って言ってたかな(←耳が悪くなかったら・・そう聞こえます)。歴史的には北宋時代の宮廷料理に使われたり、中医学の聖書ともいえる「本草網目」には、「痩せている人は食べちゃダメ健康的にに痩せたい人はいっぱい食べた方がイイよ・・」ってな事が書いてあるんですけどね。他に、民間療法としては、蔕(茎)を煎じた液で肛門をチョロチョロっと洗うと、脱肛に効果的だとか・・。

成分のほとんどは水分で、他にはビタミン(E・K・B1・B2・ナイアシン・B6・葉酸・パントテン酸・ビオチン・C)、ミネラル(Na、K、Ca、Mg、P、Fe、Zn、Mn、ヨウ素、モリブデン)、食物繊維などが微量づつながら含まれております。ビタミン、ミネラル成分の中では、ビタミンCやモリブデンサンの量が多く、三大栄養素の観点からすると炭水化物が圧倒的冬瓜は殆どの成分が水って事なので、水と人の体の関係をちょこっと考えてみると、人の体は水で満たされていて、2/3は水分(←体液ね)で細胞の外・内側、体腔にあって、取り入れられた栄養素は体内で水に溶けた状態で消化・吸収される、つまり栄養素の代謝は体液の中で行われてるわけだし、体を動かした時に筋肉グリコーゲンが分解されて発生したエネルギーで熱を発生して体温を保つわけなんですけど、過剰(余分な)の熱を誰が外に出してるかって言うと、体液が汗となって、あるいは吐き出す息となって(→気化熱を取り除く)体温が一定に保たれてるわけですしね。こうしてみると、水と人の体の関係ってさ・・ふ・ふ・ふ・・よね~

なるほどね~殆どの成分が水分という冬瓜が、夏場のほてりとか、浮腫みの改善に何故良いのか?水にからめて考えてみると、なんとな~く、ヨサゲじゃないヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ!ってな気がしてきたのはハイビだけでしょか?

浮腫みをとる食材は他にもいっぱいことあるんだけどね、季節が変われば野菜などは手に入らない事だってあるでしょぉ~~(u_u。)野菜の出回る季節に、旬の物を食そう・・とは言っても、そうそう毎日同じもんも食べれんでしょうし、ねぇ~・なので、そんな時にメディカルハーブなんかを飲んでみるってのもどうかなぁ~なんてね

うっひょぉ~うまくまとまったかな?

そうですねぇ~・・代謝促進にはハイビスカス(←ハイビじゃなくってね←いつも言ってますよね~)ローズヒップゴーヤ(ニガウリ)マルベリーなんかがおススメだし、利尿に関しては、腎臓系の不調を意識するとスギナとかクランベリーソウパルメットやクミスクチン等が挙げられるでしょうか。肥満?これはいろんな要素を考えないと語れないから・・・過去の記事参照願います→・人( ̄ω ̄;) スマヌ。

まぁ・・気負わずに・・気軽に飲んでいただければ・・・いいっかな。

寒くなりましたね・・あったかくしてお過ごし下さい。

それに、この季節は体調を崩しやすい・・・どうぞ、ご自愛ください<m(__)m>

じゃまたね~~

 

 

 

 

 

 

 

ドクダミ   

(第21話 2011/06/27 )

 

sign03ドクダミ

                         Photo_2

見てくださいlovely燦燦と降りそそぐ太陽sunをいっぱい受けて微笑んでいるような「ドクダミ」clover日蔭の重鎮のように言われているドクダミですが・・こんな風景も見られますeye

そして、もう一枚!こちらは「八重ドクダミ」cloverと申しますhappy02

3

ジメジメした、この時期になると、ふと・・あれこんな所にも繁ってる・・・地にへばりつくようにどこにでもある・・こんなイメージのあるドクダミですが、先日、あまりにも美しく今までのドクダミに対する私のイメージをガラリと変えてしまった光景に魅せられてしまって・・・今回はこのドクダミの話を・・・・日本・和のハーブをご紹介致したいと思います。連日の天候不順で・・・お疲れの事かと思いますので・・・今回は、軽くご紹介で留めておきますので簡単に聴き流して~~

