第255話 ディルの葉っぱ・・その後 💛

 

 

昨年秋の「マイペースの会」(←例の女子会ね💛)の宴に出てきた“ディル”の若葉、あれからというもの、我が家の野菜室の隅っこに常備するherb🍂の仲間に加わりました(*’▽’)

 

以前、ディルの学名はAnethum graveolens、セリ科の一年草で、和漢名は「蒔蘿」(ジル)、BC4000年にはメソポタミアを征服したシュメール人によって栽培され、その後中近東や欧州に広がったと考えられ中国に入ってきたのは8世紀頃、スパイスとして用いられているのは種子(=ディルシード)で、若葉にも爽やかな辛味がある云々・・ディルの語源は「鎮める」という意味のスカンジナビア語に由来し、漢方名の「蒔蘿」は、駆風剤を意味し、芳香性健胃剤、駆風剤として使われたり種子を水蒸気蒸留した蒔蘿水は小児の食べ過ぎなどにも用いられたそう~📖・・ってなことをゴチャゴチャ語ってはみたけど、もっと知りたくて、今回はそこんとこをherbチックに熱く語ってみようかなぁ~って思うんですよね。

 

お忙しいでしょうが、ハイビの無駄話(←こういう人が周りにいるのよねぇ~)

ハイビがウンチクはを語りだすと、「始まった✨始まった✨無駄話が・・・」とか、

「能書きはいいから~早く食べよっ(*’▽’)」て言う方が・・

泣いてやるぅ~~💦💦だわね。

 

まぁ~いいわ どうぞ、ハイビの無駄話一に、ひと時のお付き合いをお願いいたします。

 

 

 

じゃぁ~まずは、前菜を一品~どぞ。ディル葉を載せたテンコ盛りのサーモンのマリネね💛

 ・・・・・・・・

意気込んではみたものの、この香りあまり馴染の無い方が多いかもです。

それと、姿をみて「あ~ぁ・・あれね」といいながらも、頭の中ではフェンネルの若葉を想像してる人・多し((*-ω-)ウンウン♪

 

  畑に群生して生い茂るフェンネルの姿・・・

 

 

確かに似てます 似てます

 

フェンネルの若葉  

 

 

 

馴染みのない香りの正体

含有する精油成分といったら、d-カルボン、ジラピオール、DHC、Eugenol(オイゲノール)、リモネン、テルピネンおよびミリスチン酸等で、Eugenolなどと聞くと消毒薬を思い出すのはハイビだけでしょか?Eugenolには、チモールに似た抗菌作用があり、歯科治療での有効な消毒鎮痛剤局(所麻酔剤)ともなり得る成分、過酸化脂質を強力に抑制する作用や、アラキドン酸と血小板活性化因子(PAF)の両方を抑制する作用なんかも立証されてたり、マダマダ詳細な研究を必要とするとはいえ、糖尿病患者の血糖値を低下させることも判明しているそうで、身近なスパイスではベイリーフやオールスパイスの主成分でもあります。

なんて風に言ってはみたものの、「だから?何よぉ~?」と声が飛んできそう・・

こんな成分も入ってmixされてるから“馴染みのない香り”って言われるのだろうなぁ~って事を言いたいわけね。。

 

栄養成分に眼を向けると、まずはビタミン類が豊富

葉酸、リボフラビン、ナイアシン、 ビタミンA 、β-カロチン、ビタミンCなどで、ビタミンA、 β-カロテンといったら、天然のフラボノイド系抗酸化物質、ビタミンAなんかは健康な粘膜および皮膚を維持するため、良好な視力のために不可欠といわれる成分ですしね~。

ビタミンCも見逃せませぬ❢抗酸化物質の代表選手、感染性病原体に対して耐性を発揮しつつ有害な炎症促進性フリーラジカルを浄化するのに効果大なんだそう❢❢人間の酸化を・・老いを遅らせる一手段にもなりえるっかなぁ~(*´▽`*)

ミネラル成分も見逃せません❢❢

銅、カリウム、カルシウム、 マンガン、鉄、マグネシウムなどが含まれてて・・って、ここまで言えば思い出す事あるでしょぉ~

 

THE“ 活性酸素 ”でございますぅ~💛

 

ハイビセンセの登場~( ̄― ̄)。。

亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)・・・

「ミネラルの中でも微量元素に分類され、体内に存在する最も一日当たりの必要量も非常に少量ですが、いずれもラジカルスカベンジャーとしての酵素を構成する重要な物質です」

