(2020-4)
副題・田舎の味・・・棒だら煮
こんにちは(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
315話に続けて・・もぅ1話お披露め~(‘ω’)ノ
いきなりですが「棒だら煮」という食べ物というか、献立をご存じですか?
都会の方々には馴染みが薄いかもしれないけど、新潟県生まれの田舎者のハイビにとっては、特に珍しいものではなく、子供の頃、食卓にありました。ん?
(。´・ω・)? ありましたって?ど~ゆ~こと(。´・ω・)?
並んでいたというか、あっても、あまり食べなかったメニューの種類に入るでしょうか?
煮つけられているので(醤油味)地味な色を帯びていて、好きではなかったかも?
それに、子供の頃は匂いが気になるものは食べない子供だったので・・・
なので、東京に来てからは、一度も食べたことがなかったというか、自分で作った事もありませんのです💦💦(←汗だく・・
ところが、先日、笹団子を買いに新潟県の物産のアンテナショップへ出かけた際、袋詰めされて籠に盛られた“棒だら”を見つけて、あれ?懐かしいなぁ~~と思い、お買い求めしてきました。誰がこさえるの?という疑問がありましたが、多分・・ハイビがつくるのかな?なんて風に思いながらです((´∀`))ケラケラ~
干し魚特有の匂い、できれば・・洋服に移ってほしくない匂いがします!
ご存じの方は、臭い‼と仰るかもしれませんが、ほんとっ❣袋の上からでも、魚の干物の匂いを感じるほどです。
”棒だら”とは?
どんな風に説明されているのかな??調べてみて、驚きました❣
歴史ある食材でした。
結構古いながらも、関西の方では正月料理として存在してるそう・・(゚д゚)!❣
それと、棒だらとは、江戸時代から作られており、東北や北海道で水揚げされた真だらを使った素干(すぼし)のことで主に12月から2月までの冬の期間に主に北海道で製造されているそうなんですよね。鱈を加工して、主に関西地方へ運ばれ、次第に全国に広まったそう・・・
数ヶ月もの間「天日干し」で乾燥させて作るので、“棒だらで釘が打てる”と言われるほど身が固いのが特徴なので、乾物の棒だらを戻す場合は、たっぷりの水につけ、1週間から10日水を替えながら十分に戻し、食べやすい大きさに切り、番茶で30分下茹でし、水でさらしてうろこなどを取り除いてから使う云々との説明がありました。
乾物の状態の写真撮るの忘れてしまいました(´;ω;`)ウッ…・・
お見せできずで・・すみません<m(__)m>
ハイビが買い求めたものはカットされていて、水で戻す時間も“一昼夜”とありましたので扱いは簡単かな?
添付の説明書がコレ、これがなければお料理することができませぬ(´;ω;`)ウゥゥ・・
大事なバイブルねぇ~
2日間、水を取り替えながらもどして・・
説明書通りに灰汁は捨てて、たこ紐で周りを縛ってコトコト・・煮詰めました。
味付けは麺つゆで、チョイ甘辛にしたかったので、
赤唐辛子を2本ほど入れてもみましたよ
こんな感じに大鍋で落し蓋をして、3時間ほど、コトコトコトコト・・・
説明書に「煮ていると、たらの骨がちょこんと出てくるので・・・」とありましたが
ほんとかよ!?と思いつつ・・・眺めていたら、
骨・出てきたっ (゚д゚)! (*’▽’)
↓
骨がちょこんと出てきたところ~
食す際にはたこ紐は取り除きましたけどね、美味しくいただきました(*’▽’)
お酒をたしなむ方に、是非召し上がっていただきたい献立かもです
興味のある方は、是非にもトライしてみてくださいませ<m(__)m>。
今の時代は圧力鍋があれば、昔の人が半日かけて調理した献立も、あっ(゚д゚)!という間に出来上がるのでしょうが、豚の角煮、カレー、具沢山スープ・・エトセトラエトセトラ・・・ハイビはコトコト煮る料理が大好きです❣仕事からの緊張が解ける日曜日の夕刻からが至福の時間(とき)、今週はどんな鍋をかけようか?と考えながら、いそいそと帰ってまいります。
棒だら煮に添付の説明書の最後に書かれていたのだけど・・・
【山奥では動物性蛋白を摂る手段として、塩漬けの鮭や鯨、乾燥したにしんやたらでした。棒だら煮が食卓に上がるのは年に数える程しかなく、鮭はお正月の、棒だら煮はお盆の御馳走として各家庭の味が伝えられていました。】とありました。
風土に根差したくらしの知恵が生んだ食材だったのね~(‘ω’)ノ
そぉ~言えば、昔・いつもあったわけではなく、たまぁ~に食卓に上ってたっけ?あれはお盆の頃だったのかしら?と、記憶が、望郷のかなたに消え去っているかもです・・・ハイビの中に眠っている田舎の御馳走の記憶、他にはどんなのがあったっけか?
今度また、アンテナショップをぶらぶらしてみようかな~👣~~
じゃまたね
✿ ✿ ✿