でも、「へ~」と、一ヘイくらい頂きたいとこ

それと・・・・八重ドクダミの、ピラピラしたゴージャスな白い花の所なんですが~花びらではなくって、総包片(そうほうへん)と呼び、花に近い葉が花弁状に変化したものなんですって*ちなみに、ドクダミの花は花弁もガクもなく、雌しべと雄しべのみからなっているというから・・・知れば知るほど不思議なヤツ(知らないハイビスカスが・・・無知!?!)

 

< ドクダミ >

学名:Houttuynia cordata ホウトトゥイニア コルダタ

ちなみに学名のHouttuynia は、オランダ人で植物学者のハウトイン(Houttuyne)

さんにちなんで、 cordataはラテン語で葉のハート型が心臓の形に似ている事からで、

スエーデンの植物学者ツンベルクさんが命名とのこと

学名のおいたちはステキ

科名: どくだみ科

和名: どくだみ( 入道草、蕺菜 )

英名:(ハーブ名):カメレオンプラント(Chameleon plant)

使用部位:ドクダミの開花時期〔6月〕に全草を採取し乾燥。

生薬名:ジュウヤク (十薬 ・ 重薬とも書くそうで)日本薬局方にも収載されています。

中国名:魚醒草(ギョセイソウ)

 

昔(江戸時代だったかな?)葉っぱに斑入りのものがあって、一度ヨーロッパに伝えられて名前が付いた後、逆輸入されて日本でも普及したそうなんですけど、ご存知でした?私はお初でして・・・斑入りの葉っぱのドクダミ写真で見ましたが、キモチワルって感じでした。中国名の魚醒草って名前は、魚が腐ったような生臭い特異臭がすることが語源で、主な用途は、解毒剤として、単独で用いられているそうな・・・大抵の漢方って、イッパイこと色んなもんが混ぜられているでしょ?でも、これは単独で、意外にシンプルって感じね~

<含有成分>

(生)の葉っぱには、フラボノイド(クエルシトリン、イソクエルシトリン、アフゼリン、ヒぺリン)デカノイルアセトアルデヒド・ラウリールアルデヒ(臭いにおいの素ですが・・)

(乾燥)葉っぱには、フラボノイド(クエルシトリン、イソクエルシトリン、アフゼリン、ヒぺリン)

 

デカノイルアセトアルデヒドは臭気成分抗菌作用が解かってきて、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌、白癬菌(はくせんきん)などの細菌や、ある種のウイルスの活動を抑える力があると言われてますが、乾燥させると酸化されるため、抗菌効果は無くなっちゃうんですよね、(ザンネン~~ン)でも、昔の人はこれを知ってか知らずでか生の葉っぱをもんだり火で炙って化膿止めとか、擦り傷とかに葉っぱを幹部に貼ったりして使ってたんですって(そう言えば、十数年前の話になるけど・・・うちの婆さんもよくやってた・・・最も子供だった私は臭いのが嫌いで・・・フンそんなもの・・・って感じでしたが、今思えば残念な事をしてたな~ってシミジミなんだけども・・・ね)

他の成分では、クエルシトリン、イソクエルシトリンによる作用として、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する作用が考えられますでしょうか?中医学でも、解毒・浮腫・余分な熱をとりさる・水分代謝を良くする・・・・などの効果があるとされておりますよ。

生の葉っぱは、外用に(湿布とか・・)、乾燥した葉っぱは健康茶に・・・まさに民間治療薬として、利用されてきたみたい。

ドクダミの青汁を知ってますか?見ただけで・・飲んだ事はありませぬが・・・葉緑素(クロロフィル)とデカノイルアセトアルデヒドが、成分が損なわれずに済むから、胃痛、十二指腸潰瘍にも効果があるらしいんだけど・・・“良薬口に苦し”って(アセト・・・の場合は苦いというより少し香りが・・・・)まさにこの事かな?

じゃまたねぇ~ん