 

~~~by medical Herbハーバルセラピストコース・テキスト~~~

第10回 生活習慣病の予防に役立つメディカルハーブの項より引用。

 

実際には、銅、亜鉛、マンガンなどは、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の補酵素としての働きが・・多くの重要な酵素の補酵素として働くのですよね。亜鉛は欠乏すると味覚障害に陥るという事はご存じかとお思いますが、成長および発育・消化および核酸合成を調節する多くの酵素の補酵素となっております。

カリウムは、心拍数や血圧をコントロールするのに役立つ細胞や体液の重要な成分ですし、ねぇ~

こんな風に見ていくと、恐るべし“ディル葉”って感じでしょ?

 

医学的な研究の幾つかを探しまくったところ、ありました(゚д゚)!

タイのKhon Kaen大学のBiostatistics and Demography部が行った研究では、10代後半または20代前半の月経困難症に対して、痙攣に伴う不快感や痛みのいくつかを軽減したことが明らかであった・云々・とか、

American Journal of Therapeuticsに掲載された研究によると、モロッコの南部からのディルの水性抽出物の抗鬱剤および鎮痛特性を調べることを目的として行った結果、ディル葉の抽出物を被験者に投与し、薬物参照( セルトラリンおよびトラマドール )と比較した場合、有意な抗うつおよび鎮痛効果を示した・云々・とか、

高コレステロールのハムスターにおいて、脂質プロファイル、肝酵素、遺伝子発現および酵素活性に対するジル抽出物およびディル錠剤の効果が陽性であることが証明された・・・とか記されたりもして、実に驚き❢

 

 

多くさんの抗酸化物質、ナイアシン、ピリドキシンなどのビタミンのなせる技というか・・ですね。

血中コレステロールのコントロールに役立つ成分は食物繊維を保持しているからなんだそう・・(´;ω;`)ウゥゥここまで言うか?という感じではありますが、まだあるよぉ~

虫よけにも効果があるらしい❢

 

天然アロマの虫除けスプレー「アンチ・バグ」、夜風が心地よい季節になると、必ず作ってバッグに入れて持ち歩くハイビにとっては、朗報かもです(*´▽`*)

 

大抵はレモングラスの精油とか、レモンユーカリ精油とエタノールで作っておりますが、ディル葉の精油でもできる❢?

いいかもですぅ~💛

 

空腹感で絶望的になってる帰宅の頃、ディルの香りのするスプレーをシュッと一吹き・・

虫除けどころか、脳裏を走馬灯のように駆け巡るサーモンマリネの姿が・・・そそられるぅ~

 

 

  

それと、きのこの旬は秋なんだけど、冬でもスーパーにはテンコ盛りで売られてるもんだから、ハイビは、きのこの塩漬けを作る際にもディル葉をちょこちょこ入れたりしてるのよねぇ~

 

 

漬け汁にお酢もいれて発酵させてつくるこのきのこの塩漬け(ピクルスとも言うでしょうか?)は、3~4日でできるんだけど(夏はもっと早く出来る)、出来上がるとそのままバグバグ食べたり、スープの具材にしたりと実に重宝もん❢

冷蔵保存で1~2ヶ月は持つらしいけど、1週間くらいで使い切ってしまうのよねぇ~

売ってるピクルスは少々お酢の味がキツイ(´;ω;`)ウゥゥ、なので、自作の物は少々お酢は控えめにして~と、自分好みのピクルスが食べれるのも嬉しい~

 

 

きのこの塩漬けもそうなんだけど、キャベツは一個まるまる買ってきてザクザク切り刻んで発酵漬けにしちゃいます。日本の漬け物は、重しをのっけて作るけど、ロシア料理は“浮かし漬け”という方法で乳酸発酵をさせるのが通例~

 

あっ(゚д゚) 何故ロシア料理かって

 

以前、極寒の地・ロシアの冬は長いけど、そこに住んでる方々の知恵というか、それなりに土地の具材を上手く保存しておいて、寒くて長い冬でも食卓に並べて食する姿に感動した事がありまして、あの時の感動を忘れずにいるって感じでしょうか?えっへへ

 

保存食は新鮮な時と比べて、味も栄養成分の面でも異なってたりもしますが、食品の保存方法などは勉強になるかもなぁ~と思いましてね。

今は、すこぶる機能満載の冷蔵庫で鮮度も保てる・・とはいっても限界がありますし・・・

「その時その時に買って食べればいいのよ❢」とは言え、今の時代、その時に手に入るものが果たして新鮮なものかどうかは???

よぉ~く見ると、切り口が干からびてるのでは?なんて思う野菜も売ってたりするから悲しくなってしまいます。

こっちが少し利口になって、考えて食すればいい事なんでしょうけど・・・怪しい自分もいたりして

 

電車でチョイ知ってる郊外に出向けば、農家の方が売り出してる野菜売り場に立ち寄って、しこたま担いで帰ってきます(ハイビは力持ち❢なんだけど、電車の中では軽め➡その心➡➡➡ 浮いてるかもぉ~オバサン・・(´;ω;`)ウゥゥ )

 

 

なので、先人の残した智恵をうまく利用していこうかなぁ~なんて思いつつ、ロシア料理もちょいお勉強してるわけね

“先人の残した智恵”なんかあるよなぁ~(←生気論?)

最初に美味いもんあり~・・・・・で、ウンチク・能書きは、そのあとで・・・ですかね。

じゃまたです。

いつも長々とおしゃべりしちゃって・・・お付き合いありがとさまです

 

 

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