第233話 アルカネットと紫色
こんちゅわあ~(*´▽`*)
桜坊のお話をしたのは、節季「芒種・末候」のころ・・そろそろ「夏至・初候」を迎えようとしております。
如何お過ごしでしょか?
今回のお題は?最終的には・・うぅ~んとね、メディカルハーブに辿り付くんだけど・・・
要は、紫色にまつわる話が主、で、次に石
(←ヤッパシ・・出るね・・石の話 )
・・・で・・・先日出かけた薬用植物園で見かけた、小さい花のお話からまいりますぅ~
アルカネット
別名(簡略名)を“アルカンナ”ともいう植物を初めて見た時、何となく懐かしさがこみ上げてまいりました。
子供の頃ママゴトで使った葉っぱ・花に、こんな花があったような(゜o゜)?
アルカネット
Anchusa officinalis
ムラサキ科の植物(形状や性質がとてもよく似ている同じムラサキ科のアンチューサをアルカネットと呼ぶこともあるそうですが・・)
利用部位は「根」、太い根は桃褐色や赤色の染料として利用
安全性のクラス分類は2(クラス2➡植物含有成分の使用に関する資格がある専門家(医療従事者)による特別な指示がない限り、2a・2b・2c・2dの使用制限が適用される)となっております。
生薬名は、牛舌草(ギュウゼツソウ)
古代エジプト時代から化粧品の紅色染料として用いられ、成分は色素のアルカニン、原産はヨーロッパ、アルカネット色素は、赤色または赤紫に着色するために使われ、その色素の精製はムラサキ科アルカネットの根からエチルアルコールを使用して抽出したもの、主色素はアルカニン、えっ(゚д゚)!エチルアルコールで抽出❢?メディカルハーブチックに言ったら、
“チンキ”じゃん❢❢と、ひらめいた方もいらっしゃるかと(*’▽’)?
さしずめ、アルカネットのチンキの色は赤色系って事が想像できるかと(*’▽’)。
そう言えば、セントジョンズワートの色素成分➡ヒペリシンも暗赤紫色でしたよねぇ~復習(*´▽`*)復習💛
アルカニン色素を成分とした染料に、媒染剤としてミョウバンをいれると、灰緑色の染料を作る事もできることを聞いて、またまたメディカルハーブチックに考えてみれば・・・
ウスベニアオイのハーブティーにレモン汁を垂らすと桃色に、重曹を垂らすと緑(青)色に(^^♪ といった液性変化もみれる事を想像して頂ければ嬉しいかもですぅ~(*’▽’)❢❢
ウスベニアオイの各論でお示しすると、大抵の方が写メを撮ります~(^^♪
アルカネットの花は・・・・
エディブルフラワー(食べられる花)としてサラダ、飾り、砂糖漬けにしてケーキやババロアに添えたりして利用もできるといった記載もチラホラ見かけますが、今では成分に毒性を示すものも見つかっております。人への影響についての試験では特に目立った問題はなく他の色素と比べてもさほど高い危険度ではないとは言え、近年では、アルカネット色素の成分の中に肝臓に有害な物質(青酸配糖体(lithospermoside)のピロリジジンアルカロイドかと・・)が含まれていることがわかり、食用には使用されなくなってるんですよね、なので良い子の皆様は食べちゃダメね❢(食べないか?)ハーブティーとしていただく場合は、安全性の面で結構・・縛りがキツイ❢❢
色素のアルカニン?
ㇱコニンともいい、赤色粉末にして化粧品や食品の着色に用いられた歴史があり、古代エジプト、ギリシャでは、根の外皮を唇や頬を赤く染めるメイクアップの染料に用いたり、古代ギリシャや ローマの時代から染料とする以外にも、下痢止め及び皮膚病に内外用したり、食料品やワインの着色染料としても使用したそうなんだけど、日本においては、奈良時代に既に染料として乾燥した紫根を粉にして、湯で抽出してから灰汁で媒染して染色したという記録もあります。
ほれっ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° えっ(゚д゚)!なになに?
江戸時代の時代劇を見てると、たまあ~にエライお殿様が病に伏してるシーンで、紫色のシルク布(←シルクだと思うけど、木綿だったんかな?)を頭に巻いている光景を見た事あるっしょ❢?
若くてイケメンのお殿様が病に伏している図と思ってください❢ちょっと怖い((+_+))・・?
↓歌舞伎だと、こんな感じで紫の鉢巻を結んでいるけどね・・・
これってお洒落でもなんでもなくって“江戸紫”で染めた“病鉢巻”を頭に巻いておくことで病気の症状を和らげると考えられていたらしいのよね(゜o゜)、薬草の効果と、おまじない的な意味を持っていたらしく、頭痛軽減には、こめかみに梅干をのっけて鉢巻で固定していたという説もあって実に興味深くもあります。
今風に言うと“創傷治癒促進作用”に効果を期待してたって事になりますでしょか?
むかしむかし・・・・
紫色は高貴な色とされ、滅多に下々には許されなかったけど、江戸時代にようやくお許しが出て、江戸紫(←花ラッキョウじゃなくって✨✨・・)の色調がもてはやされたんだそう・・その後、本草や漢方の研究の進歩から、薬用性に注目がいき、江戸時代中期に華岡青洲さんが、紫根・ゴマ油などで「紫雲膏」を調合して皮膚病、火傷、痔疾、水虫の薬を調合したり、他の効能と言うと、抗炎症・解毒・解熱の薬効があると考えられておりましたそうな。
(紫の鉢巻き姿、花魁とか浮世絵の助六の絵にもみられるけど、この方々も病気だったんかな?江戸紫のお洒落だったでしょかねェ~(。´・ω・)? ハテ? )
最も、紫色自体が色の中でも最も波長の短い色であり、ホルモンの安定・神経痛・精神的ストレスに効果がある色とされているそうなんですよね、
紫ねぇ~( ̄д ̄)ふぅ~ん・・そう言えばっ(゚д゚)!忘れちゃいけない
紫色➡amethystだあーヽ(^o^)丿って、
これを言いたかったこと・・みえみえねっ❢( ̄д ̄) この梅雨時期に、何故か?なぜか・・・アメジストのちょこっと大きい置き物が我が家に・・・
こっちはリビングのど真ん中においちゃってますぅ~(*´▽`*)
立ち姿、何気にワイルドだぜぇ~っ~❢って、思うのよね。
6月初めのミネショーで、この石をじぃ~っと見てたら、我が家のある一角に鎮座している姿が浮かんできて、もう心の中では「連れて行こう❢❢」って決めてたんですよね。
う~っとり眺めてたら(お買い求めする気バンバンだったて言うのに・・)Mr.マティウス(←この石の販売人で、ブラジル産のamethyst売りの御方、以前お披露目したカペラを所望したお店の売人)ったら、お値段で悩んでいると思ったんでしょか?●000円程まけてくれた(゚д゚)!ミネショーでお知り合いになった、アイサさん(←マティウスのお店の、日本のミネショー専属の通訳さん)も、しきりに「ヤスッ」「ヤスッ・・」って呟いてたっけ(゚д゚)!(´―`*)ウンウン(・∀・)ウン!!ハイビもそう思いますぅ~❢❢
そんなつもりじゃなかったのにぃ~と言いつつも、ニマニマ(*´▽`*)浮いた予算でwineでも買ぉ~と、気分よくして10k以上ある石ころを、大事そうに抱えて帰ってきました💛
ギザギザの結晶面が、山・連山にみえる気がして・・・なんともはや・・いいのよねぇ~ 💛
Amethystにまつわるお話・・・
美徳を表す宝石・アメジスト。
古代ギリシャ人はアメジストのカップでワインを飲むと酔わないと信じていた・・云々。
これは、ギリシャ神話に基づく言い伝えであり、アメジストは、ディオニソス神によって作られたとされております。
女神ディアーナ(ラテン語=Diāna、英語読み=Diana(ダイアナ)、ローマ神話に登場する狩猟・貞節と月の女神ですが、この方、ギリシャ神話においては、狩猟・貞潔の女神で後に月の女神ともなったアルテミスさんを指してるのね、なので、「ディアーナが・・」とか、「アルテミスが・・・」とか云う風に、この女神さまを表す記述がちょこっと難ではありますが、同一視ね)
要するにアメジストが忠誠を誓った女神様の事~です)に、忠誠を誓うアメジスト(➡月の女神に仕える女妖精さんです)が、頑なに純潔を守り続けることに怒った豊穣と宴会の神デュオニソスが、餓えた猛獣に彼女を襲わせるのですが(なんてことを)・・・デュオニソスの解き放った獣が彼女に襲い掛かろうとする寸前に、女神ディアーナがアメジストを純白の石英(水晶)に変えちゃったそうなのね・・・・・で、酔いから覚めたデュオニソスは反省したのかな?自責の念に駆られて、wineの酒杯に涙を流しましたところ、零れ落ちたwineの滴が石英(水晶)に飛び散って・・・石英(水晶)がwineの色を吸い込んで紫色になったそうなのね
(― ―〆)マッジかよ~とは思いますけど、ここは穏便に~何せ、神話だからね(^◇^)
で、その石(紫の水晶)は、彼女の名をとって“アメジスト”と呼ばれるようになったそうな・・・
こんな話から、アメジストは「酔わせない」という語源を持つことに、アメジストの杯で酒をたしなむと悪酔いしないという伝説もできたりして今日に至ってるそうなんですけどね。
初期のキリスト教会でアメジストは、人を真面目にさせる性質があると信じられていたり、インドでは身体のエネルギーの中心に関係づけられてもおります。
かのレオナルド・ダ・ビンチさん曰く
「紫水晶は邪悪な想念を霧散させ、知性の働きを活発にする」と・・・。
そう言えば、最近やけにハイビの身体にアメジストが接近してるけど・・・
邪悪な想念が溜まってるとでも?知性が落ち込んでるとか ・・・神様あ~
~お酒は強くはないけど酔わない程度ならイケルけどぉ~これは、関係ないっか
“痛みに効く色”と言えば、紫と青、“痛みに効く石”とされるものは数々あれど(例:スモーキークオーツ、ロードクロサイト、ロードナイト、ターコイズ・・)アメジストは、切り傷・打撲・腫れの時など、痛みを緩和する効果があると言われて、緊張型の頭痛ではアメジストや水晶を頭に触れさせると痛みが和らぐとも・・・。
あっ(゚д゚)!ごめんなさあ~い❢またまた石の話ばっかしで・・・
ジャーン°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°ハイビ専属の謝り係登場
いつもの事で・・すみません。。
頭痛に効果が期待されるメディカルハーブと言えば・・・
フェンネル、ローズマリー、ベルベーヌ、レモンバーム(メリッサ)等のBlendがおススメ~💛Blendするとこんな感じで・・かなり・・地味ね(*´Д`)
サーバーに入れて、暫し湯気に混じって漂う香り(モクモク~)にも癒されますぅ~ 香りを想像するだけで、ゴックン💛
頭痛がしてなくても、このBlendは、ほっとしたい時などにも・・どぞ💛 ローズヒップとか、ペパーミントをBlendしても
じゃ またね~
今日も長々とお付き合い頂いて、どうもありがとさまぁ~でした